エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

在宅ワークは本当に理想の勤務形態なのか?

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こんにちは、手塚規雄です。

最初に言っておきますが、在宅ワークに大賛成派です。これで批判してくる人はタイトルだけしか読んでいない人とわかるトラップです(笑)。冗談はさておき、賛成派の私でもこの部分を抑えておかないと在宅ワークはうまくいかない、マズイと思ったことをコラムにしました。

在宅ワークに向く人、向かない人

在宅ワークを実際にやってみないとわかない事はたくさんあります。その中でも周りの目がないとサボってしまう習性の人がいることです。これは真面目な人であっても、こんな習性を持っている人がけっこういます。副業を経験しているとわかるのですが、やらなきゃやらなきゃと思いつつサボってしまうことはよくあるのです。じゃあどんな風にサボってしまうか?そんなサボってしまう1日の例がこれです。

・午前中からしっかりと仕事を9時から始めよう。

・切りの良い時間として10時から始めよう。

・動画やテレビなどを見終わって11時から始めよう。

・昼ごはんを食べ終わって13時から午前中の分も頑張ろう。

・ちょっと眠かったら14時から始めることにしよう。

・いいかげん15時からやろう。

・2時間ぐらいだけでも16時からやらないと...。

・17時からちょっとだけでもやろうかな。

・18時になるから晩ごはんを食べてからやろう。

・さあ、ちょっとでも20時からやるぞ!

・もう21時だから今日は休んで明日からやろう。

こんな感じで1日が終わります。これ、本当にマジでこうなります。バカっぽいけどこんな行動、こんな思考状態なのです。副業を経験していないから分からない?なら新しいスキルの勉強でも資格試験の勉強に置き換えてもいいです。平日の夜や休日にこんな1日を経験したことありませんか?これに当てはまる人は在宅ワークに向かない人です。

そんな人はどうすればいいのか?

仕事をやる環境を作ろう

学生時代に自宅で勉強するのが苦手な私ですが、他人の目があると勉強がはかどりました。その対策の代表例が学校の自習室や図書館で勉強することでした。1人だとサボってしまうけど、同じように勉強を頑張っている人が周りにいる。そんな人たちに「何だ?アイツ?」と思われないようにするために頑張る。理由はともあれ、これでも勉強がはかどるのだから不思議なものですね。

これを仕事に置き換えるとカフェやファミレスです。カフェやファミレスで仕事をしている人はよく「ノマドワーカーだぜ、かっこいいいだろ」アピールと揶揄されていますが、実は自宅で仕事に集中できないから外で仕事をやっている。そんな人も多いです。もちろん営業で自社に帰る時間がない、次の打ち合わせに時間がもったいない人も居るのですが。

あとは1人だとはかどらないけど、集団ならはかどる。その習性をもとに友人と仕事会をやっていました。2人や3人で会うけど、あまり会話もせずに電源のあるカフェで仕事をモクモクとやる。そんな事をよくやっていました。だいぶ不思議な光景かもしれませんが、よくみるとそんな人達がそこそこ居るので、みんな同じようなことを考えるのだなと心の中で笑ってしまいました。

自宅には仕事を邪魔する要因がある

一人暮らしの人は別ですが、仕事を邪魔するものはいっぱいあります。

・親、兄弟、妻、夫

・子供、とくに赤ちゃん

大切な家族ですが、在宅ワークに理解があまりないと、親切だと思って提供されるゴハンも、キリが悪い瞬間だと邪魔と感じてしまうこともあります。

ほかにも家事を手伝ってほしい瞬間もあれば、子供がかまってほしいときもあります。赤ちゃんであればそんなのお構いなしに泣き出したら、かまってあげなければなりません。他にも夜も早く寝てしまうので、夜遅い時間にネット打ち合わせはできないものです。

仕事をやる上で邪魔されることがありますが、休みの日であれば家族と一緒に過ごす時間はとても大切なもので、こういうのを邪魔と表現するのも本当はダメですけどね。

管理職としては評価や仕事配分も難しい

在宅ワークになると、個人事業主やフリーランスのような働き方に近くなります。

担当の仕事が早く終われば、それこそ家で家事などもできるので、子供がいる主婦などには本当によい勤務形態だと思います。一方で、仕事の量が多くなってしまえば、上司からはサボっていると言いがかりがあり、通勤しているときには終電を理由に帰れましたが、24時間働くケースもないわけではありません。他にもいきなり深夜に電話がかかり自宅で対応をさせられるケースもあるかもしれません。(それでもタクシーで現場に向かうよりはマシかもですが)

管理職としてもフルタイムで在宅ワークになると、見通しが難しいものありますし、いくらネットで打ち合わせできても、みんなで一緒の場所にいるときよりコミュニケーションは取りにくいのは事実です。

これを考えると管理職としてはやはりひとつにまとまっていたほうが、管理もしやすいので在宅ワークが推進されない理由も理解できます。在宅ワークを上手に管理できる人が今の世の中で求められているのかもしれません。

在宅ワークと通勤の使い分けが大事

今週も台風21号による甚大な被害がありました。他にも今年は地震や大雨もあったし、大雪の交通混乱もあります。そんな時には在宅ワークができると苦痛からも開放されるし、IT業界での仕事に就いてよかったと思う瞬間になると思います。でも、フルタイムで在宅ワークはメリットもあればデメリットもあります。

私個人としてはいきなりフルタイムで在宅ワークとするより、週2~3回ぐらいを在宅ワークに、残りを今までどおりに通常勤務と、移行期間を作っていきながら、その人に合わせた勤務形態を選択させていく。それが理想なのかなと感じています。

新人だっていきなりフルタイムで在宅ワークは難しいと思います。できる人はもちろんいますが、多くの人は難しい。だって学校の教育が同じ場所で受けていたのに、いきなり仕事は在宅ワーク。それはいくら何でもあんまりだと思います。逆に言えば学校も半分は通信教育みたいなのもありだと思います。

たしかにどんな日でも定時に出社するというのはバカらしい。だからといって、全部が全部在宅ワークにするのも極論すぎる。どっちも言い分はあるし、メリット・デメリットがあるなら、もうちょっと現実を見ながらやっていくという選択肢を選ぶ。その余裕を改めて持ってみては考えてみるのはどうでしょうか?

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