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ガンダム世代の夢、ロボット開発が人気職業に?

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 「質問がある人」。「ハイ」、「ハイ」、「ハイ」。

 質疑応答で多くの手が挙がった。小学校6年生の次男が通う、Crefus のロボット教室の発表会に行ったときのこと。

■ロボット教室

 以前のコラム(※1)でも紹介したが、ロボット教室というのは、レゴ・マインドストーム という、コントローラーとモーター、センサーなどをレゴブロックで組み立てられるキットを使ってロボットを作るというもの。ロボットを作ることで、力学的なブロックの構造、センサーの理論、モータの回転数や角度や距離と時間の計算、理論を確認するための実験と検証、プログラミング などを学ぶ。

 この日はこれまでの成果を親に見せる発表会。次男のクラスの課題は「トレジャーハンティング(宝探し)」。ロボットが迷路を進み、宝に見立てた光るボールを探して確保して持ち帰るというもの。

 タッチセンサー、超音波センサーを使って迷路の壁をよけて進み、光センサーを使ってボールを見つけてアームを動かして捕獲する。センサー3つとモーター3つを制御するので、それなりに複雑になっている。発表では、パワーポイントで作った簡単な資料で、自分のロボットの特徴や工夫した点を説明する。そして質疑応答、実演と続く。
 Robo02

■3年前は親にも理解されていなかった

 次男がロボット教室に入ったのは3年以上前。その頃は、「子供がロボットと聞いてやりたがったのでやらせてみた」、という感じで授業内容を理解していない親が多かった。なので発表会で「質問はありますか?」と聞かれても、見に来ている親はほとんど黙っていた。私以外は!

Robo01

■今回は質問が多いゾ!

 今回の発表会は違った。私も質問はしたが、他の親からもたくさん質問が飛び出した。

 「センサーの閾値は複数個設定して判定しているのですか?」

 「プログラムは簡略化することを最初から意識して作っていましたか?」

 こういうことを訊くのは、明らかにプログラミング経験がある父親だ。だがそれ以外のも母親からも、センサーの使い方についての質問などがいくつも飛び出した。3年前と比べると親の意識も違うと感じた。子供を何年も通わせたので親が理解してきたこともあるが、それとは別にロボットを作ることの重要性が浸透してきたのではないだろうか。

■今後のロボットの活躍は

 私が子供の頃は、マジンガーZゲッターロボガンダムに憧れて超合金Zやプラモデルを集める子が多かった。しかしそれは現実を離れた夢で終わり、中学生にもなると一部のマニアを除いては、ロボット好きは卒業していった。

 でも今では、福島の原発の内部調査とか、いろいろな場所でロボットが活躍する姿を見るようになった。それに簡単なロボットなら小学生でもレゴ・マインドストームで作れてしまう。「ロボットを作りたい」というのが現実を離れた夢ではなくなった。今後は「ロボット開発者」が「ゲームプログラマー」と並んで人気の職業となっていくかもしれない。

 わたしもロボットの再勉強をしておこう。手始めに、「ガンダム勉強会」にでも行ってみるか。

 あれっ、もう終わってた。(>_<)

 abekkanでした。

 (※1)ロボット教室関連のコラム

 ロボット教室ってな~に?

 ロボット教室の説明会

 

Comment(2)

コメント

仲澤@失業者

後輩から聞いた話ですが、当人は「ガンダム開発プロジェクト」の
メンバーだそうで、担当はAI系のプログラムだそうです。
このプロジェクトが始まったのは本人が高校生のときで、
メカトロ系、パワートレイン及び動力系、材料素材系、医療生物系、兵器系、
法律系、政治系、等に担当を分けて、それぞれ最もマッチする大学に行き、
プロジェクトに必要な知識と技術を身につけるためのみに、
会社を選んで入社したそうです。
このカルトな集団は、その後、他の同様のプロジェクトのメンバーと出会い
結構なメンバーをかかえるそうです。
25年ほど前の話ですが、今も地下で活動しているのでしょうねぇ(vv;)。

>中澤@失業者さん

コメントありがとうございます。
いいですねえ。その後輩の人。担当を分けて大学に行くっていうのはすごいプロジェクトですね。
そういう仕事なら辛くてもヤル気になりますよね。

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