髪盛ってるから森姫

Android最前線!(1)

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◆はじめに

 Androidな夏がやってきました。今年からスタートで、きっと飽きるまで毎年熱いのじゃないかと。そんなわけで、7月18日に広島で「Android勉強会」なるものがあると聞きつけてまたしてもバスで移動。

 「Androidが熱い!!」人たちに会ってみたい。さっそく会場入りして中国支部長に突撃!

 「あの~、コラムの記事にしてもいいでしょうか?」

 「あ、まったく問題ないです」

 こ、これは書くしか……。掲載許可をくださった中国支部長、ありがとうございます!

 いろいろ勉強になったので(懇親会含む)、4回分+αという長い「連載」の形でお届けします。

◆Androidって何?

 AndroidはOpen Handset Allianceが中心となって開発されているケータイ向けソフトウェアプラットフォーム。というのが定型文なみの答え方、とのこと。

 なんだよ、Open Handset Allianceって。と思っていたらそういう団体があるみたいですね……。無知ですいません。

 これがまた夢のあるオープンソースで構成されているので、もしかしたらわたしのようなギャルでも努力すればカスタマイズとかできちゃうかもしれない。よだれがでるほど楽しいものというのがAndoridです!

◆好きです

 前回、勢いで京都に行ってしまうほど、そして今回、広島に行ってしまうほど、好きで好きで好きでたまらないのです。最初は単純な興味です。昔、ケータイ関係のお仕事をしていたから、とか。アイコンがかわいいから、とか。好きなバンドさんと名前が似ているから、とか。

 そんな興味だけで恋なんて始まるんですよ! 恋するうちにどんどん妄想癖が始まっちゃうんですよね。

 自分が全世界にアプリを発信できちゃうかも~? 誰かのケータイに自分の作ったアプリを自慢気にいれることができるかも~? などなど。

 どんどん勝手に燃えていくおめでたい女です。

◆無限の可能性、Androidマーケット

 従来のケータイアプリは、

  • アプリ作成 → 各キャリアに見てもらう → OKだったら公開

という形をとっておりました。しかし、Androidケータイアプリは、

  • アプリ作成→すぐ公開

のように、会社の審査なしで誰でも公開することができます。

 今までは「作ったアプリがボツをくらうかもしれない」みたいな恐怖がありました。それがまったくとまではいかないが、なくなったのです。この壁の差は大きい。

 実はわたし、S社向けケータイアプリを自作したことがあるんですけど、S社にいろいろ証明書とかを発行してもらうのが面倒だし、どうやっていいかわからないので頓挫してしまったんですよね……。そんな手間がなくなるなんて、またよだれがでるほど楽しい。

 うん? これってよくよく考えたらここのコラムとブログの関係に似ていますよね。ブログは誰にでも公開できるけど、コラムはある程度制限かかりますからね。

 制限がかからないことのメリットはやはり「自由」であること。デメリットは「自由すぎて収集つかなくなる」ことなのじゃないですかね?

 が、自由かと思われていたAndroidアプリ作成は、アプリの提出先である「Androidマーケット」に自分のアプリを置くためには日本円で2500円かかってしまいます。ちゃっかり場所代とられるみたいですが……。ちなみに、個人で知った人に配布するには自分のサーバにアップすればいいだけです。あ、このへんが「自由」ですね。

◆Androidマーケットを目指している人へ

 Androidマーケットで自分をいかにアピールするか? という点が勉強会で話題になりました。

 Androidマーケットは基本的に黒背景。アイコンとタイトルしか最初はでない。

 つまりアイコンとタイトルだけでアピールしないといけないのです。アプリの良し悪しは口コミで広がるかもしれませんが、なにはなくとも第一印象です。

 人の出会いに似ているな、というのが正直な感想です。わたしは「ひとは中身!」主義ですが(だって自分もこんなのだし)、やっぱり第一印象は外見なんですよね。わたしもギャル服で武装することによって他人に「この人はギャルだ!」という強烈なインパクトを与えているのです。……って、別にインパクトをあたえるわけでギャル服きているわけではないんですが。

 外見で人の目を引く。簡単なようですごく努力がいりますよ、これ(経験者談)。ただ外見を目立つようにすればいいだけじゃなくて、いかに自分の個性を外見に出すか、が重要です。

◆アイコンも規定がある

 これまでさんざん自由だ! といってきたアプリ作成です。この話を聞くまでは自分でもできるんじゃ? 的なことを考えていたわけですよ。そう、この話を聞くまでは。

 「アイコンは推奨角度がきまっています」

 立体的で斜めっぽくて云々(この辺自由でOKらしいですが、一応推奨されているものがあるとのこと)。

 今まで仕事や趣味でアプリを作成したことはありますが、まさかアイコンで壁にぶちあたってしまうとは……。

 今までアイコンなんて考えたことがなかったです。だって、デフォルトでいいじゃん? と考えていましたからね! それ以前に自分の作ったプログラムを世間に公開したことはありません。自分で作って自分で楽しむ、そんな自己満足の塊でしたからね! アイコンだなんて考えたことがありません。

 しかし、この壁を乗り越えない限りはアプリを全世界に公開することはできないのです。

◆やったことないからって

 正直、アイコン作成なんてやったことはありません。だからって、アプリ作成&公開を諦めるのか? やったことないからあきらめる……それは何か違う気がします。逆に多少壁があった方が、何かしら面白いのです。

 それこそオープンなところを使って「こんなアプリつくったんですけど、アイコンだれか作ってくれませんかね?」みたいな他力本願もありだと思うんですよ。集まりってプログラマだけじゃないから。発案・コーディング・デザイン、別に1人でやらなくてもみんなでやって素敵なものができれば!! と、同じ方向を見ている人がなかなかいないのが大問題なんですけどね。

◆次回予告

 第1部は第1セッションで聞いた「AndroidのUIいろいろ」で学んだこと、覚えたこと、感じたことをベースにいろいろ書きました。

 次回は第2セッションで聞いた「実際のアプリ開発」についてお伝えします。

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