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レンタルサーバのリスクに驚き

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こんにちは、手塚規雄です。

先週末にある障害があり、今回のコラムにしました。この障害の影響を直撃された方もいらっしゃるかな?

「Zenlogic」のサーバ障害

停止していたファーストサーバの「Zenlogic」再開 4日ぶり

(http://www.itmedia.co.jp/news/articles/1807/10/news060.html)

7月6日から9日の夜まで障害のメンテナンスのため全面停止していたレンタルサーバの「Zenlogic」。最初はメールだけでしたが、メンテナンスのためWebサーバまで停止したので、利用者のホームページまで見られなくなってしまいました。ネット上のまとめ記事をみていると、その見られないホームページの企業などを調べている人もいました。

まとめ記事を見ていると大打撃を受けていたのはネット通販を行っているECページ。最初はメールが届かないので受注が分からないので、それだけでも業務的には大問題。さらにページが見られない状態では休業状態ですから、どれだけ損害になったかわかりません。

ECページでなくても製品のサポートページが見られないというものもあり、それはそれで多くの人も困ったのではないかと思っています。

レンタルサーバのリスク

やはり他人のものを借りているというのは企業としてはリスクの1つです。自分たちに問題はなくとも、他人の問題に巻き込まれてしまいます。ただ本来は自分たちでもできるけど、一番はコストの軽減、仕事量の軽減が大きいです。逆に今ではサーバを借りるほうが普通になっていることからも今回のような大きな事件になってしまったわけです。

このリスクは分かっていても、どうしても回避できないリスクの1つになってしまっています。そしてそのリスクは自社でサーバの運用を行うよりも、借りるリスクのほうが少ないので私もびっくりしました。

前科のあるファーストサーバ

2012年に大規模な顧客データの消失事故があったファーストサーバ。そのファーストサーバが運営しているから信用できるという人もいれば、もう信用できないという人もいました。利用者数から考えれば前者の人が多かったと思われるし、利用者の中にはその事故を知らなかった人もいるかもしれません。

「Zenlogic」についての評判について、色々と調べてみましたが、個人的な印象としてはそれほど悪いとは思えませんでした。そんな中、今回の事件をキッカケに乗り換えを検討している人も多いように思われました。2012年の事故と今回の障害。信頼性について疑問の残ってしまったので仕方のないことかもしれません。

障害対策をするエンジニアには同情してしまうが...

今回の障害は6月19日より発生していました。その対応ですが、個人的には後手後手になっているように感じました。それが結果として先週末の全サービス停止につながってしまったと思えます。

障害調査や対策には原因の究明、修正、テストと時間がかかるのもわかります。私も原因不明でどうしたものかと悩むこともあります。ただ、今回の件は対策に緊急を要するもので暫定対策でもできなかったのかな?もしかしたら暫定対策をしていたけど、それでもダメだったのかもしれません。どちらにせよ、結果的に技術力不足が露呈してしまったことには違いありません。

厳しい事をいえばこれをキッカケに改めて技術力を磨く必要があると思います。ひょっとしたら様々なリソース不足で起こるべく起こったのならば、エンジニアより経営側に問題があるのかもしれません。私にはその内部事情はわかりません。

どちらにせよ、今回の障害をキッカケに関係するエンジニアの方々には何か変化があってもいいと思います。自分たちの技術力不足なら勉強を、自分たちでなく経営陣に問題があると思えば転職する、もし経営に関わっているエンジニアなら企業としての利益と企業としての信頼性と技術力の向上について再考するなど、環境の変化を待つよりも自分自身が何か行動してなにか変化してほしいと思っています。

逆に利用している側としても何を基準に信頼性や技術力、サポートについて選択する目を養う必要があると感じています。レンタルサーバの選択も値段やあいまいな評判だけで選択しないようにするのは難しいのですが、利用者側も責任を取らなくては。

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