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第329回 勉強法を今一度考える

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 こんにちは、キャリアコンサルタント高橋です。

 先月辺りから1級キャリアコンサルティング技能士の勉強を集中的に行い始めました。今年で3回目の挑戦なのでそろそろ結果を出したいと思っています。個人的な印象ですが、実技試験はある程度点数が取れるイメージがついてきているのですが、ここに来て学科試験の対策で頭を抱えています。

 私はこれまで独自の勉強法で勉強をしていたのですが、最近その勉強法でやると効率が悪くなっているような感じがしています。そこで、今回は今一度勉強法を考えてみたので、それをご紹介したいと思います。

■以前の勉強法

 これまでやっていた勉強法はこのコラムに書かせていただいております。

第238回 勉強法を五感で考えてみる

 テキストを読み上げ、それをスマホのレコーダーに録音しておき、常にそれを聞いてイメージするという方法でした。当初、この方法は私にピッタリだと思っていたのですが、やってみるとこんな問題が出てきました。

  • 書いてあることを読み上げ、空白を入れているため、時間がかかる(+録音するのも時間がかかる)
  • 書いてある本がないと、何を読んでいるかが理解できないことがある

ということで、結局の所、重要事項をノートに書き写すような勉強法になってしまっていました。。。

■新しい勉強法

 ただ、「書く」という行為はとにかく時間がかかります。実は最近、あまりに字を書きすぎて手首に激痛が走りしばらく手首が動かせなってしまいました。これが本番に起こったとしたらと思うとゾッとしますが、書きすぎる勉強法は考え直した方が良いと思うようになりました。

 こういったこともあり、新しい勉強法を考えなければならない状況に追い込まれてしまいました。そうして、私なりに色々と考えてみました。現状の私のスタイルからすると、

  • 「書く」ことは極力避けたい(また手首を痛めるかもしれない)
  • 「話す」のは時間が取りづらい(録音する時間がない)
  • 「読む」時間は結構取れる(新幹線の中とか)

これらの条件に合致するような勉強法になります。...というか、これに合致する勉強法って「読む」ことしかできませんよね(汗

 そんな訳で「読む」勉強法をやってみることにしました。色々試行錯誤しましたが、今私がやっているのはこんな方法に落ち着きました。

  • 本をただ読み続ける

 これが勉強法になるかどうかわかりませんが、実はこの方法が結構役に立っています。この方法はマンガ本からヒントを得ました。マンガ本って何度も読み返しますよね? そうするとどのページにどんなセリフがあるか、ある程度覚えたりしませんか? これを勉強に使えないかと思いました。

 また、先ほどのコラムにも書きましたが、私は何かを覚えようとすると眠たくなるのび太君のような体質なので、極力眠気が起こらないように、理解ではなく字面を追うような読み方をしています。これを大体1冊2時間程度(新幹線に乗っている時間)で読み切ってしまうように読むようにします。本のページ数にも拠りますが、200~300ページ程度ある場合は流し読みをしないと間に合いません。ですので、最初はほとんど何も頭には入りません。しかし、これを何度か繰り返していくと、自然に本のイメージが頭に入ってくるようになってきたのです。

 何回繰り返して本を読めば良いのか、自分の中の基準はありませんが、とりあえず10回は読んでみようと思います。そのくらい読めば、本の構成や書いてあることが大体頭に入るような気がしているからです。

■自分に合う勉強法を探そう

 この方法はこれまでの自分のやり方とは違う、気負わない勉強法だと思っています。勿論、テスト対策として過去問を解くなどは今後やっていくのですが、1級キャリアコンサルティング技能士の学科試験では労働白書とか経済白書の内容を理解していなければならないので、こういったことにはこの勉強法がうってつけだと思っています。

 世の中にはたくさんの勉強法があります。今回ご紹介した「ただ読むだけ」の勉強法もその一つです。結構効果がありそうな感じがしていますので、良かったら試してみてくださいね。

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