吉政創成 代表取締役、PHP試験、Rails試験ビジネスOSSコンソーシアム・ジャパン主宰

「うちの仕事を断るということは、当社グループの仕事は今後一切受けないということでいいですね」(お客様に言われた驚きの言葉とその対応)【214回】

»

独立してもうすぐで10年目になります。

独立している人はいろいろなことを言われると思うのですが、そんなあるあるの実話とその対応を紹介していきます。

不快に思う方は読まないほうがいいかもしれません、、(特に発注側の人w)

===============

(状況:いくら原稿を提出しても掲載していただけないで、契約終了を伝えに行ったところ偉い方に言われた言葉)

「うちの仕事を断るということは、当社グループの仕事は今後一切受けないということでいいですね」 

下請け法違反キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!

下請け企業は仕事を断ることもできないのですかー?ww

私「いやーー、、そういうわけでは、、、、でも、もう結構です。ありがとうございました。」

そもそもとても安い金額で仕事を受けていたので、もういいやっていう感じでした。「今後、このグループ会社の仕事を受けなければいけなくならないほどに仕事に困らないないようにしよう。そうなったら私の負けだ。」と自分の人生にアクセルを踏む気合を頂くことができました。

独立している以上、自由に歩き、生き残れたら自分に勝利だと思ってます。

===============

「吉政さん、最近儲かっているみたいですね。負けてもらえないですか?」

吉政創成のWebにも書いてあるとおり、ディスカウント依頼を受けた段階で商談終了です。

「じゃぁ、うちが厳しくなったら値上げしていいですか?」

「私の顔を立ててほしいと言っているのがわからないのですか?」

「偉い人が出てくるたびにうちは値引かないといけないということでしょうか。」

理由のない値引きをする会社と付き合ってもいいことがないので、早々に撤収するのがいいですよね。(この予算内でやってほしいというのはありです)

===============

(状況:会社のブランド上げるための30ページくらいの提案書をプレゼンした後に社長から頂いた言葉)

「俺がマーケティングに金払うわけないだろ。提案はもらっておく。」

会社を興して直後の提案時の話でした。まだあまり慣れてなかったので、ただただ驚いて帰ってきた次第です。

隣にいた副社長がすぐに謝ってましたけど、閉口してしまいました。

その会社から毎年年賀状が届きますが、その都度、ふつふつと闘志がわいてきます。

会社起こすといろいろなことがありますよね。

でもそのようなことにも気にせず、自分のモデルを追及して自分自身を鍛えていくことが大事ですよね。

「仕事ください!!!」と言いに行くと良いことがないので、常に仕事に困らないように準備をし、体制を強化しておくことが重要ですよね。起業家はタフでないと続かないと思います。起業はたくましく生きていかなければいけません。かなり鍛えられたので、そういう意味でも起業してよかったです。

今回は何やら愚痴っぽいことを言いましたが、いいお客様にもよくないお客様にもたくさん鍛えられました。お陰様で10年前にはできなかったことが今できていたりします。いろいろ無茶もしましたが、やってよかったです。

でも、全ての人に起業を勧めません。

能力が高くても向いていない人もいます。

起業は何度もできないので、起業を狙っている人はタイミングを計りながら地力をつけることをお勧めします。能力と精神力、健康がそろってないと苦戦しそうです。起業に興味がある方は副業から始めると、ミスが少ないかもしれません。それでは、皆さんらしい良い人生を歩かれることを。

追伸:こんな文章を書く、私はどんな生活をしているかと言うと、、、以下のFacebookアカウントやインスタを見てください。

https://www.facebook.com/tadashi.yoshimasa

https://www.instagram.com/tokyofly04/
※Facebookのほうはキャリアネタのコラムをフォロワーに公開しています。
※プライベートはインスタを見るとわかります。

Facebookアカウント+とるに足らない情報を以下のTwitterアカウントで垂れ流しています。宜しければFollow下さい。

https://twitter.com/_yoshimasa

また私の近況は「吉政忠志」で検索されると大よそみえてきます。

Comment(3)

コメント

匿名

記事を読んで、某社の社長から、大分前にこんなこと言われたのを思い出しました。


「貴方の会社に多額の支払いをしているのだから、相応の仕事や対応をして欲しい」


簿記の「資産-負債=純資産」を思い出す、そんな一言。
つまり、実際は「売上額は大きいけど利幅カツカツ」な仕事でした。
資材高騰での見積提示予定がありますが「自分の儲けの確保ばかり...」で切られるでしょう。


「貴方の会社に多額の儲けをさせているのだから、相応の仕事や対応をして欲しい」
これなら「自分の能力不足か、下請けいじめか?」と思いながらも、まだ分かります。


ただ、取引先の中には真の意味で「貴方の会社に多額の儲けをさせている」のを分かっている
会社の社長も何人かおります。ですが、この類いは全く言わず、むしろこっちから「有り難い!」
「もっと頑張ってあげなきゃ!」と思わせてくれます(自分でも何故か良く分かりませんが)。
そして、チャレンジ事は別として無理な事は決して言わないですし、成果に対してしっかり
批評と感謝(万が一ミスれば激怒でなく指導)をして次回に繋げてくれます(ビジネスでも、雑学でも)。
そんな社長や会社の存在って希有ですが、有り難いですし励みにもなってます。

吉政忠志

コメントをありがとうございます。
お取引先とのおつきあいは様々ですよね。
お互いにリスペクトしあえる関係が一番だと思っています。
そのためにはまずは、私が尊敬されえるような業者にならないとと思って、日々いろいろ考えてます。

Taka

はじめまして、当方、起業して10年近くになるIT界隈の個人事業主です。
「業界あるある」として楽しく読ませていただきました。

10年近くやってきて思うのが、技術知識や交渉術などのスキルも勿論必要ですが独立して生きていけるかは「機転が利くかどうか」の一言に尽きると思います。ちなみに自分は、

> 「最近儲かっているみたいですね。負けてもらえないですか?」
> 「じゃぁ、うちが厳しくなったら値上げしていいですか?」

このくだりが一番刺さりましたw

コメントを投稿する