「ワークスタイル」カテゴリーの投稿 (9/12) 【小説 失格のエンジニア】第十四話 彼女に傷付けられた彼女 翌日18:00--夕方から降り出した雨は、定時を回る頃にはさらに激しくなっていた。降り注ぐ無数の雨粒が雄一の頬や肩を濡らした。彼の持つ小さな折り畳み傘じゃ雨はしのげない。靴の中に入り込んで来た水滴で足... 2018/09/25 Comment(4) 【小説 失格のエンジニア】第十三話 脅威となる彼女 二日後--定時後、いつものコメダワラ珈琲店で三度目の提案チーム会議が行われた。「有馬さん、昨日のライブお疲れ様でした!」「......はい。ありがとうございます」会の始まりは決まって雑談から入る。福島... 2018/09/18 Comment(0) 【小説 失格のエンジニア】第十二話 CCBと、彼女を好きな彼 提案会議解散後、そのまま雄一は明日のライブに向けて、国道沿いのスタジオ「ポップロック」でドラムの練習していた。バンドを事実上解雇された雄一は、キングジョージとしてはユニットという形で明日のライブに主演... 2018/09/04 Comment(2) 【小説 失格のエンジニア】第十一話 彼女の過去を知る彼女 翌日--海に浮かぶ人工島。人々はその島をソフトパークと呼ぶ。最先端の技術を追求するIT企業がその本拠をここに置いている。通称、我が国のシリコンバレー。パークの中心にそびえたつ60階建てのソフトパークセ... 2018/08/28 Comment(4) 【小説 失格のエンジニア】第十話 彼女を召喚せよ ドラゴンファンタジーとは、株式会社アイアンキングが開発、運営しているスマホゲームのことである。プレイヤーは青軍と赤軍のどちらかに属し、自分の敵となる軍と全世界にあるポイントと呼ばれる仮想の陣地を奪い合... 2018/08/21 Comment(6) 【小説 失格のエンジニア】第九話 彼女とドラゴンファンタジー 「どういうことですか?」眉根を寄せ不審そうに問い掛ける目白部長を一瞥することなく、福島課長はカバンに手を突っ込みスッと中からクリアファイルを取り出した。そこから一枚の紙を取り出し、机の上にそっと置いた... 2018/08/14 Comment(2) 【小説 失格のエンジニア】第八話 彼女のロジカル 職場には、福島課長、雄一、そして桜子。他には府中屋のプロジェクトを手伝ってくれている栗田という女性の派遣社員がいる。他の社員は常駐先や現地作業で出払っている。課長は雄一に説教を始めた。「分かってるな?... 2018/08/07 Comment(2) 【小説 失格のエンジニア】第七話 彼女が必要だ 「お前ら、何やってんだ?」雄一はスズカ達がいる席に近づきそう言った。リュウジとツヨシが目を丸くし、何も言えず驚いている。「俺の知らないところで、そんな話が進んでたのかよ。悲しいもんだぜ。始めっから俺を... 2018/07/31 Comment(2) 【小説 失格のエンジニア】第六話 気分屋な彼女 府中屋を後にした雄一は怒りの熱が冷めたのか、目白部長を怒鳴りつけたことを後悔し始めていた。何といっても、相手は客である。幾ら腹が立ったとはいえ、顧客を怒鳴りつけたとあっては今後の関係にもひびが入ること... 2018/07/26 Comment(6) 【小説 失格のエンジニア】第五話 彼女を挑発してみた 受話器を置いた雄一は桜子の方を見た。目が合った二人の間には見えない何かがぶつかり合う様な張り詰めた空気が漂った。押し返す力と押し戻す力が反発し合い、周囲にも緊張が伝わる。福島課長が向かい合ったままの二... 2018/07/17 Comment(4) 前のページへ 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 次のページへ
【小説 失格のエンジニア】第十四話 彼女に傷付けられた彼女 翌日18:00--夕方から降り出した雨は、定時を回る頃にはさらに激しくなっていた。降り注ぐ無数の雨粒が雄一の頬や肩を濡らした。彼の持つ小さな折り畳み傘じゃ雨はしのげない。靴の中に入り込んで来た水滴で足... 2018/09/25 Comment(4)
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