いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。

ぽうぽう

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■ほげほげに宣戦布告

 ほげほげ(hogehoge)。

 ほげほげ(hogehoge)は、ソフトウェア業界ではよく使われている単語です。サンプルのclassの名前に使われていたり、サーバ名がこの“hogehoge”だったりする。プログラムを書いている人なら一度は見たことがあるだろう。

 これは、誰が最初に使い出したのだろうか? かなり長い間使われているが、根拠を知らずに使っている人は多くないだろうか? ちなみに、私も“ほげほげ(hogehoge)”の起源は知りません。

 ここではっきり言っておきたい。“ほげほげ(hogehoge)”はレガシーコードだ!

■これからの時代は、“ぽうぽう(poupou)”だ

 決してマイケル・ジャクソンのファンというわけではない。私は“ほげほげ(hogehoge)”を使ったことがない。スクリプトを書き、VBAを書くようになったころから“ぽうぽう(poupou)”を使っている。

 それには理由がある。

 このページを見ているということは、きっと君は今、目の前にキーボードがあるはずだ。そこで、“ほげほげ(hogehoge)”と打ってください。

 何秒かかりましたか?

 次に、“ぽうぽう(poupou)”と打ってください。そこで1つ、気付くはずです。ブラインドタッチのできる人なら、絶対“ぽうぽう(poupou)”の方が早いはずです。なぜなら、

  • 右手だけで打てる
  • キーが横並びである
  • 右から左へ、指が一方方向に動く

という、科学的(?)根拠があるからだ。けだるく、片手でキーボードを弾いていても、“ぽうぽう(poupou)”は素早く打ち込める文字列なのです。仕事や人間関係で死にかけた人でも、精神的な負担もなく打てる文字列なのです。

■定石を 覆したい 好奇心

 クラスや変数の名前1つにだって、深い理由がある。そして、工夫がある。時に1つのアイデアが大きく仕組みを変えてしまうこともある。古いものを覆し、新しいものを打ち立てる。そういう流れというか、「道」がある。

 大げさなことはなかなか難しいが、ちょびちょびと新しいことを取り入れたくなる。そんなことで、“ほげほげ(hogehoge)”ばかりではつまらん。私は“ぽうぽう(poupou)”を積極的に使っていきたい。

P.S.

 あと、このコラムを書いていて気付いたことがある。“ぽうぽう(poupou)”も打ちやすいが、“ジョジョ(jojo)”も打ちやすい。そして、インパクトが強い。すごくスタイリッシュな感じがする。どうだろうか?

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