今、話題の人工知能(AI)などで人気のPython。初心者に優しいとか言われていますが、全然優しくない! という事を、つらつら、愚痴っていきます

133.プライベートを犠牲にする

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初回:2021/2/24

1.今どきの若者

P子「最近『今どきの若者』って表現もしないわね」(※1

 まずは、今回のお話の発端となる情報源から...。

 《参考資料》
  https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2102/16/news032.html
  「若者は業務よりプライベートを重視する」は間違い?
  ガートナーが人材の新常識を発表
  2021年02月16日 08時00分 公開

 会社としては優秀な若い人に来てもらわないと、将来がありません。せっかく入社してもらえても、今までの考え方で接していてはダメと言うお話です。

 要点をまとめてみましょう。

 今の会社で働き続けたいという意思はあまりない
 Z世代は業務とプライベートの境界線が曖昧
 待遇よりも受け入れ側の能力が重要
 予測に基づいて習得したスキルの大半は使われない

 この中で『Z世代は業務とプライベートの境界線が曖昧』という箇所にフォーカスしてみたいと思います。

 まずは、「ミレニアル世代」(1980~1994年生まれ)と「Z世代」(1995年以降生まれ)の異なる2種類の「若い世代」が存在しており、ミレニアル世代はワークライフバランスを重視する傾向が強いのに対して、Z世代は業務を通じて経験の幅を広げ、自己成長を実現することに期待を示す傾向が強いと分析しているそうです。

 ミレニアル世代は、1981~1995年生まれという説もありますが、要するに2000年に二十歳を迎えた人たちという意味で考えてよいと思います。

 私は分析会社にも所属していませんし、未来予測で報酬をもらっている身でもありませんから、お気楽に分析すると、「ミレニアル世代」では上が詰まっており頑張って仕事をしても給料も増えず、かといって普通に仕事すれば普通の暮らしができる世代ではないかと思っています。なので、楽しみをプライベートに求めつつ、仕事は仕事、遊びは遊びと割り切っているのではないかと思います。

 一方、「Z世代」は普通に仕事をするだけでは食べていけない世代なのではないかと思っています。つまり、業務とプライベートの境界線が曖昧なのではなく、業務をプライベートに持ち込まないと普通の生活が出来ない世代...ではないかと思っています。

2.仕事は楽しいか?

 これからの働き方を考える前に、もう一つ、参考資料をご覧ください。

 《参考資料》
  https://www.atmarkit.co.jp/ait/articles/2102/17/news005.html
  「仕事の楽しさ」は、51ならそれでよし
  [竹内義晴(特定非営利活動法人しごとのみらい),@IT]
  2021年02月17日 05時00分 公開

 嫌な仕事でも我慢して給料をもらい、プライベートで楽しむ...その仕事がプライベートにまで食い込んできたとすれば、これほど悲しいことはないでしょう。逆に、仕事が楽しければ...仕事を楽しむことが出来れば、多少プライベートに食い込んでも満足できるんじゃないでしょうか?

 仕事が楽しくなければ『プライベートを犠牲にする』ですが、仕事が楽しければ『プライベートが仕事になる』ので、仕事とプライベートを分けて考えている人達は、到底かなわないことになります。そういう人達はそれなりの給料をもらうためには、プライベートの時間を削って、嫌な仕事を我慢してしなければならないという事です。

 《参考資料》
  https://www.a-inquiry.com/ijin5861/
  『名言』と向き合う》松田優作
  2021年02月17日 05時00分 公開

 松田優作さんは『お前たちは、俺には絶対に勝てない。なぜなら、俺は24時間映画のことを考えているからだ。』というお言葉を残されています。

 一流になりたいなら、プライベートを犠牲にしろと言っているのではなく、全てを注ぎ込んだ結果、一流になったという事だと思います。先の参考資料には他の方の名言も参考になると思います。

3.これからの働き方

 政府や企業が進めている『働き方改革』ですが、本質と違う方向に向かっている気がします。例えば、嫌な仕事でも我慢して長時間勤務している人達を想定して、残業制限や待遇改善は重要ですが、これからの働き方の方向ではない気がします。

 簡単に言うと『やらされ仕事』からの脱却であり『自主的に取り組む』という働き方への改革が重要だと思います。

 この『自主的に取り組む』というのは仕事だけではありません。趣味でも人の役立つことでも何でも構いません。自分のやりたいことをやるという事です。それが仕事になればものすごく幸せです。

P子「お金にならない場合はどうするの?」

 そこで、ベーシックインカム、いやスタンダードインカム=標準所得保障みたいに、何もしなくても普通の生活が出来れば、良いと思います。

 現実的には難しいかもしれませんが、例えばお金にならない趣味の活動を取りまとめてお金にする(マッチングサイト)的な商売もありかもしれませんね。

 ほな、さいなら。

======= <<注釈>>=======

※1 P子「最近『今どきの若者』って表現もしないわね」
 P子とは、私があこがれているツンデレPythonの仮想女性の心の声です。


スピンオフ:CIA京都支店『妖精の杜』

 ここはCIA京都支店のデバイス開発室。安らぎを求めて傷ついた戦士が立ち寄る憩いの場所、通称『妖精の杜』と呼ばれていた。

 P子:CIA京都支店の優秀なスパイ。早坂さんにはなぜか毒を吐く。
 早坂:デバイス開発室室長代理。みんなから『妖精さん』と呼ばれている。

 早坂:「P子さんは今の仕事は好きですか?」
 P子:「私は気に入ってるわよ。あなたは?」
 早坂:「私のは仕事と言うより趣味みたいなものかな」
 P子:「そういえば命令系統はどうなってるの?」
 早坂:「一応、支店長が直属の上司ですけど業務命令は降りてこないな」
 P子:「じゃあ、命令無しで仕事してるの」
 早坂:「どこの社長さんも命令を受けてないけど仕事してるでしょ」
 P子:「やりたい放題ね」

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