町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その49 番外編 朝の朝礼!その1

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ここの会社は朝の朝礼が何種類かあった。まず月曜日は課全体の朝礼、簡単に言うと3階のフロア全体の朝礼だ。そして火曜日は全員朝礼、これはその名のとおり全社員が一同に集まっての朝礼だ。各工場から全社員が一番大きな工場の最上階にある食堂へ集結する。そして水曜日は工場全体の朝礼、木曜、金曜日がようやく係ごとの朝礼になって先ほども書いたが所感が順番に回ってきて各々が好きな話をするというのが一週間の流れであった。

月曜日の課全体の朝礼は課長がほとんど喋っているのだが、内容はだいたいここのフロアーの生産数や不良数を発表する程度のものでおもしろくもなんともなかった。このときの朝礼の所感は班長以上の役職の人間がすることになっている。ここのフロアには班長がたしか6~7人居たのでその人たちが毎週ローテーションで所感を行うのであった。課の朝礼になってくるとそれなりに人数も増えてちょっとだけ緊張感みたいなのがあってか、所感の内容はほとんどが仕事に関する話題でつまらなかった。

そして火曜日の全員朝礼、これは規模が全然ちがう。食堂に入り切れないくらいの人たちが大勢あつまる。現場作業者、技術部すべての社員が一同に集結するので凄い光景であった。この全員朝礼だが、私はもちろん、現場作業者にとってもちょっとだけ楽しみだったのだ。それは、技術部の女の子を見ることができるから。現場作業の女の子は私たちと同じ作業ズボンだが技術部の女の子はスカート。だから一段と可愛く見えるのだ。

そしてこの朝礼の司会進行は人事部が仕切る。この全員朝礼の所感なのだが、これは技術部の課長以上の役職がローテーションで行うことになっていた。この朝礼の所感も仕事の話ばかりで全然おもしろくもなんともない。専門的なことを聞かされてもわたしたち現場作業者にはわかるわけがない。しかも凄く話が長いのだ。いつまで喋ってんだよ!ってくらいイラつく。場合によっては1時間くらいかかることもあった。

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