キャリア20年超。ずっとプログラマで生き延びている女のコラム。

我流コラム執筆術、ていうか、ステマ?

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 令和になりまして、無事「平成の初日から最終日までプログラマで渡り切った女」を名乗れることになりました。
 いや、名乗る気はないけどね。
 それでもって、エンジニアライフさんのコラムニストを名乗れるようになって、どうやら10年らしいです。
 昨年とか3本しか書いていないので、これを「続けてる」と言うのはちょっと気が引ける部分もあるんですが、それでも10周年突破には違いないのです。
 いや、なんだかんだでよく続けてるな、自分。

 そんなわけで、記念コラムを書いてみようと思い立ち、なにを書けばいいんだろうね、と考えた結果、以前、知人との雑談で「どういうステップでコラムを書いているか」という話をしたら、「えっ? そんなめんどくさいことやってたの?」って言われたことを書くことにしました。
 本当にめんどくさいだけでおもしろくないと思いますが、あんまりITと関係ないことは、こういうどさくさにまぎれないと書く勇気が出ないので。

 わたしがこのコラムを書くにあたって常に気を付けているのは、「嘘をついていないか」ということです。
 こう書くと、気を付けてないと嘘をついちゃう人なのか、と思われそうですけど、これは主に自分で自分をだましてないか的なことです。
 自分の意見だと思っていても、よくよく自分を問い詰めてみると、誰かの意見だった、ということがあるんですよ。
 多分、思考をめんどくさがって、どこかで読んだ誰かの意見をそのまま自分の意見として取り込んじゃった結果だと思うんですけど。
 「よくよく考えてみたら、よく考えてませんでした、ごめんなさい」的な。

 なので、コラムを書く時は、書こうとしていることに対して、それは本当にそう思っているのか? という再検証を行うことになるので、これがめっちゃしんどいです。
 いろいろなことを思い出して、考え直して、関連しそうないろいろな文章を読んで自分の考えと照らし合わせて、ひとつひとつを否定してみて、ひとつひとつを肯定してみて、といったことをひたすら脳内で繰り返します。
 この段階では何も書きません。メモも取りません。
 字にしちゃうとそれが固定されちゃう気がするので、ずっと脳内でこねくりまわし続けてます。
 いろいろなものが脳内で浮き沈みを繰り返します。
 そんなことをしつこく繰り返していると、ある日、突然、網が現れて、浮かんでるものをザッパーとすくい上げてひとつにまとめてくれるんですよ(←あくまでもイメージです)。

 それでようやくテキストエディタで打ち始めるんですが、この時はとにかくすべてのものをシャットアウトします。
 音楽はかけないし、スマホも遠ざけるし、PCの通知が出る系のアプリは全部落とします。
 人がいるところでないと書けないのでカフェとかで書いてるって話をきくことがあるんですが、どうやったら人がいるところで文章が書けるの? って思います。
 だって、書いてる間は飲食もしないですよ、わたし。
 とにかく、外から何も受け入れたくないので。

 そんな環境で、とにかくありったけのことをひたすら打ち続けます。
 そうやって一通り書いたらその日は放置して眠ります。
 翌日以降、ざっと読み返して、今度はひたすら削ります。
 ひどい時になると十分の一くらいまで削ります。
 ここまでやっておいて「なんかやっぱ違う気がする」とかなって、振り出しに戻ることもあるんですよね、これが。
 本当にしんどいです。

 でも、書いてて「そうか! わたしそんなこと考えてたのか!」ってなる瞬間があって、それがめっちゃ快感です。
 それがあるから書き続けていられると言ってもいいくらいです。
 文章にしないと自分の考えてることもわかんないのか、ってちょっとヘコむこともあるんですけど。

 コラムに書いたことはその時点でのわたしにとっての「本当」だと、自信をもって言えるか、ということが、わたしにとっては一番大事なことなんです。

 わたしの書く文章を「バイアスがかかってるからダメだ」と評している方をたまにみかけるんですけど、コラムとかエッセイとかブログといったものは、それを書いた人のバイアスを楽しむものだと思ってるので、そこらへんが気になる方には、「補正する気はまったくないです」としか申し上げようがありません。
 ただ、個々のコラムにバイアスがかかってる分には問題ないけど、同じ傾き方や曲がり方してる人ばかりが固まっているのは問題ありだと思います。
 そういう意味では、エンジニアライフのコラムニストさんたちはてんでばらばらな方角をみているので、とても頼もしいですね。
 いろんなバイアスがかかってる人がもっと増えると、もっと楽しいと思うので、皆さま、コラム書きましょうよ! わたしのために!

 というわけで、10周年記念でコラムそのものについて書こうとしたら、なぜかコラムニスト募集記事になりました。
 ちなみに、募集ページはこちらです。

 そんなこんなでいつの間にやら10年超えですけど、まだ書く気はあるようなので、もうちょっとおつきあいいただけるとありがたいです。

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