社内SEの実態を公開

女性活躍

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今回は働く女性のお話です。少しフィクションも交えますが、ほぼ実話です。

一人目はシングルマザーで3人の子育てをしながら仕事バリバリの女性です。勝気な性格で面倒見がよく、みんなから頼られていました。私と彼女は母親と子供くらい歳が離れています。定年まで勤めて今は引退されています。システムなんて分からずに情シスに配属させられ、過去は色々嫌な思いも沢山したそうです。私と一緒に仕事を干されて、組織をたらい回しになった事もありましたが、二人三脚であるシステムを守ってきました。引退後は旅行に行ったり、趣味に打ち込んだり忙しそうです。仕事に精一杯だった彼女、家族はどう思っていたのでしょう。家にいて欲しかったのか、もっと構って欲しかったのか、わかりません。お子さんに不幸があり、職場復帰が難しい時もありました。でも、彼女は私を一人にして置けなかったのでしょう。一月後に復帰されました。私はどう接していいのかオロオロしましたが、彼女はいつも通りの笑顔でした。とても強い方です。

二人目もシングルマザーです。母一人子一人。時短勤務でずっと働いていました。おっとりした性格で、仕事は丁寧だけど遅く効率は決して良くありません。お子さんが小学生になって時短勤務がなくなった後も残業せずに定時で帰ります。彼女をキャリアアップさせたくても時間的にも能力的にも難しいと感じていました。面談で彼女と話すと、「今のままで良いです。これ以上難しい仕事は自信ないです」との事。お子さんとの時間を大切にしたいのでしょう。当時若かった私にはキャリアアップを望まない彼女の意向が理解出来ませんでした。今はそういう働き方も理解できます。

この二人の女性。人生を振り返った際、何に満足し、何に後悔をしたのか、たまにそんな事を考えてしまいます。彼女達からすれば大きなお世話なのでしょう。いくら男女平等、働き方改革、女性活躍とか言っても、個人毎に事情も状況も異なります。子育て中でも自宅で仕事できる環境を整えるのが良い事なのか悩みます。AIやRPAで業務を自動化したら誰かの仕事を奪ってしまうのかと考えてしまいます。

最後の女性は私の母親です。専業主婦で仕事はほとんどした事はありません。朝早く起きて父親と私達兄弟の食事の支度をし、晩御飯も毎日作ってくれました。勉強にとても厳しかったですが、時折、私のわがままを仕方なく許してくれた事もありました。家族で旅行に行くこともなく、皆んなで遊んな記憶もあまりありません。大分年老いた母親。体調も良くなく、後何年も生きることは難しいでしょう。母親にとって人生を振り返った時、何を幸せに感じていたのか、最近そんな事を考えるようになりました。趣味もあまりなく、出歩かず、何をするのが楽しいのか分からないです。私や孫が元気なのは嬉しいと思いますが、母親自身の楽しみが無かったような気がしてならないです。家事と育児に費やした生涯。プロフェッショナルな生き方だと思います。

女性は男性よりも仕事、家庭、自分のバランスを取るのが難しい気がしています。女性活躍......そんなに仕事で輝かなくてはいけないのでしょうか。家庭で輝きたい人、自分自身の喜びを感じたい人。人それぞれです。どうも企業目線での改革になりがちで、いつも自問自答しています。いつの時代でも新しい何かの影で、無くなっていくものがあるのは理解しているつもりです。甘いと言われても、私は個人の意向に沿うことしか出来ません。マネージャー失格でしょうね......

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