@IT自分戦略研究所 編集部が、エンジニアライフのおすすめコラムをピックアップします。

「お客さまは神さまです!」を再考する

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介しよう。Twitter Botの作成方法、人間関係術、物事のとらえ方に関する3本を取り上げる。

  • 「イマサラ」だからこそ始めるTwitter Bot作成 ~ 各種アカウントの取得と設定 ~
  • 苦手な人を減らす方法 ~自身の可能性をひろげる~
  • お客さまは神さまです!

Twitter Botを作ってみよう!

 プログラマの早川勇太氏による『若人視点』。Twitter Botの作り方を解説する連載がスタート。

 Twitterでは修造bot森田一義botなど、有名人がつぶやいているかのようなBotが人気を集めている。最近、仕事でTwitter Botを作る機会をもったという早川氏。作成方法をいくつかのステップに区切り、今回は以下までを解説している。

  • Twitter Bot用のTwitterアカウントを作ろう!
  • Bot用アカウントの設定をしよう!
  • bit.lyのアカウントを作ろう!
  • OAuthに必要な情報をGetしよう!

 いずれも画像キャプチャを取りこんだ、初心者にも分かりやすい丁寧な説明だ。次回は引き続き、Twitter Botの開発環境構築を取り上げるという。興味はあったが、これまで作るタイミングを逃していたという方は、是非この機会に体系的な知識を学んでみてはいかがだろうか。

苦手な人を減らすには

 ベンチャー企業発起人の吉政忠志氏による『教育ビジネスを考える。行動する。改善する。』。苦手なタイプの人を減らす方法について。

 「苦手」な人は誰にでもいるだろう。友人同士なら避けてしまえば済むが、仕事となるとそうもいかない。では、なぜ相性の悪い人が存在するのか。吉政氏によれば、人間同士の相性は「個人が持っている思考パターンの類似性」で決まるという。思考パターンの幅を増やせば、付き合える人間は一回り広がる。このため、氏が推奨するのが以下の方法だ。

 準備する必要があるのは「スケジュール帳」と「妄想できる環境」の2点。そのうえで、以下の作業を行う。

  1. スケジュール帳を見ながら、「あの人」になったつもりで自分がスケジュールをこなす妄想をする
  2. 「1」を毎日行う(※同じ人を1週間くらいやるとよい)

 妄想対象は「尊敬する人」からはじめ、「苦手な人」にだんだん移行させていく。吉政氏はこの手順を踏むことで「ウマの合う人」を増やしたとのこと。物は試しのつもりで、一度取り組んでみてほしい。

お客さまは「カミ」さまです?

 いろいろな職場を経験し、現在はヘルプデスクであるAnubis氏による『101回死んだエンジニア』。言葉のとらえ方について。

 客商売でよく聞く「お客さまは神さまです!」という言葉。通常、単に顧客をありがたがる意味合いで使われがちだが、踏み込んで考えるとさまざまな角度から解釈できる。

  • お客さまは「死神」です
    →仕様変更が重なれば、顧客の意志決定1つでデスマーチが訪れる
  • お客さまは「紙」です
    →現場にかかわりのない年配の重役にとって、顧客は「データの書かれた紙」にすぎない
  • お客さまは「人間」です
    →顧客を「1人の人間」ととらえれば、対等な立場からの信頼関係が生まれる
  • お客さまは「神さま」です
    →顧客を「試練を与える存在」としての神ととらえれば、自分の成長の糧となる

 ここで、答えを1つに絞る必要はない。Anubis氏が重点を置くのは「自分の持つ答えに固執せず、いろいろな方面から見ることで解決できる物事もある」ということ。「お客さまは神さまです!」という言葉は、それを示す一例なのである。

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