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第221回 社会人の学びを考える

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 最近は空いた時間を使って1級キャリアコンサルティング技能士の勉強をすることが多くなってきました。受検日が12~2月にかけてなので、徐々にペースをつくりながら勉強しているのですが、歳のせいかなかなか知識が頭に入ってこないことも多くなりました。そのため、今は我慢(? )をしながら受検勉強をしています。そこで、今回は社会人の学びについて考えてみたいと思います。

■私の資格取得勉強法

 ITエンジニアが学びとして選ぶモノに資格があります。ITエンジニアは仕事をする上でさまざまな技術スキルが要求されますので、これらに関連する資格を取得することは、技術力を有していることの1つの証になります(ならないこともありますが...)。そのため、ITエンジニアは自らの意志で資格を取得し、自らが望むITエンジニア像に近づこうとします。

 ITエンジニアの資格には大きく分けて情報処理技術者試験ベンダー資格に分かれます。情報処理技術者試験は経済産業省が行う国家試験の1つでITエンジニアの職種に応じて12種類の試験が実施されています(2016年現在)。この試験の特徴はITパスポート試験を除き、原則として年1~2回決まった日時で試験が行われます。そのため、難易度の高い高度区分の試験になると数年単位で取得を目指すなど長期的なプランニングが求められる場合もあります。

 それに対してベンダー資格はIT関連製品を製造・販売するベンダー(企業、メーカー)が、自社で開発した製品についてそのユーザーが適切な操作技術や管理技術を満たしていることを認証することを目的とした民間の資格制度のことです。種類や難易度はさまざまですが、試験の特徴としてCBT方式で行われていることが多いです。CBT方式とは『Computer Based Testing方式』といい、コンピュータを利用して実施する試験方式のことです。 受験者はコンピュータに表示された試験問題に対して、マウスやキーボードを用いて解答します。そして、試験終了時に合否結果がすぐに表示されることが多いです。また、受験日を選べる場合が多く、勉強の進み方に合わせ、最適なタイミングで受験することができるようになっているのも特徴です。

 私はベンダー資格を結構数もっていますが、それらは主にCBT試験で取りました。CBT試験は選択式の問題が多く、3~5問から正解を選ぶ形式が多く、試験対策として一般的に市販されている問題集もこの形式にならっているモノが多いです。そのため、私はCBT方式の試験を受ける場合、以下のような勉強法をしていました。

資格取得勉強法

  1. 全部の問題の正解を暗記する。このとき、なぜその選択肢が正解なのか、その理由も含めて暗記する。この方法で正答率が95%を超えられるようになったら次に進む
  2. 不正解となる選択肢の理由を含めて暗記する。この方法で正答率が95%を超えられるようになったら、別の問題集を解く
  3. 別の問題集も1.~2.の状態で問題を解き、正答率が95%を超えられるようになったら、受験に臨む

 私の場合、毎回この方法で合格をしてきました。この方法ではとにかく暗記が命で、解説の意味が分からなくても構わないので、とにかく言葉どおりに正解や間違いの理由を暗記します。一見、無茶なやり方に思えますが、問題を解き進めていく内に、以前は意味が分からなかった内容も自然と理解ができるようになってきます。そうして1冊問題集をやり切る頃になると、問題集の知識は丸々頭の中に入っています。それをもう1冊行い、2冊分の知識を蓄えた状態で受験するのです。

 ただ、この方法はあくまで試験に合格することを目標としたやり方なので、この方法で技術やスキルが身につけるけるのは難しいと思います。しかし、取り急ぎ資格を取って、技術やスキルはその後にじっくり腰を据えて身につけていくという場合には効果的な方法だったと思っています。

■社会人の学びを考える考える

 今、勉強している1級キャリアコンサルティング技能士の試験は大きく3つのカテゴリに分かれています。学科試験、論述試験、面接試験の3種類あるのですが、学科試験は全50問の選択問題(五問択一)なので、私がこれまでやってきた資格取得勉強法が使えると思い、この方法で勉強を始めています。...しかし、なぜか一向に正解が覚えられません(汗) というより、問題集に向き合い数問問題を解こうとすると寝てしまうのです(笑) まるで、のび太です。。。まさか自分がのび太になってしまうとは夢にも思いませんでしたが、それでも問題は解かなければならないので、眠さと闘いながら勉強を続けています。せめてこんな時、ドラえ...(ry

 眠くなってしまうのは、ひょっとしたら私自身が昔と比べ老いたからかもしれません(笑) 社会人にとって年齢を重ね経験を積み上げていくことは、それだけ勉強しづらい環境に追い込まれているのかもしれません。しかし、キャリアコンサルタントのように一生学び続けなければならない仕事もあります。もちろん、ITエンジニアもそうだと思います。だとしたら、いつでも学ぶことができるように身体をメンテナンスしておくこと、そして、学ぶことを習慣化しておく必要があることを痛感しました。。。

 今はまだ眠さと闘いながら勉強していますが、少しずつ身体を慣らし習慣化し、一日も早くのび太状態から抜け出して出木杉君になれるように頑張ります(汗)

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