髪盛ってるから森姫

ひどい上司の社会的セクハラで会社を辞めました

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◆号外新聞「セクハラ被害にあいました」

 今なら、今ならゴシップ記事とかパパラッチになれそうな気がする……。そんなテーマでございます。今月は「ひどい(すごい)上司/部下/チーム」です。

 さて、得意分野がやってきましたよ。カモがネギをしょってやってきましたよ(違)。これは号外新聞間違いなし。

 「さぁ、皆様、よってらっしゃい、見てらっしゃい。ひどいセクハラ発言の塊だよー。みないと損するよー」

◆まるで歌舞伎町の採用面接

 当時20代前半だったわたし。会議室のない狭い会社で働いておりました。

 狭い社内なので会議は申し訳ない程度に開けられたスペースで行われてました。うっすいパーティションがあるぐらいです。なので、会議の声はダダもれです。お客様が来ても会話がダダもれ。

 そんな会社に1人の女性が面接にやってきました。

 お茶出しと銘打ってちらっと見に行きました。明らかに自分より若い、かわいらしい女性です。面接でとてもはきはき答えて、これなら採用だな、感じも良い子だから!! 「がんばって!!」と心の中で思いました。

 そして面接終了後。その感じのよい女性が会社を出たあとのお話し合いで、事件は起こりました。

 会議室から採用に関しての話し合いがダダもれで聞こえてきます。その日は何人かの面接があって、誰を採用するかでもめていました。

 採用担当の上司数名で話し合われていましたが、最終的に判断を下す人が、わたしがお茶を出したあの女性を指名してきたのです。

 「いや、あの子はちょっと若すぎるでしょう」

とある採用担当の方が難色を示していると、最終判断者は言いました。

 「若い女の子は売れるから、採用しよう!」

 まるでドラマのようにピタっとオフィスからキーを打つ音が消えました。

 わたしはこの発言を聞いた時、会社を間違えたかと思いました。

 わたしの勤めている会社は夜の飲み屋でしょうか? 確かに住所的にはあたってますけど……。

 「じゃあ、あの子だ。あの子にしよう。はっはっは」

 会議終わり。他の上司たちの乾いた笑いも聞こえてきました。

 採用担当者全員がタバコルームへ消えたときに、先輩たちにこっそりと聞いてみました。

 「先輩! 売れるってどういう意味ですか?!」

 「出向会社にもっていきやすいっていう意味だよ」

 「いや、でもあの……もうちょっと言い方があるかと思います」

 「悪いけど、君の採用面接の後もこんな感じだったよ」

 わたしは言葉を失いました。

 若い女の子は売れるだなんて……言葉を選ばないにもほどがあると。

 言い方を変えて「あの子は若いから、可能性もある。出向会社で鍛えてもらおう」とかならまだうなづけるのですが。売れるって言い方はないだろう。

◆わたしも年をとるのだけど。

 自分もそういう風に言われて採用されたのなら、年をとったら使い捨てのカイロのようにべたっと捨てられる……。そういうのが目に見えたので、その職場は早々に辞めさせていただきました。もちろん辞める時の理由には、その発言が原因だったことも述べました。

 しかし、上に書いたのは1つのエピソードであり、他にもあるのです、セクハラ発言。

 わたしがその会社を辞めるきっかけとなったのが上記のエピソードです。今でも思い出すだけでイラッとします。本当に心の底から思うのです。

 社会的なセクハラだけはやめてほしい!!

◆好きです。

 「女性は男性以上の仕事ができない」とも言われたこともあります。しかし、そんな時代はもう終わったのです。

 「女性と男性、お互いが助け合って仕事をする」

 これからはそんな時代であると思います。

 上記のような超絶セクハラ発言はあってはならないものであり、また、反対に女性から男性へのセクハラもあってはいけないのです。

◆最後にこれを書かないといけない。

 上記のエピソードはフィクションです。

 と、書いておかないと実際にその発言をした人から消されそうですね。

Comment(7)

コメント

Jitta

ウケタ
「女性から男性へのセクハラ」というか、セクハラと訴えることをちらつかせることでハラスメントを行う、ってのは、聞く話ですね。

うーむ

女に限らず、男に対しても、

「このスキルがあれば売りやすい」
「若いから今後の伸び代を見てもらえるだろうし売りやすいよね」
みたいな話は普通に聞きますし、別に違和感も感じませんね。

なんだか

違和感の原因は、「若いから」が理由な事ですかね。
「若いから売れる」
は、言われたほうは、「えー!!」って思います。
それは、セクハラではなくモチベーションの問題ですかね。

売れる。って言葉はうれしいですが、その理由が若さだけって。。。

ごう

はじめまして。
客先常駐メインで仕事をもらっている会社なんでしょうか?
私の所属する部門も、客先常駐メインで仕事をもらっているところなのでメンバはそれぞれの客先に行っています。
そこで感じたことなんですけど、客先が「女性の方お願いします」もっとストレートなところだと「若い女の子、おねーさんお願いします」って言ってることもあります。若い女性はそれなりに需要あるみたいです。
社内の人からしたら、派遣や常駐要員の「売り出し先」や「売り出し方」を考えてたんでしょうね。(商品をどう売るか?と同じですね)
言われたほうとしては、商品扱いの上に色物扱い?されてるみたいで気分のいいものではないですけどね。

インドリ

セクハラする人っていますよね・・・
同じ男として恥ずかしいばかりです。
でも私のように、「性別なんて仕事に関係がない」と考える人が居ますので余り気にしちゃダメだよ。
まぁ、美人だと仕事モードが終わった瞬間にテレるかもしれないけど。

hoge

売れるは普通に使うと思います。
「若さ」だけに過剰反応すれば、あんまりいい言葉では無い気もしますが。

むしろ売れるかどうかを意識できないエンジニアは自分の技術や知識が商品だ
という、意識が低いように感じます。

まあ、今の時代サラリーマンエンジニアはいっぱいいますけどね。。

男性優位な考えですね。
ちょっと許せないですね。私でも会社を辞めていると思います。

逆に、男性だからといって「男ならしっかりしろ」などいう職場も私は遠慮したいですw


「女性は男性以上の仕事ができない」

これは最悪ですね。
仕事に性別は関係ないと思います。

未成年の子供ですが、こんな会社にはこっちから遠慮したいです。

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