意見交換会に参加することを前提に有料【仮想化コース】を無料提供する試み

2012/11/25 8:15:52

 おはようございます。吉政創成の吉政でございます。このコラムは「教育ビジネスを考える。行動する。改善する。」ということもあるので、教育を考えるべく、新しいフィードバック企画を試みる話をします。今回、弊社はCTC教育サービスの新しい試みである、表記セミナーに協力することになりました。教育関係でいろいろな企画を行っている弊社としては結果が楽しみで、協力することにしました。同社ではトレーニング受講者のアンケートを取って、さらなるよい教育を実現するために日々努力をされていますが、アンケートではなく、もっと密に意見交換をしてフィードバックをされたいと考えられました。

 一番良い方法は?と考えた結果、本物のコースを実施しした直後に意見交換会を開催し、その場でざっくばらんに意見交換することなのでは?ということになりました。ちゃんとした意見交換会に参加いただくのであれば、やはりお題は頂戴できないだろうということで、本コースを無料提供することになりました。

 なお、今回の試みが良い結果になれば、次回以降も展開頂けるそうです。第一回は人気の「仮想化概要」としました。長期コースよりも1日コースのほうがすぐに意見をいただけますし、参加する方も気楽な感じにできると思いましたので、そのようにいたしました。

 今回のフィードバックプロジェクトにご協力いただける方や興味がある方は是非以下のページをご覧ください。

http://www.school.ctc-g.co.jp/seminar/20121029.html
(12月12日9時30分~18時3分@東京 駒沢 定員20名 参加無料)

 また、今回の試みや今後のご要望等のご意見を頂ける方は是非以下宛にお願いいたします。今後の展開に参考にさせていただきます。

※ご意見提出先
http://www.yosimasa.com/inquire.php

PHP技術者認定ウィザード2012の審査結果を発表

2012/10/28 20:59:32

Phpexambannarjpg

 2012年10月28日にPHP技術者認定機構が推進するPHP最上位試験であり、業界初の匿名公開論文審査方式を採用したPHP技術者認定ウィザード2012の審査結果を発表しました。PHP技術者認定ウィザード2012に応募するには難関試験であるPHP技術者認定上級試験を合格することが条件で、合格者は無料でウィザードに受験できます。

 匿名公開論文審査方式は受験者が提出する論文やコードをPHP技術者認定試験合格者とPHP技術者認定機構 役員、審査員、特別審査員が投票し合否を決定する仕組みです。OSSはライセンサーのコードを共有する仕組みです。試験の世界でもOSSのように世の中の技術者貢献できるように、上級試験に合格された優秀な方の論文やコードを共有できるように今回設定しました。

 このウィザードを継続することにより、PHPに関する優秀な技術者が多く育ち、プログラミングに興味を持つ学生が増えたりすることも狙っています。

 結果は僅差ながら不合格になり、今年の該当者はありませんでした。第一号のウィザード認定者は来年に持ち越しとなりました。不合格とはいえ、それなりの論文であり、綺麗にまとめていたと思います。もし、PHPに興味がある方、極めたい方は以下の審査結果をご覧ください。PHP業界の見識者の方々に頂いた講評をまとめています。

PHP技術者認定ウィザード2012審査結果
http://www.phpexam.jp/summary/wiz_entry2012/

 来年の応募受付は2013年5月に実施します。応募期日は8月末になる予定です。年末から年始にかけてウィザードの受験条件である上級試験の公式問題集も出版されます。興味がある方はまずは上級試験に合格し、是非ウィザードを狙ってみてください。みなさんのご応募を心からお待ちしております。

サーバシェアの読み方(基礎編) ~LinuxがWindowsのサーバシェアを抜く日~

2012/08/05 19:07:32

 みなさん、こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

 まず、3つのサーバOSのマーケティングを担当していた観点から、サーバシェアの見方について述べたいと思います。

 サーバシェアと一口に言ってもいろいろな見せ方があります。

各社や調査会社の意図があったりで、いろいろな見せ方をするケースがあります。例えば、ニュースでシェアが3割を超えたという話があっても、その調査の仕方によって意味合いが違ってきます。注意するべきチェックポイントは以下です。

  1. 金額シェア(出荷金額)なのかインストールベースの本数シェアなのか
  2. 累計なのか直近の1年などの期間で切ったものなのか

 1については、特に、Windows、Unix、メインフレーム系、Linuxは単価がかなり違いますし、Linuxは無料使用がかなりあるので、金額シェアでみるか本数シェアでみるかではかなり数字が違ってきます。(実際にWebサーバ用途のLinuxで有償使用されているのは20%以下です)一般的に公開されているデータは調査が簡単なこともあり、金額シェアの指標が多いように思えます。ちなみに、調査方法ですが、一般にはアンケートやインタビューで行うことも割と多く、その場合、各社のマーケティング責任者の発言内容に依存したりします。そういう意味では一番正確なのはユーザに直接調査したものかもしれません。

 2については、年度別などの期間で区切ったものは最近おいあげているLinuxなどの後発のOSにとって優位な数字になり、累計の場合、メインフレームやUnixなどの歴史があるOSのほうが有利になります。

 データの見方はこれくらいにして、実際のシェアはどうなのか? ということですが、少し前にレッドハットが「数年後にWindowsのシェアを抜く計算である」との発言を自社のイベントで発言されている通り、単年度の出荷金額の伸び率で計算すると、そうなるそうです。ワールドワイドでの単年度売り上げの成長率がRedHatはWindowsの2倍ほどあるそうです。

 Webで調べたのですが、最近のインストールベースでのシェアのデータは見つかりませんでしたが、無料使用の分をカウントし、RedHatではなくLinux全体でカウントしたら、もしかしたらLinuxは本数シェアでかなりいい線をいっているかもしれません。実際にビジネス上でも今までWindowsしか使用したことがない企業のLinux採用が増えているのは肌で感じているところです。

 少し古いですが、国内の2010年Q4時点のサーバ出荷金額のシェアはWindows 42.1%、UNIX 25.6%、Linux 17.0%だそうです。Windowsサーバの出荷金額成長率が大よそ4%でLinuxサーバの成長率が12%なので、計算すると金額シェアでは当面、WindowsをLinuxが抜くことはなさそうですね。

 一方で、WebサーバのLinuxにおけるシェアを見ると、1位Debian 2位CentOS……ということで、データを見ていただけると大よそ推測はつきますが、無料で使用しているケースがかなりありそうです。全体インストールベースの本数シェアのデータがあればよかったのですが、最新のものがなかったので、最後までもやもやしたコラムになってしまい、申し訳ないですw 

 最近、肌感覚でWindowsオンリーの会社のLinux導入の話をよくいただくので、ちょっと調べた結果を記載してみました。

 最後に、告知を失礼いたします。Linuxの導入初心者の企業向けセミナーを開催することになりました。当日はLinuxの最新動向をレッドハットのエバンジェリストの中井様に、「いまさら聞けないOSSライセンスの考え方」をオープンソースライセンス研究所の杉本代表理事に、「OSSビジネス動向」をBOSS-CON JAPAN(ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン)の私が話します。興味がある方は以下をご覧ください。

クラウド時代のLinuxセミナー ~クラウド時代のエンジニアのLinux/OSSスキルとは?~(8月24日東京開催 無料)
http://www.school.ctc-g.co.jp/news/20120710.html

ユーザ・エクスペリエンス(UX)のホワイトペーパーを公開しました

2012/05/24 1:22:30

 こんばんは。吉政創成の吉政でございます。ご存知の方はよく知っていると思うのですが、UXについては韓国はかなり進んでいます。その韓国のUXトップベンダーであるTOBESOFTさんが日本語でホワイトペーパーを公開されました。

 ちなみにですが、日本と韓国では開発の手法がちょっと違う場合があるようです。UXに拘る場合は特にそうなのですが、まずは画面周りというかUXの設計から入るのがUXに拘ったシステムの設計で、その後にロジックなどがついてくるようなイメージです。日本では画面周りは割とあとからになってしまうことも多いのではないでしょうか。 UXを画面周りと書くと、「UXを知らないじゃん?」と言われそうですが、そう書いたほうがイメージが伝わるかと思い、そう書きましたw

 UXがよく具現していると、システムの利用効果が高まり、システムが本当に良い道具になっていくのだと思います。ある方が言ってました。「システムの本当の資産はデータと画面」だそうです。私もなんとなくわかるような気がします。

 さてさて、私のぼやけた話はこれくらいにしておいて、本題のUXのホワイトペーパーですが、突貫工事で韓国語から翻訳したものなので、あまりきれいな日本語ではないですが、難しいロジックと表現を使っていないので、かえって読みやすいかもしれません。興味がある方は、以下のサイトからダウンロードください。(無料ダウンロードですが、会員登録が必要です)「企業向けユーザインタフェース統合ソリューション:ビジネス・ユーザ・エクスペリエンス(BUX)が企業にもたらす価値」というタイトルのドキュメントです。

※ユーザ・エクスペリエンス(UX)のホワイトペーパーダウンロードのページ
http://www.tobesoft.co.jp/support/paper/index.jsp

「PHP技術者認定試験」対策本が技術評論社から刊行開始

2011/10/17 17:07:00

 皆さま、こんばんは。PHP技術者認定機構の吉政でございます。

PHP技術者認定機構は世界的な出版社の日本支社であるオライリー・ジャパンの特別協賛を受けてPHP技術者認定試験を運営している団体です。

 本日、技術評論社より、PHP5技術者認定初級試験対応「PHP公式資格教科書」が発表されましたので、お伝えします。販売は2011年11月1日からです!この本の特徴はプログラマーとWebデザイナー向けの両方を対象として書いています。メイン著者は分かりやすい親切な文章で評価が高い酒徳様です。酒徳様は日本語プログラミング言語「なでしこ」の生みの親でもあり、OSS功労賞受賞者でもあります。我ながら分かりやすい良い本になったと思います。試験対策とPHPの基礎学習の両方を抑えた本になっています。PHPの試験を受ける方はもちろん、PHPの基礎を学びたい方も是非ご一読ください。

 なお、本書の概要は以下の通りです。

著者:酒徳峰章、インターネット・アカデミー
監修:特定非営利活動任意団体PHP技術認定機構
出版社: 技術評論社
単行本(ソフトカバー): 320ページ
価格:2,980円(外税)
ISBN-10: 477414889X
ISBN-13: 978-4774148892
発売日: 2011年11月1日
商品の寸法: 25.6 x 18.4 x 4 cm

目次:
第1部 PHPの基本文法
第1章 PHPとは
第2章 テキストと数の操作
第3章 判定と繰り返し
第4章 配列の操作
第5章 関数

第2部 Webフォームとデータベース
第6章 Webフォーム
第7章 データベース

第3部 セッションとファイル操作
第8章 クッキーとセッション
第9章 日付と時刻の取り扱い
第10章 ファイルの操作
第11章 XMLのパースと生成
第12章 デバッキング

第4部 オブジェクト指向と日本語処理とPDO
第13章 オブジェクト指向
第14章 日本語処理
第15章 PDOとそのほかの処理

Appendix PHP・MySQL環境の構築とサンプルプログラムの確認方法

 なお、早々に、Amazon.comでも予約が可能になっています。ご予約はこちらからお願いします。ちなみに、本の表紙はこんな感じです。

Phpkyoukasyo

 最後に問題です!上記の表紙の右上にある「Expert Expass」は何でしょうか?ふふふ、答えはしばらく内緒です。正解は技術評論社さまに聞いて下さいww(ふっておいて、すみません)

 なお、今後の情報はTwitterが結構速いです。Twitterのアカウントをもっている方で興味がある方は以下をFollowください。

http://twitter.com/phpexam/

それでは、皆様、宜しくお願いいたします!!

先日のRails技術者認定ベータ試験を振り返って

2011/02/22 12:00:00

 皆さま、こんにちは。Rails技術者認定試験運営委員会の吉政です。

 @ITとアールラーニングで行っている「Rails技術者認定試験」のベータ試験を行いましたので、この場で報告します。

 Rails技術者認定試験は、試験問題の品質を向上するために、本試験の前にベータ試験(無料)を運営する方式を採用しています。ちなみに、ベータ試験は本試験よりも問題の品質が低いことから、本番試験よりも難易度が高いです。よって、同委員会ではベータ試験に合格した受験者を本認定としています。次回以降もベータ試験を開催していきますので、興味がある方はぜひご応募ください(応募数が多い場合は抽選になります)。

 Rails技術者認定試験のベータ試験に関することや、今後の情報は公式Twitter(http://twitter.com/railscp/)をフォローください。

 ちなみに、2月24日に2次ベータ試験を行います。その結果は追って報告しますが、今回は1次ベータ試験についてご報告します。

ベータ試験・受験データ

  • 名称:Rails 3 技術者認定ブロンズ・ベータ試験
  • 種別:ブロンズ試験:Ruby on Railsの基本知識を問う試験(ベータ試験)
  • 実施日程:2011年1月19日(水)、21日(金)
  • 目的:Rails3技術者認定ブロンズ試験の品質向上
  • 対応バージョン:Rails 3.0
  • 受験料金:無料
  • 試験会場:アイティメディア 会議室
  • 出席人数:48名

 当日は高い出席率で、48名が出席しました。感覚値ですが、以前のRails関連のセミナーと比較して、スーツ率が高くなったようです。以前、筆者がLinuxの日本の創生期時代にLinuxビジネスに携わった時もそうでした。イベントでもスーツの人が増え始め、今後の普及に懐疑的な意見を持った人や、前向きな意見を持った人が混在する状況が、Linuxの時と非常に似ています。その後、Linuxが大きく普及しました。RubyやRailsも、まさにこれから普及を始めていく感じがします。個人的に、今後がとても楽しみです。

■受験者属性

  • プログラミング歴:9.4年(平均)
  • Rails歴:1.7年(平均)
  • 年齢分布:
    20代未満 0人/20代 18人/30代 22人/40代 6人/50代以上 1人
  • 立場:
    IT会社勤務 40人/フリーランス(IT) 6人/非IT系会社 1人/学生 1人

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保有資格

 プログラミング歴9.7年、Rails歴1.7年。そして会場を見渡すと、コミュニティによく顔を出している方がちらほら見受けられ、それなりに実戦経験がある方々が参加しました。保有資格の分布を見ると、1位が圧倒的にRuby技術者認定試験、次にJava系といった感じで、わりと想像どおりの状況だったと思います。やはり言語系の資格保有者の受験が多いようです。

 続いて、試験結果です。

■試験結果

  • 受験者数:48名(1名 棄権)
  • 合格者数:6名
  • 合格率:12.5%
  • 正答率:52%

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正答率分布

 合格率は12.5%と、非常に低い結果となりました。これは、出題傾向などの情報がなく、受験勉強をしない受験者がほとんどであることが、表面的には大きな原因となっています。

 実際の原因としては、「ブロンズ試験」というゴールド、シルバーの下位資格のベータ試験であるという前提に対して、実際の出題レベルがシルバーレベルであったためだと感じています。

 受験者から見れば、ブロンズなので準備をしないで受験したのに、出題がシルバーレベルだった……という感じでしょうか。しかしながら、正答率が50%~70%の問題が多いため、正答率が低かった問題を修正すれば、合格率は改善すると考えています。現在、正答率が30%以下の問題を中心に、精査をしています。この後、2次ベータで再度調整をすることで、難易度を調整できると考えています。

 また、上記のグラフがキレイな正規分布になっていないことに注目しました。母数が少ないので一概には言えないかもしれませんが、現状のRuby on Railsの市場をよく表しているように思えます。

 現状でも、できる方と現在修行中の方がいますが、中堅どころの方が他の技術と比べて少し少ないように感じています。これは、技術が浸透し始めた時によく起こる状況だと筆者は考えています。修行中のエンジニアがさらに経験を積み、技術力を向上させることで、市場はもっと大きくなっていくと思います。今後が期待できます。

 Rails技術者認定試験はこれから、Ruby on Railsの技術の取得を考えている人にとっての「1つの指針」となることを目指しています。これから! という方にぜひ受験いただきたいです。

 最後に、細かいアンケートの結果について触れてみます。

Rails_enq201102

 合格率にも表れているとおり、「難しい!」という評価が多かったですが、それ以外は良い評価だったと感じています。

 個人的には、4割近い人が会社の意向で受験している点です。冒頭にもあるとおり、いよいよRubyやRailsの普及期が近くなってきたような気がしてなりません。

 OSSの場合、コミュニティとビジネスの両輪が大きくならないと、絶対に普及しないと思います。なぜなら、IT系社会人が費やす時間の大半は「仕事」であり、OSSはビジネス面では弱い部分があるため、コミュニティの力がなくては花開かないためです。変な言い方になりますが、コミュニティがコアで、ビジネスが周りを包み込むような、そんな市場構成が一番いいバランスだと思っています。

 これから普及期を迎えるRuby on Railsは恐らく、市場環境が変化・拡大していくと思います。その拡大の際に、1つの学習指標として本試験を利用していただければと思いますし、実際にそのような試験にしていきたいと考えております。

 なお、ご不明な点やご意見はコメントいただく、もしくはこちらのページにある連絡先から申し付けていただければと思います。

 また、本報告書の原文をご入り用の方は、上記よりお申し付けください。追って、送付いたします。

マーケターへの転身の道 ~転職で成功するための必勝法~

2010/10/05 18:45:00

 皆さま、こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

 今日は、マーケターへの転身の道について書いてみたいと思います。

 そもそも「マーケター」といういい方にまだなじめないのですが、マーケティングに従事する人をそのようにいうようですので、マーケターという言葉を使用することにします。

 さて、話は戻り、かくいうわたしはもともとマーケターではありませんでした。新卒当時は飛び込み営業をしており、一兵卒のように働くのが何となく嫌で、「いつかは戦略を立案したい」と思っていました。そんな中で、ヘッドハンター主催のパーティーに呼ばれて、マーケターという存在を知ることになりました。

 そのパーティーでは、よく雑誌に出ているようなすごいマーケターの方々がたくさんいて、まるでスターの中に紛れ込んだ素人のような状態、ただただ新鮮でお話を聞くのが精いっぱいという状態でした。

 「せっかくの機会なので、なにか自分の身になることをしたい」

 そう思い、先輩方1人ひとりに「どうやったらそのポジションに立てるのですか?」と聞きまくりました。当時のわたしは、「うまくいっている先輩と同じことをすれば、いまよりもそのポジションに近づけるはず」と考えていました(今思えば、素質的には劣っていないので、方法さえ知れば自分もできるという何とも思いあがった若者でした)。

 「どうやったら、そのポジションに立てるのですか?」

と聞くと、おおよそ以下のような回答をいただきました。

  1. 道を切り開くのは勝てる企画だけ。実践的な企画力をあげなきゃダメ
  2. 独自の情報ネットワークを持つ必要がある
  3. 英語ができるのが前提(外資系の人が多かったからだと思います)

 いかにもマーケターの方々、といった感じの回答ですが、以下に簡単な補足をいたします。

 勝てる企画とは、勝算がある企画ということです。どんなに格好いいことや正論をいっても、成功しないマーケターは無用の長物です。泥臭くても、陳腐な企画だったとしても、成果が出ればそれが良い企画、というのがマーケティングの世界だということでした。そのためには、公になっていない情報を入手したうえで、真実を見極めるセンスと独自の情報ネットワークが必要なのだと思います。

 これ以来、自分は企画というものをいままで以上に意識するようになりました。

 最初の難関は、マーケティング部への異動のタイミングでした。当時、若手ながらそれなりに営業としての成果を残し、表彰を受けていたこともあり、上長にマーケティング部への異動を申請しても却下が続くばかりで、一向にマーケティング部に異動できる気配すら感じませんでした。

 「このままではダメだ」

 マーケティングは経験も大事ですが、何よりもセンスが大事と聞いていたので、できるだけ若いうちに転属を実現したかったのです。

 よし、実力行使をしよう。

 そう思ったわたしは、当時所属していた会社の業績を改善するための企画書を自分で作成し、アポなしで社長室に行き、その場でプレゼンをさせていただきました。

 その当時の企画書の内容は、企画書というよりも論文的な感じで、なんともお粗末な内容でした。年齢も26歳と若かったですね。内容よりも勢いで押すタイプでした。

 無言のまま、社長は話を聞いてくれました。しばらくすると社長は、

 「吉政君といったかね。君、来週からマーケティング部に行きなさい」

 上長を飛び越して社長に直接持っていくことは、サラリーマンとしてNGです。しかし、ここで述べたいのは「1枚の企画書が道を切り開いた」ということです。

 そして、企画書で道を切り開くことは何度もありました。

 その後、29歳のときは、資金もないのに社長になりたくて、面識がない業界最大手の社長に宅急便で企画書を送付し、出資を取り付けたこともありますし、自分が初めて役員になったときもやはり企画書を提出し、役員になれました。

 企画書を提出することで、オファーをくれる人に「自分が何をやるか」を明確にできるので、オファーする方もOKしやすいのだと思います。また何よりも、その若さで企画書を持ち込んでくる人材はそういないので、その行動だけでも大きく評価されたように思えます。

 あれから10年が経ち、何十人もの人材を面接しましたが、企画書持ち込みで面接を受けに来たのは後にも先にも1名だけでした。それくらい少ないです。

 キチンとしたみなりで、しっかり面接をするのもいいですが、企画書を持ってくことができると、大きな成果を得られる可能性が高いと思います。入社前なので、事実と多少違っているのは当たり前です。問題は、「センスと企画行動力」なのだと思います。

 たまに「吉政さんはそんなに転職しているのに、なぜ毎回、役職と年収が上がるのですか?」と聞かれることがあります。その理由の2つのうち1つは、まさに「企画書の提出」です。ちなみに、もう1つは自分自身のブランディングです(こちらの方はまたいずれ書きます)。

 では、自信を転身させる際の企画書はどのようなものがいいのでしょうか?

 基本的には、A3用紙1枚、もしくはA4用紙3枚(表紙と裏表紙を除く)モノの企画書になります。

 相手は部門長、場合によっては社長になります。シンプルで即効性があり、分かりやすいものしか評価されません。また、その少ない枚数で書きあげることがセンスであり、能力なのです。長く書くことは努力でできますが、短くて良い企画書を作るのは「センスと技術力の高さ」意外の何ものでもありません。

 企画の構成は、下記のとおりです。

  1. 現状分析と課題と期待効果
  2. 解決方法
  3. スケジュールとおおよそのコスト、要求条件

 最後に、お勧めする企画書本をご紹介します。

 戸田覚『あのヒット商品のナマ企画書が見たい!』(ダイヤモンド社、2005年)

※ちなみに、筆者は10年前、この手のハードカバーに出たことがあります。そこで終わってしまうところが、修行が足らないところですね(頑張ります!)。

 この本には、A3用紙1枚で書かれた、有名なヒット商品の企画書が見られます(ただ、金額などは墨で塗ってあります)。

 シンプルですが、分かりやすく、実効性が高い企画書がたくさん見られます。すでに企画を勉強されている方にお勧めです。企画を勉強していない方は、そのすごさが分からないと思いますので、まずは一般的な企画書の本を一度読んで、自分で企画書を一度作ってみてから読んでみてください。

 当たり前ですが、転職をしなくても、企画力が高ければいまの職場にも生かせると思います。ぜひ、ご参考にしてください。

苦手な人を減らす方法 ~自身の可能性をひろげる~

2010/09/03 17:30:00

 みなさん、こんにちは。吉政創成の吉政でございます。

 今日はこんなタイトルで書いてみたいと思います。

 誰もが苦手な人っていると思います。

 そういうわたしも実は苦手なタイプの人がいます。プライベートであれば、そういう人を避ければよいのですが、仕事の場合ですとなかなかそうもいかないですよね。そういう人と仕事をしなければならなくなったとき、それを避けるためにはプロジェクトから外れなければならなくなるようなこともあると思います。でも、そんなことを繰り返していたら、自分の信用を失ったり、仕事の量が減って自分の可能性が狭くなるような気がします。

 そんなとき、苦手なタイプの人が少なくなれば、そんなこともなくなります。より多くのチャンスも経験として身にできると思います。

 では、ここで「苦手なタイプの人はなぜ苦手なのか?」をちょっと考えてみたいと思います。人によっては体臭が……(笑)とか、顔が生理的にダメ……とかいろいろな理由があると思いますが、ここでは人同士の相性について触れてみたいと思います。

 わたしが思うに、人の相性は個人が持っている思考パターンの類似性だと思っています。

 相性が合う人は、気が合うわけで、何をやっても共感できたりしますよね。つまり、それは思考パターンの類似ではないかと思うのです。しかし、思考パターンは普通、1人が1つ持つもので、複数持っている人はあまりいないですよね。

 今回ご紹介する方法はわたし自身が昔何年も行った方法です。興味がある方は是非、やってみてください。その方法の目的は思考パターンを増やすことです。

 では、どうやれば思考パターンは増えるのでしょうか?

 結構話をすると、たまにやっている人がいるので、割と一般的なのかもしれません。さて、ご紹介しますね。

 まず、以下をご用意ください。

  1. 明日のスケジュール帳
  2. 妄想できる環境(トイレでも、お風呂場でもご自由にどうぞ)

 次に、下記の通りやってみてください。

 1.スケジュール帳を見ながら、自分以外の人に自分がなったつもりで、妄想してみてください。 

 例えば、明日、朝起きたら、あの人だったら、こんな風に顔を洗って、こんなご飯を食べて、会社に行くだろう。そして、オフィスに入ったら、「ちーす」とあいさつして、こんな風に席に着く。といった感じにできるだけ細かく、妄想します。内容は実際と違っていてもいいのです。あくまで妄想なので、ただし、妄想のベースとなる行動は忠実に明日のあなたの行動に則さなければなりません。

 2.「1」を毎日行ってください。できれば、同じ人を1週間くらいやるとよいと思います。

 最初は尊敬する人がいいです。尊敬する人の妄想は楽しいですし、毎日の行動の予習になったりもします。そのうちに慣れてきたら、是非きらいなあの人を妄想してください。きっと、思考パターンの幅が広がり、仕事のウマが合う人が増えるはずです。

 わたしは増えました。やってよかったと思います。

 よい方法は、ほかにもたくさんあると思います。しかし大事なことは、やるかやらないかです。やった人間は成長し、新しいチャンスを得ます。それによりさらに成長する好循環が生まれます。やらなければ、それまでですよね。

 もし、今、なにか自分のためにすることがない方がいらっしゃったら、是非取り組んでみてください。なお、ご不明な点などありましたら、お気軽にコメントください。わたしはプロのカウンセラーではないですが、せいいっぱい回答いたします。

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コラムニスト プロフィール

吉政忠志
ソフトウェア産業の新陳代謝を上げるべく、ベンチャー企業に身をおき、人材の好循環的な流動性を加速化するため、Turbo-CEとXMLマスターの初代責任者や文部科学省 ITフロンティア教育推進事業 XML教育プログラム委員会を通じて教育にも携わる。

2010年4月1日に吉政創成を発起させ、月額20万円からのマーケティングアウトソーシングを展開し、自身としては3度目の認定試験立ち上げとなるPHP技術者認定試験の運営団体の理事長に着任。

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