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書籍「ビジネスエリートが実践している異文化理解の全テクニック」を読んでみた。何故、自分の意志を伝えるだけでは足りないのか?【第15回】

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ありがとうございます。平岡麻奈です。前回に引き続き英語の話になりますが、近頃洋楽を聴いて英語に慣れようとしています。ですが、頭の中で、「この英語は日本語ではどう表現するのだろう?」と一旦立ち止まってしまい、前に進みません。リズムでまず曲の特徴を掴み、流れるように口ずさむ。いつか感情を込めながら歌うことを目標に、同じ曲ばかりをリピートします。また、英語を話せる日を目指して日常に「英語」を組み込んでいます。例えばスマホの言語を「英語」に変えてみたり、小さなことを積み重ねます。

私のような勉強を始めたばかりの初心者には、「翻訳機能」が大活躍します。すぐ調べてはいけない!と思いますが、暗記した単語以外にも、知っている表現や単語は多く持ち合わせたいと考えます。そして、あらゆる言語の記事を瞬時に「翻訳」し、世界中へ発信出来るこの「IT技術」に感動です。近年の「翻訳機能」はより自然な表現となり、向上し続けています。生活のあらゆるところに「IT技術」が取り入れられ、更に進化していることを肌で感じます。

「言語」を学ぶことを重点に置いてきましたが、その他にも「異文化」を理解する姿勢はもっと大切かもしれません。1歩外国へ踏み入れると、そこには異なる「日常」「習慣」「常識」が出迎えてくれます。どちらが良いか悪いかではなく、「お互いを理解し合える」関係こそ目指すべきところではないでしょうか。今回のエンジニアライフコラム「平岡麻奈のちょっと一息」の第15回は「異文化」をテーマに「ビジネスエリートが実践している異文化理解の全テクニック」を紹介してみようと思います。

異文化の理解.jpgビジネスエリートが実践している異文化理解の全テクニック★
【著】斎藤 隆次

https://www.amazon.co.jp/dp/4046045647/

本書は、著者が培ってきた「異文化を理解するためのヒント」を100トピックに分けてまとめられています。主要な国・地域別であり、読み手側が理解したい、興味があるページから読み進めることが出来ます。

「異文化のなかで働くためには、外国語を学ぶことももちろん大切ですが、それよりも大切なのがコミュニケーションノウハウです。いくら外国語を勉強しても、その言葉を話す人々の考え方や価値観を理解しなければ、トラブルを引き起こす可能性があります。また、外国語の習得にはそれなりの時間を要しますが、異文化コミュニケーションのノウハウは、その気になれば、すぐに身につけて実践することができます。」(はじめに P.6)

この文章に触れた後、ビジネスで英語が必須な友人が、「英語はあくまで『ツール』に過ぎない」と話していたことを思い出し、ハッとしました。急な海外転勤があり、言葉が通じない場所へ行くことになった。意思疎通が出来なければ大変だと考え、語学勉強をする。それも大切なことだけれど、現場では皆、「英語」を話している。そこに追いつくことが転勤した目的なのか?と考えたようです。そして、ビジネスの中では共通した「言語」も存在します。「プログラミング言語」があるように、ビジネスを行う中で理解できるのであれば、日本で活躍する外国人も更に増えることが予想されます。気持ちを伝えるための共通の手段として「言語」は必要ですが、本来の人間同士の「理解」こそ、共に働く上で重要であると感じました。

私が英語を学びたいと思い立った理由。それは言葉の壁を越えた先を見ずして終わりたくないと思ったからです。これまでの私は、「英語は苦手、話せません」という雰囲気を出し続けていました。英語に限らず言語は多数存在しますが、日本語の中でも「方言」があるように、奥が深く、多種多様です。言語はどこまで学ぶことが目標達成なのかは人それぞれであり、使う用途により変化します。

日本人には、英語を苦手とする人が多いと聞きます。けれど、日本には素晴らしい技術や、発信すべき事はまだまだ沢山あります。仕事に限らず、もっと沢山の人に伝えたい!と思うことはありますか。言葉を理由として発信しないことは非常に「勿体なく」感じます。本書の中に『完璧主義は強みにならなくなっている』とありました。完璧を求める余りに「行動が遅い」ことは、日本の組織体制も影響していると示されていますが、IT化が進む現在には、『7割程度の出来でもまず市場に出してフィードバックを得ながら改善する』スタイルが重要であると気づきました。「英語を話せるようになってから」と言わず、思い切って海外進出することも良いかもしれません。『言葉』だけに目を向けず、人との関わりを大切にする為の理解を学べる1冊です。

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