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どうせプロジェクトは遅延する と思うな! -大坂なおみのメンタルを見習って

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あきらめないメンタルで優勝した大坂なおみ

 全豪オープンテニスで大坂なおみ選手が優勝しました。おめでとうございます。

 私は決勝戦の他に3回戦もテレビで見ていました。大坂なおみ選手は第一セットを落として試合はすっかり相手の流れに。これは負けそうだ、と私は思ったのですが、そこから気を取り直して大逆転しました。

 決勝戦では大坂なおみ選手が第一セットを取り、さらに第二セットでマッチポイントをつかみました。ところがそこから、相手のクビトバ選手が粘ってセットを取り返してファイナルセットに持ち込みました。また、大坂もクビトバも、0-40のピンチから逆転して取ったゲームがありました。もう負けそう、というピンチでも集中力で逆転するのは両者ともお見事です。すばらしいメンタル力です。

あべっかん選手も粘り強かった

 昔、ビヨンボルグが全盛期のころから、私も中学と高校の部活でテニスをやっていました。私は非力で体力的には劣っていたものの、努力でカバーしていました。結局シード選手に勝てず県大会には行けなかったのですが、その手前までは何度か勝ち上がりました。

 そのころは、取れそうにないと思うようなボールを打たれても、あきらめずに走ると拾えことが何度もありました。負けそうな試合をひっくり返したこともありました。昔の私はあきらめないメンタル力を持っていました。粘り強かったのです。

あべっかん選手は粘り強かったはずなのに

 それが今では、なんとあきらめが早くなったことでしょう。プロジェクトが始まった時点で、「こんなスケジュール無理だよなあ。きっと3ヶ月は遅延するだろうな」と思ってしまうのです。そんなことってありませんか?

 私はこれまでに、Plan/Delay/Cancel/Apologies (計画/遅延/中止/謝罪)の負のPDCAを何度も体験してきました。そのおかげですっかりあきらめが早くなってしまったのです。これではいけません。無茶なスケジュールだから仕方がないと言ってしまえばそれまでです。でも、学生のころの「最後まであきらめないメンタル力」をちょっとは思い出さないといけないなあ、と大坂なおみの活躍を見て思ったのでした。「プロジェクトを最後まであきらめないメンタル力」、あなたにはありますか?

 昔は粘り強かったあべっかんでした。

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Comment(6)

コメント

匿名

報酬も、比較してますか?

匿名

負のPDCA、初めてお目にかかりましたがなるほどなーと思いました。勉強になります。

仲澤@失業者

「-PDCA」。彗眼です。

ちなみにビヨンボルグ(っつうかマッケンロー)の頃は、
自分は「なおみ」ぢゃなくて「ひろみ」ファン。
「エースをねらえ!」は名言の塊のようなコミックでしたが、
ジャッキー・ビントが妹のジョージィを諭す次の場面が好き。
「生きていればね、ジョージィ。毎日何かが起きるのよ。
けれどその起きたこと自体は、幸・不幸の性格を持っていないのよ。
幸・不幸の性格づけをするのは私たち人間よ。」
(・・略・・・)
「欠点をそのまま残してるあなたは、穴だらけのバケツよ!
それでどうがむしゃらに水を汲んでももれていくだけ。
努力している気でいて、その実なんにもしちゃいないのよ!
だから血のにじむ思いでその穴を埋めてきたひろみとは勝負にならないのよ。」
(・・略・・・)
「この大会でいずれひろみは負ける。その時のひろみの態度をよく見てなさい。
やぶれたあとの態度で、失敗をどう生かすかでその人間の器がわかるのよ」

なおみの奮闘を見ながらひろみの事を思い出してしまいました。

abekkan

>仲澤さん

岡ひろみは私も見ていました。
大人になってからも再放送を懐かしく見ちゃいましたね。

そのあとのテニスボーイでは、ウルトラループスイングとかツインビームとか、魔球っぽいのが横行していました。
懐かしい!

2つめの匿名

2つめの匿名で書き込んだ者です。別人の匿名ですー。
そして以前のコラム見逃してました!今はIT系ではないのですが十分通じる負のサイクルですのでおぼえときます。

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