ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

大竹ツカサのナラティヴ (6)

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 2008 年12 月。
 痩せた、というよりやつれた印象の棚橋が浮かべた弱々しい笑顔に、大竹は胸を衝かれた。
 「ご迷惑をおかけしました」棚橋は頭を下げた。「またよろしくお願いします」
 体調は......と訊きかけ、大竹は言葉を呑み込んだ。こうして出社している以上、良くない、と答えるはずがない。体調不良をことさらにアピールする人間もいるが、棚橋はそういうタイプではなかった。
 「それでは」営業課長が声を張り上げた。「揃ったようなので始めます。事前にお伝えした通り、サガラ電装さんで生産管理システムの二次開発が年明けから開始されます。本日は、その概要説明ということでお時間をいただきます」
 「知っての通り」営業部長が補足した。「この案件は、キヨドメ情報システムズから指名に近い形で下ろしてもらったものだ。形式上は同業他社との見積を比較した結果、ということになってはいるが。これも、うちがキヨドメの諸見氏と密接な関係を保っていたからこそ成し得た結果だと思う。昨今の受注開発の厳しい状況を考慮すると、この関係は今後も維持していかなければならん、と強調しておきたい。多少の無理は黙って通すぐらいの前提でやってもらいたい」
 最後の言葉が大竹と棚橋に向けられていることは、わざわざ問うまでもなく明白だった。大竹は内心の憤懣を何とか抑え付けた。
 11 月初旬から12 月始めにかけて、棚橋の出勤日数は所定日数より大幅に減っていた。何とか月曜日に出社しても、火曜日から金曜日まで休む、という状況が続いている。大竹は心療内科の受診を勧めたが、棚橋は「そこまでじゃないので」と笑顔で拒否していた。
 大竹は開発部部長としての立場から、一つの案件だけに関わってはいられず、11 月以降はサガラ電装に足を運ぶ機会が減っていたが、その短い訪問の間でさえ、諸見の立場を利用した棚橋への圧力は、あからさまなほど目に付いた。難易度の高いタスクをアサインするだけではなく、アクセスログの解析や重要度の低いデータ変換、ソースのコメント整備、社内システムの脆弱性対応など、不要不急の雑作業も命じられていた。それらの雑用は、決まったように18 時頃に「明日まで」という言葉とともに与えられるのだった。
 諸見のやり方は、2021 年であれば問題になったかもしれないが、2008 年当時では当事者全員が、当然のものと受け止めていた。棚橋でさえ、元請け対下請けの関係である以上、従うのが当然だと考えているようだ。
 一方で諸見は、岩名と小林に対しては態度を変えていた。二人には雑用的な作業をアサインすることがなかった。サガラ電装の部長レベルとの打ち合わせに同席させたり、サードアイの作業のヘルプを命じたり、バリデーションの一部をJavaScript に持っていく手法の調査を頼んだりと、難易度は高いがやりがいが感じられるタスクが用意された。二人がそれらのタスクをこなすと諸見は惜しみなく賞賛を与え、未達に終わったとしても責めることがなく、慰労の言葉すらかけていた。
 岩名は「上流工程」にすっかり魅せられてしまったらしく、何か質問があると、棚橋ではなく諸見に訊きに行くようになっていた。プログラミング上の疑問点では棚橋の知見を頼ってはいたが、その頻度も日に日に減っていた。諸見が岩名にアサインするタスクを、実装から設計の方に比重を移しているからだ。12 月初旬に行われた人事評価の中間進捗では、上長に対して、パートナーマネジメントへの異動希望を口にしたそうだ。元々、プログラマという職種がそれほど好きだったわけではない、とまで言った。その言葉が、諸見からの影響が色濃く反映された結果であるのは間違いない。
 棚橋に同情的で、諸見の態度を疑問視していた小林でさえ、最近では諸見に迎合するような姿勢を見せつつあった。棚橋を支持する姿勢をあからさまに見せると、自分も道連れになる、とでも考えているようだ。岩名とは異なり、小林は最初からプログラマ志望で入社してきたため、今後も実装のスキルを磨いていきたいと考えに変化はないらしかったが、至近に比較対象が二人いるので、自らのキャリアパスに疑問を抱いているらしい。
 棚橋がもっと要領のいい人間なら、表面上だけでも服従する姿勢を見せ、諸見の虚栄心と承認欲求を満足させることで状況の改善を図っただろう。だが棚橋は諸見が指示する改修方法がおかしいと思えば、最終的には却下されるとわかっていても指摘しないではいられないようだった。そんなことをしても、諸見が封じ込めた劣等感を刺激するだけだ、と大竹は遠回しに忠告したが、棚橋はその手の妥協を笑って拒否した。エンジニアとしてのプライドからか、最適な方法があるのに、次善の策で手を打つことができないのだろう。
 だがS2 機関のない人間の体力は無限ではない。精神的には意欲が充実していても、肉体的な限界を超えてしまえば、リミッターが作動する。
 体力の限界に達した棚橋は、バッテリーが切れたように休む。棚橋にアサインされていたタスクは別のメンバーに回される。回復した棚橋が復帰すると、岩名や小林は非難の分子を含んだ視線を、諸見は「お前の限界はそんなものか」と言わんばかりの視線を棚橋に向けてくる。棚橋はさらに無理を重ね、結果的に限界を迎える。そんなループ状態が続いているのだ。
 見かねた大竹は、悪循環から抜け出すために、せめてサガラ電装の案件から棚橋を外そうとしてみたが、これはマーズネットの営業から猛烈な反対が出た。キヨドメ情報システムズの、端的に言うなら諸見の不興を買うことを恐れてのことだ。
 「増員は認めるが既存要員の変更は、よほどの事情でない限りは認めない、とはっきり言われてるんですよ」
 営業課長の言葉に、大竹は「今がよほどの事情だ」と言ったが、相手を翻意させることはできなかった。
 「私も棚橋に直接訊いてみたんですがね」営業課長は他人事のような顔で言った。「少し体調を崩しているだけで、まだ続けられる、続けたいと言っていましたよ。本人からできないと申し出があれば、そりゃ、こっちもキヨドメに申し入れしますが」
 他の部課長や楽木取締役も、営業部の見解を支持した。すでにキヨドメからは、次年度の受託開発案件への参加を打診されていて、営業部は狂喜乱舞していた。一開発要員のために、そのいい空気を乱したくない、というのが本音だろう。
 サガラ電装生産管理システム二次開発の件は、先週末にキヨドメから連絡を受け、大竹にも概要が共有されていた。二次開発自体は年度内に完了するスケジュールだが、内容はかなりの工数を要するものだった。実装は継続してヒアリングや設計に携わっているサードアイが中心となるが、マーズネットの他3 社ほどが参加する予定になっているという。
 キヨドメからは、現在、派遣で参加しているメンバーは、そのままスライド参加させて欲しいとの意向が付け加えられていた。蓄積された経験値を最大限、生かしたい、との理由からだ。棚橋がこの会議に参加しているのもそのためだ。サガラ電装プロジェクトの体制表では、実装チームのリーダーが棚橋になっているのだ。
 スケジュールや工数、単価の確認が、部課長間で行われている。テーブル越しに交わされる言葉には活気があった。誰もが気分を高揚させているようだ。ここしばらく、新規の受託開発案件はほとんど受注できておらず、2009 年度の開発業務そのものに暗い影を落としている。サガラ電装の案件は、久しぶりのいいニュースだった。状況が異なれば、大竹も率先して開発部としての体制を提案しただろう。
 大竹の隣に座る棚橋は、会議の間、ぼんやりとスケジュール表を眺めていた。その瞳に何も映っていないことは確かだ。疲労しきった心と身体を少しでも休息させているのだ。許されれば突っ伏して眠りに身を委ねたいに違いない。棚橋がそうしない理由は、大竹に恥をかかせるわけにはいかない、という義務感からだ。
 一時間後、営業部の自画自賛と、確認事項に終始した会議は終了の空気を漂わせた。発言が少なくなってきたとき、営業課長が思い出したように言った。
 「棚橋くん、1 月から大丈夫かね。体調があまりよろしくないと聞いているが」
 この会議に棚橋を招集したのは、大竹ではなく、営業部が独自にやったことだ。関係者全員の前で棚橋の言質を取るためだ。棚橋は顔を上げ、大竹以外の出席者たちが望む答えを口にした。
 「はい。大丈夫です」
 営業課長と営業部長の安堵した顔を見て、大竹は二人の首を絞めてやりたい衝動に駆られた。
 「では、最後に楽木取締役、何かございますか」
 楽木取締役は咳払いすると、わざわざ立ち上がった。
 「厳しい状況が続くが、ここを乗り切るためにも、開発部には無理をしてもらいたい。最近、社内から、先の見込めない開発部門を切り捨て、事業を縮小すべきだという声が、私の元にも届いている。懸念はもっともだが、開発部門は多少の赤字になったとしても存続すべき、というのが社長以下、役員の共通した認識だ。そのためにもキヨドメの案件は、成功させてもらいたい。どうかよろしくお願いします」
 深々と頭を下げた楽木取締役に、営業部長が拍手を送り、他の出席者もそれにならった。

 ◇ ◇ ◇ ◇ ◇

 2009 年1 月。
 大竹の厳命により、12 月の残りの出勤日と正月休み明けの一週間を休んだ棚橋は、1 月13 日にサガラ電装に出社したときに、少し顔色が元に戻っているようだった。
 この日は二次開発のキックオフということで、開発に携わる全ての関係者が一堂に会したミーティングが行われた。諸見はサガラ電装のシステム部部長の横に座り、ミーティングの進行を任されている。大竹は複雑な感情でその勇姿を見つめた。諸見がサガラ電装の業務フローをかなり正確に把握していることは疑いようもなく、生産部の担当社員からも信頼されているようだった。
 棚橋は真剣な顔で二次開発分のシステム設計概要に耳を傾け、配付されたプリントアウトに書き込みをしていた。二次開発は派遣ではなく請負契約となったので、諸見が直接指示を出すことは、法令上はできない。業界の慣習として直接の指示も行われるだろうが、度を超すようであれば迷わず声を上げることを大竹は決めていた。
 ミーティングの後半は、サードアイの東海林によって、実装上のポイントが説明された。諸見はつまらなそうな顔で聞いていたが、棚橋は目を輝かせていた。質疑応答になり、真っ先に手を挙げたのも棚橋だった。
 「DB レイアウトによると、梱包プロセス管理データが正規化されていないようですが、これはなぜでしょうか」
 東海林は微笑んだ。棚橋のスキルを評価している東海林は、何度も大竹に棚橋の状態を確認してくれたし、ミーティング前にマーズネット一行が会議室に入ると、諸見との話を中断して、わざわざ棚橋に話しかけていた。その背後で諸見はじっと以前の同期の顔を見ていたのだが。
 「パフォーマンスのためです」東海林は答えた。「発送ラベル印刷でスピードが求められるので。確かに名称と発送コードを二重に持つことになりますが、製造から変化することはないので」
 「それだと過去在庫を出荷するタイミングで、名称が変更になったとき矛盾が生じませんか」
 「名称が変わるときは、型番も必ず新たに採番されますから。型番だけは遡ってダブルチェックがかかるようにしてあります」
 「以前、PRS101A でダブルチェックをすり抜ける例外ケースがあったと思います。一次のリリース時には、再現ができなかったもののレアケースだからということで、後回しになっていたはずですが、その後、対処されてるんでしょうか」
 東海林は頷き、隣に座ったプログラマと小声で言葉を交わした後、棚橋に向き直った。
 「確かにダブルチェックがそこを通りますね。後で最新のソースを確認しておきます。ご指摘、ありがとうございます。マーズネットさん、さすがによくわかってますね」
 棚橋は満足そうに頭を下げた。岩名と小林も、まるで自分のことのように嬉しそうに視線を交わしたが、諸見の面白くなさそうな顔を見て、慌てたように口元を引き締めた。
 その後、他のベンダーからの質問が続き、東海林が答えていった。質問に答える中、東海林はたまに「それはマーズネットさんが担当された部分ですが、棚橋さん、どうですか?」などと話を振ってくれることがあり、そのたびに棚橋は淀みなく答えを返した。大竹は棚橋の頭脳から明晰さが失われていないことを嬉しく思う一方、蚊帳の外に置かれた格好の諸見の反応が気になっていた。
 ミーティングで予定されていた90 分が終わりに近付いたとき、棚橋が挙手して提案した。
 「タスク管理は何で行う予定ですか」
 「何、というのは」東海林は訊き返した。「ツールのことですか」
 「そうです。一次のときはExcel で管理していましたが」
 東海林は諸見の方を見た。
 「諸見さん、どうでしょうか」
 諸見は勢いよく立ち上がった。
 「今回もExcel でやりますよ」諸見は東海林に言った。「WBS フォーマットがあるので。それで問題ないでしょう」
 話に終止符を打つような口調だったが、東海林は棚橋の顔を見た。
 「マーズネットさんには何か提案がおありなんでしょうか」
 「Redmine を使ってはどうでしょうか」
 大半の出席者にとって、その単語は馴染みのないものだったらしく、小さなざわめきが起きた。
 「Redmine ですか」東海林は小さく頷いた。「Ruby で作ってある管理ツールでしたね。少し前に実験的に試してみたことがあります。なかなかよくできている、とは思いましたが」
 「担当者が明確になるのでタスク管理が楽になると思います。Excel だと管理表を間違って上書きしたりとか、どのフォルダにあるのが最新版なのかとか、混乱が生じることがあります。現に一次のときも、ファイルが複数できてしまって、最初から作り直したことがありました」
 一次開発に参加していたプログラマたちは一斉に頷いた。大竹もそのときの騒動は記憶している。半日ほど全ての実装が一時停止することになったのだ。
 「確かに、今回はスケジュールもタイトなので、ああいった事態は避けたいところですね。諸見さん、どうでしょう?」
 東海林の問いかけに、諸見は一瞬、迷った表情を見せたが、すぐに冷たい口調で訊いた。
 「その何とかいうツールは無料なんですか」
 諸見が訊いたのは東海林だったが、東海林はそのまま視線を棚橋に向けた。
 「オープンソースとして提供されています」棚橋は答えた。「社内の開いているサーバにインストールできます」
 諸見は唇を噛んだ。導入費用がかかるのであれば、それを理由に却下しようと考えていたのだろう。
 「聞いたことがないですが、それほど実績はないということですね。信頼できるんですか」
 「少し使った限りでは」今度は東海林が答えた。「使い勝手はいいようです。日本語の情報は少ないですが、海外では事例の報告も上がっていますよ」
 「どうですかね」諸見は曖昧に笑った。「海外で評価されていても、日本での開発にマッチするかどうか」
 「Ruby で書かれてるので」棚橋がすかさず言った。「ある程度のカスタマイズもできるはずです」
 「私もそう思います」東海林が同意した。「Excel ベースや紙ベースのタスク管理は、そろそろ限界で、今後はこうしたWeb ベースの管理ツールが出てくるんじゃないでしょうか。日本で実績がなければ、我々が最初の実績を作ってもいいと思いますね」
 口々に同意の声が上がった。
 「棚橋さんはインストールしてみましたか」
 「社内のLinux で試してみました。案外、スムーズに行けました」
 「開発用サーバはリソースが余ってるので、試験的に入れてみるのもいいかもしれないですね。どうでしょう?」
 諸見は腰を下ろすと腕を組んで考えた。表面的にはメリットとデメリットを考えているようだが、大竹にはやらない理由を必死で探しているようにしか見えなかった。
 「ちなみに」やがて諸見は言った。「マーズネットさんで試したのはいつですか?」
 「Redmine をですか。夏頃ですかね。0.7 の新しいバージョンが出たときだったので」
 「ほう」諸見はニヤリと唇を歪めた。「0.7 ね。それで最新版のバージョンはいくつなんですか」
 「確か......」棚橋は宙に目を据えた。「0.8 が年末に出たばかりだったと思いますが」
 「つまりマーズネットさんは、こう仰っているわけですか。正式版もリリースされていない、海のものとも山のものともつかない、海外製の管理ツールをサガラ電装さまの社内サーバにインストールしろと」
 「いや、でも、すでにいくつかの企業で使用実績が......」
 「そんなもの信用できるんですかね。サガラ電装さまに人柱になれと言っているようなものでしょう」
 「......」
 「せっかくの提案ですが、弊社としては、そんな怪しい管理ツールに頼ることはできかねますね。プロジェクト管理は従来通り、弊社規定のWBS シートで行います。それからマーズネットさん、御社は何か勘違いされていませんか」
 「どういうことですか」強張った表情で棚橋が訊いた。「私としては開発をスムーズに行うための提案をしたつもりですが」
 「それが勘違いと言っているんですよ。御社の仕事は実装、つまりプログラミングです。プロジェクト管理について提案してくれと、私が一度でもお願いしましたか。いや、していませんよ。そんなことに使う時間があるなら、プログラミングレベルでパフォーマンスを上げることを考えてもらいたいものですね。先月までの御社の実績は、正直、あまりいいものではありませんでしたから。よろしいですか」
 誰のせいだ、と口にしないだけの分別は大竹にもあった。たとえ、内臓が煮えくり返りそうな怒りを感じていたとしても。大竹は諸見を睨んだが、睨まれた方は涼しい顔で続けた。
 「大事なことなので二回言いますよ。御社は実装に集中していただきたいです。プロジェクト管理の提案は無用であり不要です。以上、この件は終わりです。では、そろそろ時間となりましたので、このあたりでキックオフミーティングを終了したいと思います。みなさま、おつかれさまでした」

 (続)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術や製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(16)

コメント

匿名

「大竹ツカサのナラティヴ (1)」に 「タスク毎の進捗はRedmine に入力されているし」との記載があります。
この時点で既に既知だったのでは?

予備役社内SE

諸味の見事なまでのクズっぷり…中二病を拗らせすぎたとしか思えん。
先週の書き込みで、何方かが書いた「自分の居場所を確保する」ためだけであれば、棚橋氏に対して「優越的立場を利用した」「BMWjapan」まがいのことをする必要もないだろうが…「幼い」んだろうな。「上流工程やってますのでぇ~細かいことは知りましぇ~ん」の所謂「サルの浅知恵」レベルの多少は「切り返す」知識はあるのだろうが…。
上流工程を行う者は、本来ならば、アメリカ海兵隊のモットーである「すべての海兵隊員はライフルマンである」が望ましいのだが。
全てのIT技術者が「上流工程」を望んだら、誰がコーディングするのか?人工知能で全て書いてくれるとでも信じているのか? 誰かがやらなきゃならん。ライフルマンであることを正しく評価して報いることが必要だからこそ、五十嵐氏のイニシアティブが生まれてくるのか。

匿名

(1)を読んだときに、2007年の時点でRedmineを使ってるなんて、
先進的だな、と思ったので、印象に残ってました。

匿名

もし棚橋さんが会社辞めちゃったら、
諸見のモチベーションもなくなりそうですね。

リーベルG

匿名さん、ご指摘ありがとうございます。
(1)のとき、あまり深く考えてませんでしたが、今、確認してみたら、確かに矛盾でしね。
(1)の方の記述を修正しました。

匿名

これ大竹と東海林以外全員爆発するんだよね?

匿名

某所のY君が、有能だったら諸見氏のようになっていた可能性が?ということがふと浮かんでしまった。

匿名

棚橋さんが追い込まれて自○とかしないと良いけど...

匿名

協力会社にマウント取ることを人生の喜びとしているような人ってマジで存在するから怖いよね

匿名D

Excelでの管理に固執するのは、これまでにも嫌がらせの小細工に使ってきたんだろうなあ。


>御社は実装に集中していただきたいです。


さんざんどうでもいい雑用を押し付けておいて、どのクチが言うんでしょうね。


棚橋さんも、結果がわかっているのに愚直に正面衝突ばかりじゃ芸がない。
もうちょっとやりようがあると思うんですけどねえ。

前回、下品な言葉で罵っていましたが、
他人の充足を自分の損と考えるような人物は、
マネージャーになんかなっちゃいけないですよ。
マネージャーの役割は、その逆なんですから。

もちろん匿名

いつも楽しく拝見させて頂いています。
本編含めてコメントでのやり取りも楽しくかつ、
興味深く拝見させて頂いています。
時に私の身の回りの事象をずばりと言い当てる
この小説(他シリーズ含む)には本当にすごいなと感心しきりです。
今回の話を見ていて背筋が寒くなったのは
「上流工程+会社独自の知見を有しただけの人間」(諸見氏)が
あたかも全能の決定者のように振舞えるという状況です。
私の身の回りでもこういったことが起きていて、
「今そこにある危機」
という状態なので読んでて驚嘆と恐怖の連続でした。

今後の展開も含めすごく楽しみにしております。
リーベルG様どうぞ体調など気を付けて
活動頑張ってください。

匿名

モロやんもさることながら、
楽木取締役や営業部の連中め…

ぽい

いやなんか棚ぴょん駅ドンして諸やんが異世界転生して棚ぴょんが風博士(坂口安吾)のごとく
「TATATATAHA!」と叫んで風になる展開?

匿名

真の敵はマーズネットか…棚橋はこの状況でどうやってやり返すんだろう?

匿名

むしろ、大竹部長が棚橋氏の敵討ちとばかりに営業部への意趣返しに出た結果が
「開発業務からの撤退」なのかもしれませんな…

匿名

棚橋さんはやり返せない。
正攻法の結果、良くない結果になりそう。
良くない結果になるから、今の大竹専務がある。

東海林さんも絡む事になるが事態は悪い方向に向かう。

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