常駐先で、ORACLEデータベースの管理やってます。ORACLE Platinum10g、データベーススペシャリスト保有してます。データベースの話をメインにしたいです

略された言葉たち

»

長いので略された形で会話に登場する言葉は幾つもあります。
スマートホンはスマホ、ミスタードーナツはミスド、セクシャルハラスメントはセクハラといった具合です。
忙しいITの現場では、略語が日々飛び交っています。

■進捗会議にて
新卒で入社した次の日に、プロジェクトに投入され開発作業に入りました。
一週間後、人生初の進捗会議に参加しました。

オンスケなので問題ありません。」
「他社の仕様決定待ちです。リスケでお願いします。」

参加メンバーの口から、聞いたことが無い言葉は飛び出してきます。
このオンスケ、リスケという言葉を聞いて思い浮かべたのが以下の二人でした。

15.jpg

恩助(オンスケ)と利助(リスケ)は東海道を旅しています。
旅は彼らにとってプロジェクトみたいなもんです。
恩助が動けなくなると、利助が頑張って何とかする。
利助が疲れないように、恩助が頑張って前倒しで旅を進める。
会話のニュアンスだけで、そんな風に想像しました。
後で、言葉の意味※1を調べてみました。
あながち、ずれてもなかったかな。

※1:オンスケは、オンスケジュールの略。スケジュール通り進んでるという意味。
  リスケは、リスケジュールの略。スケジュールを見直すという意味。

■開発作業にて
一次請け会社の設計が遅れて、二次請けの我が社に設計書がなかなか降りてきません。
ですが、開発のお尻は決まっているので、設計書が届き次第、無茶なスケジュールで作業します。
それこそ、恩助、利助がえっちら、おっちら旅してる感じです。

リーダーの威勢のいい声が聞こえてきます。
「スケジュールがタイトなんだから、残業していいから、ごりごり開発してね!」
「この画面、さくさく動かないねー。」
「この関数と、この関数を、がっちゃんこすりゃいいじゃん。」

ごりごりは、「一生懸命に力いっぱい」
さくさくは、「スムーズに速く」
がっちゃんこは、「合体してひとつにする」
とか、真面目に言うと長くなりますね。
長いと、理解するのに少し時間が掛かる。
それを、擬音語、擬態語で略すると、コミカルになります。そして、感情やニュアンスが伝わります。
何より、ユーモアがあって、少し殺伐とした感じが無くなるのがいいなと思いました。

■テストにて
テスト用端末のデスクトップに、こんなEXCELファイルが。

海老.jpg

海老

その場に似つかわしくないファイル名です。
海老料理の画像でも載っているのでしょうか。
釣られてファイルを開けると、各シートに画面のスクリーンショットが貼られていました。

テストする際、エビデンス(証拠)として、画面のスクリーンショットやデータベースの状態をEXCELファイルに残します。
海老とは、エビデンスの略でした。
そういえば、エビデンスを取得する作業を、エビ取り、エビ取りと略して言ってました。
それが由来なのでしょうか。
ファイル名を「海老」にしたのは、長々書くのが面倒くさかっただけなのか。

ま、和みますが、間違えてそのままのファイル名で、お客様のところに送付しないように注意です。


こういった略語については、耳になじんできて、最近は違和感を感じることはありません。
略せばいいってもんではないけれど、メールやSNSで文字を打つ量は減るし、会話も早く済んで時短(これも略語)にはなるかも。
お互い、略語の意味を知ってるっていう前提ですが。。。
略された言葉というのは、往々にして無意識に発音のしやすさを追求して、そうなった結果だと思われます。
だから、会話するときに、つっかえないで使えることが多いです。
加えて、その現場でしか使われない略語を使って会話を成立させたときは、連帯感を感じるときも。
しかし、お客さんの前で、略語を多用すると、誤解されたり、意味が伝わらなかったりするので注意が必要です。


便利な略語ですが、略さなくてもいいんじゃないのって言うものが存在します。
それは、、、、、


挨拶です。

■「あざーす」と「押忍」の関係
あざーす」という言葉をネットで調べると、
うざい
嫌い
そういったワードが引っ掛かります。
「あざーす」は、「ありがとうございます」の略です。
また若者言葉なのか、という印象を受けますが、私の知る限りそうではないです。

というのも、この言葉を、私は10年前28歳の時に、職場で隣に座ってた25歳の男の口から初めて聞きました。
若者にとって10年前は昔でしょう。
そして、その25男も今では35歳ですから、「あざーす」は、若者言葉ではないはず。

挨拶が省略されて、自分に向かって使われると、何か軽く見られている感じがする。
そういった理由から、この「あざーす」は、皆から好かれていないようです。
私は、慣れ親しんだ関係だとありだと思いますが、目上が相手だと、ちょっとなあと思います。

ですが、かく言う私も、挨拶を省略してしまってます。
「あざーす」ではないのですが、
「お疲れさまです」が、略されすぎて「おっす」になっちゃってますもんね。
これは、周りにも結構います。

16.jpg

そこで、空手家や柔道家の間で交わされる挨拶「押忍」なんですが、これはこれで、略された結果のようです。

「押忍」wikipediaからの引用
元々は「おはようございます」だったものが「おはよーっす」→「おわーす」→「おす」と縮まり、そこに「押して忍ぶ」(自我を抑え我慢する、の意)という言葉の漢字を当てた結果、現在の形になったのではないかと言われている。

この推測が正しいならば、「押忍」は、「あざーす」と同じように挨拶が略された形だということです。
ちょっと、はっ、としたのは、武道やってる人って、挨拶をはっきり言わなかったり、しなかったりするのが一番嫌いな人種だと思うんですよね。
それなのに、「押忍」が挨拶を略した結果だということと、これが、武道家の間で使われ続けてるということが、面白い。

「押忍」は、漢字を当てたことによって、武道の精神が表現できてるから、ありなのかもしれません。
そうすると、「あざーす」も漢字を当てて、感謝の精神を表現できれば嫌いな人が減るかも。


ということで、
「あざーす」は明日から、

有座須」で!!!!!

暴走族の当て字みたいだな。

Comment(4)

コメント

twitter@nsh1960

個人的印象で語ると、「あざーす」ってOld Ones 関連っぽく見えるからできるだけ見える範囲から遠ざけておきたい用語だったりします。もし避けられるなら、ですけどね。

湯二

twitter@nsh1960さん、コメントありがとうございます。
避けたいものほど、目に付いたり、耳に届いたりするものです。
自分だけは、キチンと挨拶できるように気を付けます。。。

ひろ氏

うちの会社も残業代が略されているんですがどこに行っちゃったんでしょうか

湯二

ひろ氏さん、コメントいつもありがとうございます。
言葉以外に略されてるものがありましたね!
しかも結構大事なやつですよ、それ。
略してるっていうか、しらばっくれてるだけなのか、困ったものです。

コメントを投稿する