これまでの経験で感じたことを、つらつらと述べていきます。

トップに立つ人間に専門知識は必要なのか? リフレイン

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この話題は、いつかやろうと思っていたのですが、
手塚氏Horus氏が発表されていたので話題に乗っかることにしました。
 
で、私の意見ですが。
組織には、統制上の上下関係は存在しますが、
それは組織内のリソースや機能を効果的に作動させるためのもので
人間としての貴賤からくるものではありません。
つまり、いわゆる「トップ」も、
その中の役割のひとつに過ぎないということです。
 
ではそのトップの役割について。
これはトップに限らず管理する立場の全てに言えることですが、
 
配下のメンバーにタスクを割り当て、
タスクの結果を判断して評価し、
組織の利益を最大化するように導く。
 
これだけです。
 
ここで一番重要になってくるのが、
タスクの結果を妥当性をもって判断できるか、です。
 
従って、判断に専門知識が必要なら、
当然それなりの知識を有していないと管理者は務まりません。
ですが、別に自分で判断できない場合は、第三者に判断を委ねても問題ありません。
ただし、今度はその第三者が公正にジャッジしているのか、を
管理者は判断できているという担保が必要になりますが。
 
そして管理者は、その結果をもって、公平に評価する責任があります。
それがプラスなのかマイナスなのかにかかわらず、です。
このとき大事なのは、マイナスであっても絶対に有耶無耶にしないことです。
 
以上をこなせる特性を持つ人が、管理者、ひいてはトップになる人です。
 
よく「企業のトップは○○人の今後の人生の責任を持つので...」云々という人も居ますが、
組織のメンバー側からすれば、トップの方針が合わないのであれば、
そこから離れればいいということですから、お互い様ですよね。
 
それに正解なんてないわけですから、
トップは自分の信じたことをすればいいだけです。
 
以上ですが、こういった私の土台の基本は「韓非子」です。
このあたりも、機会をみて投稿したいと思います。
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