プログラマ、テスター、SE、PMなど、いろいろやってるオヤジです。

レレレのレ? 障害発生!-ピアノの発表会でリスクマネジメントを考える

»

 あれっ、「レ」の音がおかしい!

今回は障害発生のお話。

■ピアノの発表会で障害発生

 システムに障害発生、という言葉にはIT業界の人は慣れっこになっているかもしれない。だが今回の話はITシステムではなく、私の長女と次女のピアノの発表会で発生した障害。

 順調に進んでいた発表会の後半で、急にピアノの調子が悪くなり「レ」の音が出にくくなった。その時点で一時中断。さてどうなる? 修理の人を呼ぶと言っている。でもすぐに来るのか? 他の練習用の部屋に別のグランドピアノがあるが運べないだろうし。1オクターブずらして演奏する訳にもいかないだろうし。

■システムの障害対応を思い出した

私が以前に勤めていた会社(F社としておく)では、システムの運用保守も行っていた。私が関わっていたAシステムの運用保守は、1年365日、24時間対応という内容で顧客と契約していた。で、その実態は?

 24時間、Aシステムを理解している社員がスタンバイしている訳ではない。休日と夜間は、F社に電話番が一人待機しているだけ。顧客から緊急連絡が入ると、該当のシステムの担当のリストの上から順に一人が捕まるまで順番に電話をかける。そこで捕まったPMかリーダークラスの者が顧客に状況を聞いて現場に駆けつける。

 状況を聞いた時点で、関係しそうなキーマンも道連れにして呼び出す。先に着いた人はログを見て内容を確認する。そこで解ればいいが、キーマンが来ないとどうしようもないことも。その場合には顧客と世間話でもして事故中心的人物が来るまで場をもたせるというのが仕事だった(?!)。

 そんなやり方の運用保守。休日でも電話が鳴るんじゃないかと思うと気が気ではない。心が休まらない休日を過ごしていた。運用保守って楽じゃないね。

■リスクマネジメントはどうなってる?

 リスク対策には、回避、低減、移転、受容などがある。東京ドームのライブなら、コストがかかってもリスクを回避あるいは低減できるようにしておくだろう。楽器の予備や修理できる人を準備しておくとか。

 でも、一般のピアノの発表会でそんなコストをかけられるはずもない。リスクを受容する、つまりは障害が起こってしまったらどうしようもない作戦(?)しかなかった。

 運良く、30分後にピアノメーカーの技術者が到着してすぐに直し、発表会は再開された。ほっ(^_^.)。

 でも、中断中に会場の事務所の近くを通ったら、「何日か前にも同じ場所が故障した」と電話で話しているのが聞こえた。ってことは会場側でリスク対策をしておくべきだったんじゃないか!(怒)。

 日常生活において、リスク対策を考えておくことは大切だね。たとえなす術がなくて単にリスクを「受容」する場合でも心の準備ができる。何も考えていないよりはずっといい。

 ちなみにこの故障が発覚したのはちょうど私の次女が演奏していたとき。「レ」の音が少しおかしい、と先生がすぐに気付いた。

 もちろん、「レ」の音がおかしい、と私も気付いた

 わけがなかった(^_^;)。

 楽器に疎いabekkanでした。

 関連サイト:ピアノの発表会で、レレレのレ?

        ピアノの発表会で、シは失敗のシ~

Comment(2)

コメント

Action requires knwolegde, and now I can act!

コメントを投稿する