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共有して早く帰る

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ラジオで、天才科学者キャベンディッシュ(1731-1810)について語られていました。

天才で人間嫌い。人との関わりを絶ち科学の研究を続けていたそうです。
重大な発見をノートに書き残しただけで、どこにも発表しなかったというのが凄いです。

 ・1785年 シャルル・ド・クーロンが発見↓
      荷電した粒子に作用する引力や斥力を計算する「クーロンの法則」
 ・1787年 ジャック・シャルルが発見↓
      気体の膨張についての「シャルルの法則」
 ・1827年 ゲオルク・オームが発見↓
      電圧と電流と抵抗の関係を示す「オームの法則」

これらの教科書(理科)に載っている有名な発見は全て、キャベンディッシュが先に見つけていました。

これを発表していくれていたら、それぞれの発見者は別の研究に没頭できたのに......というラジオの見解を聞いて、なるほど、これは多いに才能と時間がもったいないと思いました。
キャベンディッシュが教えたがりだった場合、知識の共有が進んでクーロンやオームは別の大発見をしていたかもしれません。
巡り巡って今年のノーベル物理学賞は、タイムマシンの発明だったかもしれませんよ。


これを我々の仕事に置き換えると......

 自分の知っている分野で苦労している人を見つける。
 ↓
 自分の知ってることをその人に教える。
 ↓
 その人はその苦労している仕事を早く片付けることが出来る。
 ↓
 その人に余裕が出来て自分を手伝ってくれる。もしくは他の人を手伝ってくれる。
 ↓
 皆、早く仕事が片付く。
 ↓
 その日やることが無くなる。
 ↓
 皆で定時で帰れる。
 ↓
 皆、遊んだり家族サービスしたり勉強して、次の仕事のヒントを得る。

何て想像をしてしまいました。
やること無いならってことで、新しい仕事を突っ込んでくる上司だっているかもしれないので、実際はこんなにうまく行くか?と言うと、行かないこともあるでしょう。
ですが、自身の経験を辿ると思い当たる出来事がありました。

データベースのことが分からなくて、あれこれ調べながらプログラム作ってる人がいました。
私がそのことに気付いたのは定時を回るころで、ちょっとアドバイスすると一日中悩んでた部分が五分で出来てしまいました。
その人の一日がもったいないです。
この人がプロジェクトに入ったばっかりで、私がデータベースに少し詳しい人っていうことを知らなかったっていうのもあるけれど......。
逆に、私が四苦八苦して苦労して作ったものが、よく知ってる人からするとコマンド一つで出来るものだったり。

確かに、情報の共有が出来てなかった、以外にも要因はあると思います。
ですが、誰がどの情報を持ってたり何が得意だったりってことを共有できてたら、私もさっきの人も仕事を早く片付けて定時上がり出来たのは事実です。
「仕事は見て盗め!」的な雰囲気の職場の場合は仕方無いですが。
それでも、初めから皆が苦労したことや、知ってることを情報共有できてたらプロジェクトはもっとスムーズに行くのではないかと思いました。

この情報共有というのが意外と難しいのでしょう。
それが上手くできてなくて、早く帰れなかった経験が多々あります。
「それ、早く教えてくれれば......」
みたいな感じです。
どうやったら、共有がスムーズに行くのかちょっと考えてみました。

■飲み会に出席する
 結局それかよ、という感じもします。
 プロジェクトの飲み会で、メンバーと和気あいあいに接しながら、それぞれ得意なことや不得意なことを聴いたり、役割や苦労話を聴いたり。
 そうしていく中で自然に誰がどんな情報を持ってるか、把握することが出来ます。
 ただこれって、人見知りの人と、飲み会に行かない主義の人が放置されてしまいます。
 そもそも飲み会という文化がないプロジェクトだってあります。
 だから万人にお奨めできないです。

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■皆の机に、「私はこれが出来ます」って書いた立札を置く
 これはちょっと恥ずかしいですね。
 プロジェクトメンバーのノリにもよると思います。
 マネージャーが見える化好きの人だったら、「いっちょやってみるか!」って感じになるかも。

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■人の会話に耳をそばだてる
 ある人とある人の会話を、こっちはディスプレイを睨みながらフムフム盗み聴き。
 出てくるキーワードを押さえて置き、そういえばあの人こんなこと言ってたなとあとで振り返って、状況に応じてその人に訊きに行く。

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冗談はさておき......
十五、六年と仕事してきて、十個くらいプロジェクトに関わりましたが、コミュニケーションというか無駄話できる現場は情報共有が進んでいて、仕事がスムーズに行っていたことが多かったです。
「あっ、それ似たようなことやってたよ!これ参考にしな!」みたいな感じです。
反対に会話はほとんどなく(そもそも話し掛け辛い雰囲気)、誰が何をやっているか、スケジュールがどうとか、よく分からない現場は仕事がスムーズに行かなかったことが多い気がします。
各担当がずっと抱えていた問題が終盤になって次々露わになり、慌てて打ち合わせ開いて、大問題が分かり何とかしようとボロボロになって仕事するとか。
そういうところは誰かが修正したexcelファイルを、さらに誰かが上書きしてしまうといった、本業では関係ないところでも手間を掛けてしまうことがありました。
そういうことが積み重なったせいか、人間関係も悪化して更に話し辛くなって行ったと記憶しています。

要は、コミュニケーション不足が引き起こしているような問題な気もします。
もともと話し好きで人懐っこい性格の人なら、どのプロジェクトでも関係無い問題なのかもしれません。
そんな人でも、プロジェクトに参画したばかりの頃は、雰囲気が分からず戸惑うことが多いと思います。
人見知りの人ならな尚更です。
いい意味で無駄話のあるプロジェクトに入れたらラッキーです。
しかし、毎回どこに派遣されるか分からない場合は、プロジェクトの雰囲気に左右されるという運試しみたいなことになります。


こういう全体のことは、個人個人で頑張るというよりも、全体の雰囲気作りというかプロジェクトチーム作りの話になると思います。
私としては、個人の努力として、どんな小さなことでも「あれやっといたよ」、「これやっといたよ」、とか簡単な報告から初めて見たいと思います。
それと、挨拶でしょうか。
でも、これが一番難しい。

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