言語の歴史は人類の歴史。そして人類はコンピュータを言語で動かすようになった。

十人十色

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エンジニアライフが 9/10 で十周年になるそうです。それにちなんで10にまつわるコラムを書くとのことなので、私はタイトルにこの言葉を選びました。ちょっと清楚系な編集者さんの頼みとあらば聞かない理由もありません。あとでおいしいものでもごちそうして欲しいと要求を出してみます。

ちょっと小悪魔(いや、大悪魔か)な編集者さんのことなので、コラムニストに片っ端から声をかけていることでしょう。どうなるかは予想がつきませんが、きっと大喜利大会みたいなコラムがアップされていることでしょう。「10」なんて漠然としたお題で、皆さんはどういうことを書かれるのでしょうか。

複数の人に同じ課題を出すと、それぞれがそれぞれの思う方法で答を導きだします。課題は決めてもゴールを決めなければそうなります。ただこれを、ゴールを決めて効率よくと条件をつけると、ベストプラクティスを探したがる人が多いです。そんな事例をたくさん見てきました。

ベストプラクティスといえば「誰もが納得する最大限の成果をあげる手段」と考える人が多いのではないでしょうか。実際は違います。「条件に合った最大限に成果があがる手段」がベストプラクティスです。違いは「誰もが納得する」か「条件に合っているか」です。前者が周りで見ている人が基準で、後者がやっている人の状態が基準になります。

同じお題でコラムを書いたとして、これだけ多くの差が出ます。それだけ人の考え方には多様性があるということです。選んだ手段が実行する人の条件に合っているか、吟味する価値はあると思います。「誰もが納得する最高の方法」を模索するより、いろいろな発見があるように思います。

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