書籍「内臓脂肪がストンと落ちる食事術」を読んでみた。正しい食事の摂り方を知れば変わる！【第5回】

» 2019/11/01

ご覧頂きありがとうございます。寒い季節に差し掛かると、どうしても身体を動かすことが億劫になります。仕事が出来るのも健康な身体があってこそ。健康には運動が大切だと考え、自身の運動不足に向き合おうとするのですが、気持ちだけが先走り、全く身体が動きません。身体を意識的に動かさなければいけないようなものでなく、自然と習慣化することが理想です。けれど、仕事に追われる毎日でなかなかその余裕が持てないのも事実です。今日こそは！と思い、運動する予定をしてたけど、急な仕事が出来てしまった。仕事が理由だから仕方ないか、、と断念してしまうことはありませんか？

ここで視点を変えて、健康な身体になる為には、運動以外にもやるべきことがあるんじゃないか？と考えました。運動不足なのは重々承知の上、そうなれば、毎日欠かすことのない「食」に目を向けてみてはいかがでしょうか。

食事だけで全ての改善にはならないとは思います。ですが、健康に対して意識を向けることが出来ますし、このきっかけが運動への気持ちを後押ししてくれるのではないでしょうか。また、食事に気をつけるとなると、よく耳にする『糖質』が重要な役割を担うように感じます。食事を変えることでどこまで自分は変わることが出来るのか？その希望と期待に応えてくれる1冊を紹介します。

エンジニアライフコラム「平岡麻奈のちょっと一息」の第五回は「糖質」をテーマに「内臓脂肪がストンと落ちる食事術」を紹介してみようと思います。

★内臓脂肪がストンと落ちる食事術★

【著】江部康二

https://www.amazon.co.jp/dp/4478106487/

糖質制限と1日2食の「半日断食」の組み合わせを推奨しています。本書では朝食抜きの1日2食を長年続けている著者の経験を元に、正しい「食べトレ」を学びます。「断食」と聞けば、なんだか無理をしなければいけない気持ちになりますが、糖質制限をしながらの「断食」は、お腹が空く血糖値の乱高下が生じません。その為、必要以上にお腹が空かない状態になります。正しい知識を持ち合わせていないからこそ、つらい空腹に悩まされていたのだと感じます。また、なかなか朝食を抜いたり、1日2食に抵抗のある方に向けても、1日3食の場合「糖質制限食」の提案も含まれているので安心です。本書のテーマとして、「内脂肪をストンと落とす」ことが挙げられていますが、「体脂肪のもとは『糖質』」であると示された時、今まで脂肪は「脂質」が原因と勘違いしていた為、上手く食事管理が出来ていなかったのだと気づくことが出来ました。

・つまめる脂肪＝皮下脂肪

・つまめない脂肪＝内臓脂肪

お腹を内から出っ張らせているのは「内臓脂肪」です。適度な「皮下脂肪」は身体にとって必要不可欠であることに対して、「内臓脂肪」はたまりすぎると様々な病気を招くことになります。２つの「脂肪」の特性を捉えながら、どうして脂肪がついて太ってしまうのか？という疑問に対して、医学的根拠を用いて説明しています。その為、分かりやすい説明でもあり、これまで曖昧だったことが証明されていく度に、読んでいて色々な知識を吸収出来ます。

思い返せば学生時代、研究室に入り浸りの時期がありました。毎日お昼はカップラーメン。手軽ですし、研究室に置いておけばいつでも食べられます。後は、大学内で販売されている白ごはんと唐揚げのセット。これがすごく人気でした。食欲を満たすにはもってこいのメニュー、ハマってしまえば毎日食べたくなります。また、休憩に食事にあてる時間をなんとか減らしたいこともあり、サッと食べられる食事を選択します。振り返るだけでも、とても健康的な食事とは言えません。今はここまでの偏食ではないものの、単品メニュー、例えば丼や麺類ばかりになることが多くあります。これは、『糖質』がたっぷり含まれた食事です。摂取カロリーばかりを気にしてしまい、単品メニューを選ぶ癖があったように思います。その判断が、栄養の少ない食事習慣を引き寄せていることに気づきました。食事をする際、単品メニューばかりになってはいないでしょうか。バランスのとれた食事、尚且つ『糖質』を意識した食事を目指しましょう。本書のカバーの裏側が、食品が含む糖質量の一覧表が掲載されていることも驚きでした。「筋トレ」も大切ですが、日々の「食べトレ」も疎かに出来ない、どちらも健康にとって大切なトレーニングだと感じました。