町工場から大企業、そして派遣社員も経験した現役派遣社員の壮絶体験

ホワイトな大手企業へ転職!その5 新人は初心者マークの札を胸につけられる!

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新卒採用と中途採用の違いというのは大手企業では特にはっきりと表れる。前の章でも書いたが新卒だと企業が経営する専門学校へ行って勉強が出来たり、もちろんその間も給料は支払われるのだ。そして、その学校を卒業すると、出世が保証される。国家機関に例えると、防衛大学に入ると防衛省の職員として大学生でも給料が支払われて、卒業すれば自動的に防衛省の幹部になれるのと同じようなもんですね。

話を戻すが中にはそのような待遇を受けても出世できない無能な人間も居た。それは後程書こうと思います。逆に中途採用ではそのような特権はない。しかし、せっかく新卒入社したのに、会社が用意したそのような出世コースを自ら断る社員も居た。何故かというと、土曜、日曜日などにも講習があるからだ。完全週休二日制が身についてしまっている人間は、たまにある土曜出勤でも凄く嫌に感じるようになってしまうんですよね。まあ、私は中途採用だったのでそんなことも関係なく、合格通知の連絡を受けた数日後には出社を命ぜられた。

出社初日、午前中は会社の概要などの説明で、午後からいきなり現場で仕事ということになった。作業着を支給され早速着替えた後に、人事の方から妙なものを渡された。黄色の若葉マークのワッペンである。入社後、一年以内の従業員はこのワッペンを作業着の見える箇所に付けるように義務付けられているとのことであった。現場へ案内されると初心者ワッペンを付けている人がたくさんいる。だが、ここの企業が超ホワイト企業だということを思い知ることになる。現場に入って、先輩からいろいろと教わるのだが、単能機で一人一台の生産装置が割り当てられており日勤、夜勤の両方で稼働している。2~30名の部署だ。

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