生涯現役のITエンジニアを目指して、日々成長していくためのコラムを紹介します

ノマドを体験してみた

»

エンジニアライフの読者の皆様、こんにちは。

北陸(石川県金沢)在住で、テクニカルライター&プログラマーの平田豊(ひらたゆたか)です。

今回はいくつかの喫茶店でノマドを体験してみたので、その様子を紹介します。

ノマドとは

ノマド(nomad)という言葉は「遊牧民」や「放送する人」という意味の英単語です。定住地を持たず、季節ごとに住む場所を移動していく集団のことを指します。転じて、ITエンジニアが会社や自宅以外の場所、例えば喫茶店やコワーキングスペースなどにノートパソコンを持っていって、作業を行うことを意味するようになりました。

出先にWi-Fiと電源があれば、理論的にはどこでも仕事ができるはずです。実際に喫茶店に行くと、ノートパソコンを持ち込み作業している人たちを見かけるのは一般的な風景となりました。

ノマドを初経験

筆者はこれまでノマドというものを経験したことがありませんでした。まず、ノートパソコンを持っていませんでした。書籍や雑誌の執筆作業、オープンソース開発は自宅のパソコンで実施できていたので、わざわざ外で作業するという発想がないのです。気分転換に外出するときは、パソコンに触らない時間を作るのが目的ですから、パソコンを外で使おうとは考えもしないのです。ツイッターやフェイスブックをやる程度だったらスマホがあれば十分です。

私事ですが、昨年あたりから交流会で登壇する機会が増えてきたことをきっかけにノートパソコンを購入したこと、今年3月で20年勤務した会社を退職してフリーになったことで、平日に時間ができるようになったので、今回ノマドというものを体験してみることにしました。

機器の事前準備

ノートパソコンはASUSのVivoBook E203NAで、OSはWindows10 Home(64bit)です。薄さは16.9ミリ、軽さは980グラム、バッテリー駆動は7.6時間という仕様であり、外で持ち歩くのに適しています。

「スタバでドヤ顔するならMacBookでしょう」という声もあるようですが、これまでの人生の中でMacは初代マック(フロッピードライブが付属していた)しか使ったことがないことと、ドヤ顔をすることが目的ではないので、MacBookでなくとも問題はありません。

閑話休題。ノートパソコンを持ち歩くとした場合、カバンが問題です。ノートパソコンが壊れると困るので、ノートパソコン格納専用のカバンがほしいところです。幸いにも、以前海外出張用に買った専用のカバンがあったので、それを使うことにしました。電源ケーブルとマウスも持っていきます。インスタ映えする写真を撮るためにスマホも忘れずにカバンに入れます。

スターバックス編

ノマドと言えばスタバと呼ばれるほど、スターバックスは代表格。最初はスターバックスでノマドを体験してみます。

都心と比べて、金沢にはスターバックスの店舗が少なく、そのためか常にお客でいっぱいです。平日なら空いていると思いきや、ほぼ満席に近い状況でした。

そのため、まず席が空いておらず、店員さんに席を用意してもらいました。小さなテーブルだったので、ノートパソコンを置くとマウスを操作するスペースが少なく、タッチパッドを使うほうが操作性がよさそうです。

Wi-Fiは無料で利用できるのですが、1時間で一度接続が切れる仕様になっています。このときはGoogleスライドで資料作成していて、Googleスライドはローカルでも編集できるため、むしろ接続が切れたことに気づかず、作業をしていたという感じです。

電源は全席に付いているわけではないので、あらかじめ充電しておいたほうがよいですね。

starbucks.jpg

タリーズ編

金沢では明文堂書店に併設してタリーズが入っています。

電源はない席が多いので、混んでいる時は電源は取れない可能性があります。Wi-Fiは無料で常時使えます。

店舗にもよりますが、タリーズはフリースペースになっているので、ちょっと席を立つときは置き引きされないかという心配はなくもないですが、金沢は治安がよいので、さほど心配しなくてもよいです。それでも、貴重品は置きっぱなしにしないのがベストです。

tullys.jpg

地元の喫茶店その1

金沢では朝7:00から夜23:00まで営業している喫茶店が多いのですが、その中でWi-Fiが入るカフェがあったので行ってみました。

電源は取れませんが、Wi-Fiは無料で使えました。スループットも申し分ありません。広い机を案内してもらったので、問題なくノートパソコンの操作が行えました。椅子もふかふかなので、長時間座っていても身体が痛くなりません。

問題はお店においしそうなスイーツがたくさんあるので、ついついおやつを食べてしまうことです。ノマドは至高のエクスペリエンスかもしれません。

kaede2.jpg

地元の喫茶店その2

全席に電源の口が用意されている喫茶店もあります。当然、Wi-Fiも無料で使えます。お店側としてノマドを想定した設計になっているので、テーブルも広く、長時間作業するのに向いています。

近くに大学があるからか、学生風の若い人たちが多いのも特徴です。

そして、ここのお店もスイーツが最高においしく、かつコーヒーもおいしいので、食が進んでしまうことが問題です。

humgo2.jpg

おわりに

店舗によって作業のしやすさが変わりますが、時には気分転換でノマドしているのも案外悪くないと感じました。

Comment(0)

コメント

コメントを投稿する