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第604回 新幹線はどの座席に座るべきか

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 私はここ10年以上毎週東海道新幹線に乗っています。主に指定席を使っているのですが、どの座席に座るかは結構重要なポイントだったりします。そこで今回は新幹線のどの座席に座ると快適に移動ができるか、私なりの考えをまとめてみました。

■シートレイアウトから座席を考える

 ここではN700系新幹線の指定席のシートレイアウトからどこに座るかを考えてみます。一応、自由席でも概ね同じように考えることができますが、思い通りの場所に座れるかどうかはその時の状況に依ります。また、グリーン車はシートレイアウトが違うので今回は対象外とします。

 まずどんなレイアウトになっているかはこちらをご覧ください。

JRおでかけネット 車両案内(N700系)

 N700系のシートレイアウトは3列シートと2列シートに分かれています。3列シートの窓側からA席、B席、C席となっておりC席は通路側です。同様に2列シートは通路側がD席、窓側がE席になっています。

 ここでそれぞれのシートの特徴をあげます。

A席:3列シートの窓側。窓があるため景色を楽しむことができます。N700Aでは窓側とコンセントとフックが付いており、実質このコンセントやフックを使うことができる席となっています。また、地味に窓側にエアコンの通風孔があるので、夏場は有難かったりします。B席は比較的埋まり難いので横を空けて座りたい場合には2列シートのE席をより適していますが、B席が埋まってしまうと3列の一番奥(窓側)に押し込められる形になるので、トイレや喫煙ルームに行きづらくなる点がネックです。個人的には一番好きな場所です。

B席:3列シートの真ん中。基本ここを好んで座られる人はいないと思います。座席を取る時も大抵一番最後まで残るのがこのB席です。B席に座るケースというのはどうしても新幹線で移動しなければならない場合に何とか席を確保する目的で取る場合が多いと思います。そのため、B席が埋まってくると車両が混雑してきます。B席はA席とC席に挟まれた形になるので身動きが取りづらく、リラックスしづらい印象があります。どうしても移動しなければならず止むを得ずに取る場合以外はあまり座りたくない席です。

C席:3列シートの通路側。窓、コンセント、フックを必要としない場合はC席を選ぶという選択肢もあります。D席と比べ隣であるB席が埋まりにくいため隣を空けて座りやすいというメリットがあります。A席の最も大きな違いはトイレや喫煙ルームへの行きやすさです。比較的席を立つことが多い場合にはこの席の方が適している場合もあります。ただ、A席、B席が埋まっている状態でC席のテーブルを広げてしまうと、A席、B席の方が通路に出ようとする際、いちいちテーブルをしまわないといけないため、テーブルを出しっぱなしで寝てしまうと、途中で起こされる場合があります。

D席:2列シートの通路側。基本的にはC席と同じですが、こちらは隣のE席がほぼ埋まっていることが多いため、隣に人がいることが想定されます。その点がC席との違いです。個人的にはこの席に座ることはほとんどないです。

E席:2節シートの通路側。A席との最大の違いは隣の席(D席)の埋まりやすさです。それ以外はA席と同じですが、A席と比べ通路へは出やすくなるので、隣に人が座ることと通路への出やすさのどちらを優先するかでA席にするかが決まってくると思います。

 また、これ以外にも車両の最前列、最尾列にも特徴があります。

最前列:N700A系には最前列、最尾列のすべての座席にコンセントが付いています。また、テーブルが他の席よりも少し大きく、足元が広くなっています。なので、A席、E席が埋まっていてコンセントが使いたい場合、最前列を選ぶという選択肢もあります。

最尾列:ここもコンセントが使えるというメリットがありますが、最尾列の最大のメリットはどれだけリクライニングしても迷惑をかけないという点にあります。そのため、リクライニングをMAXまで倒したいという方は最尾列を選ぶと快適かもしれません。また、最尾列は座席の後ろが特大荷物スペースになっているため、ここを利用することができます。以前は最尾列A席を好んで使っていましたが、最尾列はA席とB席をセットで予約される方が結構いるため、B席が埋まってしまう場合が多く、通路への移動が難しい場合もあります。

 大体私の各座席の評価はこんな感じですが、これがN700Sになると全座席にコンセントとフックが付いていたり、窓側の通風孔がなかったりするので、多少勝手が変わってきます。

■用途別の座り方例

 それでは、これらを踏まえた上で用途別にどのシートに座れば良いのか、私なりの考えを書きます。

PCやスマホを使いたい人:電源が使えるA列が理想。ただし、仕事目的で考えるならばS Works車両(7両目)の選択肢もアリです。(S Works車両はWifi速度も速くなっている場合があり、追加料金を払えばB席が間仕切りになっている特別なシートに座ることもできます)

休息したい人:A席が理想。B席が空けばほぼ邪魔されることなくぐっすり寝ることができます。

トイレやタバコなどで移動することが多い人:C席が理想。次点がD席。隣が空きやすいC席が一番良いと思います。

大きな荷物がある人:最尾列C列、もしくはD列。これは座席後ろの特大荷物スペースに関連するのですが、A席やE席の場合は荷物を奥(窓側)に置かなければならず、それ以外の席(B~D席)の人が荷物を置いた場合、出すのが面倒になる場合があるためです。尚、特大荷物コーナー付き座席を選べば、デッキにある特大荷物コーナーを利用することができます。荷物が重たい場合などは座席の上の荷棚に置くのも大変なのでデッキの特大荷物コーナーを利用すると簡単に荷物を置いておくことができます。

 ちなみに私は最近はずっと新幹線で寝ているので、普段は最尾列以外のA列を選ぶことが多いです。。。

■新幹線ライフを快適に!

 そんな訳で、今回は新幹線の座席について書かせてもらいました。

 これから年末年始にかけて新幹線を利用される方が増えると思います。ぜひ、ご自身の目的に合った座席を選び、快適な新幹線ライフを過ごしてくださいね!

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