髪盛ってるから森姫

質問しない新人と質問されない上司の悪いところ

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◆異例のスピンオフ

 ひでみさんのコラムを読んでいて自分も思ったことを書こうと思います。

 ひでみさんの意見に真っ向から反対する気はなく、「はい、まいりました……」という気持ちでいっぱいなんですけど。

 「自分が説明できないコードを1行たりとも書いてはならない」

というのはすごい名言ですよね。身につまされます……。

 ひでみさんのコラムはたぶんこのことが本題であって、以下わたしが書くことは多少的がずれているというかずいぶんずれていますけど、おおめに見て欲しいです。ま、スピンオフっつーことで!!

◆ググるの禁止令を出されたら?

 会社にある書物をかたっぱしから読んで、わからなかったら聞きに行く。

 聞きに行く際には質問リストをつくって、簡潔にまとめておく。

 たぶん今の自分ならこうすると思うんですけど、新人時代にいきなり「ググるの禁止」っていわれたらなぁ……というのが正直なところです。

 「わからないことをは質問すること!!」と言われても、先輩、ディスプレイとつねににらめっこしていてすごい忙しそうなのにどうやって話しかければいいんだろ? 納期近いから大変そうだなーとか先輩には「入って行けない」空気が漂っています。

 いま話しかけたら殺されそう!!

 「そんなこと本で調べろ!!」なんてつっかえされたらどうしよう。自分の調べ方がまずいのかな?

 そんな被害妄想というか、「どうしていいのかわからない」という気持ち、「こんなことで質問してくるな!! って怒られたらやだな」という気持ちがするんですよね。

 誰だって怒られるのは嫌だし。「先輩」っていうだけで「話しかけがたいオーラ満載」なんですよね。話しかけやすそうな先輩もごくまれにいますが、大抵話しかけにくい。どんな理解不可能な言葉を並べられるかわからない。頭が「ぴー!!」って限界メーターを振り切るかもしれない。

 先輩っていうのは「怖い!!」のですよね。

 * ただし怖そうな先輩に限る

◆質問タイムを作り出せ!!

 こういう論争って

 「質問しない新人が悪い!」という意見と

 「質問されない上司が悪い!!」という意見にわかれますよね。

 真っ2つに。

 わたしは質問する側もされる側も、

 「今は質問タイム! な空気を作れない人が悪い」

 という意見を出したいです。

 「質問する」のが新人の仕事で、「質問される」のが上司の仕事というならば空気を作り出せない人が悪いのだと思います。新人が!! 上司が!! ではなく。

 空気を作り出せないということは、需要と供給どちらか一方になっちゃってるということです。

 「新人の質問するということと、上司の質問される」空気が一致したら質問タイムの空気が生まれてきます。

◆具体的にどうすればいいのか?

 新人は積極的に「ここのこういうところがわからないんですけど」って質問すればいいし、上司は積極的に「なにか質問ある?」って聞きにいけばいいと思います。

 お互いが「質問タイム」について歩み寄る姿勢を見せればいいんです。

 これがどちらか一方的なバランスだと「カチン!」とくる原因になってしまいます。

 例えば、新人の一方的な「質問需要」が勝っちゃうと上司は「こんな単位で質問にくるんじゃない!!」という気持ちが、上司の一方的な「応答需要」が勝っちゃうと新人は「こんな単位で聞きに来なくてもいい!!」という気持ちでカチンとなります。お互いが相手をイラッとさせる結果に。

 今のタイミングが悪いなら、上司は「今は忙しいから30分だったらまた来てね」といえばいいし、新人は「今は○○について勉強しているので、申し訳ないですがまたお時間のある時によろしいですか?」といえばいいです。無理に質問しなくても、無理に答えなくてもいいと思います。

 バランスを一致させて、空気を作り出せた時に質問タイムができればいいんじゃないですかね。

◆かといって

 「空気がつくりだせなかったらおしまい」になってしまいがち、質問しないまま、されないままおしまいになってしまいそうなので日誌を推奨します。

 今日理解したことと内容を箇条書きでいいので書く。それを上司がチェックして、不自然なところがないかチェックする。チェックするぐらいの余裕があってもいいんじゃないかと。そんなに日々業務に追われている上司もいないでしょう。たぶん……。

 「話す」以外のコミュニケーションも必要になってきます。もちろん「話す」ことは重要ですが、それ以外の要素も必要になってきます。

◆そういえば新人時代

 あまりにもミスが多くて怒られたものなので「指摘事項一覧」というものをつくっておいた記憶があります。

 エクセルに簡単でいいので「指摘事項」「解決策」「指摘した人」を入力。指摘事項一覧をまとめるようになってから、極端にミスも減りました。

 同時に「質問事項一覧」も作り、同じ質問を2度しないように注意しました。質問事項一覧に関しては先輩にもチェックしてもらい、同僚同士で共有するように。

 「文字」のコミュニケーションなので伝わらないことも多かったですが、逆に文字でないと伝わらないこともあったのでありがたい存在でした。

 だって、職場で周りにも聞こえる声で「配列の意味がわかりません」なんて聞くのはずかしいです……。いえ、聞くのは一時の恥なので聞く勇気を持つことも重要なんですけどね。それぐらいはわかっているんですけど……。けど……(汗)。

◆まとめ「バランス大事」

 バランスが大切なのだよ、ということがいいたかった今回のコラムでした。

「質問する側」「質問される側」どっちかが悪いとかじゃなくて……ということがいいたかったんです。

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