言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

プロジェクトは計画通りにいかないのが普通

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最近、ちょっと気付いたことがあります。計画にこだわるプロジェクトほど炎上しやすいということです。しかも、時間やリソースの管理に注力しているのに、時間やリソースの割り振りでミスをします。もちろん、Excelを使った原始的な手法しか知らないので計算ミスをするという要因もあります。それだけ注意しているにも関わらず、毎度決まってミ上手くいかないも不思議なものです。

こういう場面にでくわすと、マネージャを袋に詰めて木刀で叩きたくなります。ネットでもそういう批判はよく見かけます。しかし、よく観察するとマネージャの能力というより、誰もが鉄則として守っているプロジェクトの立て方に問題があるようです。ミスをするマネージャは、その間違えた方法に忠実なだけです。

プロジェクトを進めるにあたって、誰しも緻密な計画を立てると思います。率直、アレが問題です。後々起るであろうトラブルを、計画を立てることで全部潰そうとしてはいないでしょうか?日本人はリスクやトラブルを過度に嫌う傾向たあります。トラブルを恐れるがあまり、計画で全リソースを使い果たしている印象を受けます。

計画を練ってもうまくいかない要因があればうまくいきません。プロジェクトに対して要求や条件が多かったり、整理できなければ確実に失敗します。また、単純に技量が足りなくてもプロジェクトは失敗します。このような失敗する要因を、すべて計画の立て方でクリアしようとしていないでしょうか。

では何があればプロジェクトは成功するのか。まず、そういう短絡的な考え方を捨てることが、プロジェクトを成功させるために一番必要なことではないでしょうか。色々な要因が絡まっているものに、短絡的な結論をもとめても答がでる訳がありません。とりあえず、机上の理論にしがみついて計画を立てるのを止めて、別の発想を模索してみてはどうでしょうか。意外と何とかなるものです。

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