盛夏のこわーい話

職場

» 2009/10/01

　ご無沙汰しております。朝之丞です。毎年この時期は弊社決算期につき、コラム投稿が滞ってしまったこと、お詫び申し上げます。

　さて、タイトル通り「こわーい話」。その前に、わたしの先祖には巫女が何人かおり、今でも「降しババア（イタコ？）」をやっている親戚の叔母もいます。特別、宗教をやっているとか、信仰心が厚いということはないのですが、霊感が強いほうです。といった前置きをしてから、早速、本題に入りましょう。

• カオス度：4
• クライム度：5

（筆者の独断と偏見によるものです）

※これ以降の文章には、非常に生々しい描写が含まれております。ご自身の適切な判断が必要です。

■8月14日

　ある職場で体験したことです。8月14日真昼間から、職場のトイレに行くと「男のうめき声がする」。「大丈夫ですか？」と言って扉を叩いてみると「うめき声」は止んだ。そのときは別段気にせず、お盆休み明けのミーティングの時に、

朝之丞「そういえばこの前、13Fのトイレで男のうめき声がしました」

部長「えっ！ 何日だい？」

朝之丞「8月14日です。13Fのトイレの真ん中の個室で」

部長「……そう言えば、朝之丞さんは霊感強いって言ってたよね」

　部長は青ざめながら「実は7年前の8月14日、13Fのトイレの真ん中の個室で自殺した技術者がいるんだ」

■バーベキューにて

　SEでもPGでも、たまにはアウトドアしてみたいものです。

　夏休み、場所は明らかにできませんが、その職場の技術者十数人でバーベキューを楽しむために某キャンプ所に行った時のことです。

同僚「肉もいいけどさ、近くの川で魚を釣ってくるよ」

　と言ってから10分もしないうちに、引きつった顔で飛んで帰ってきた！

同僚「おおっい、110しろ」

　バーベキューを焼きながら、

朝之丞「何で？」

同僚「川の側の木に、ろう人形のようなものがぶら下がっていた。よく見たら、○バアがぶら下がってた」

～自主規制～

　パトカーが来て現場検証と相成ったわけです。

■お盆明けに

　先輩技術者から電話があった。

先輩「朝之丞くん、3回忌に出られる？」

　忘れるはずはない、職場の技術者が首をつった。それも1週間で2人も……。その当時はそりゃあ物凄い騒ぎとなったのは言うまでもないが、

• 原因の特定のため、その職場でその仕事上の関係があった2名の技術者に警察が事情聴取
• 遺族からの「不当労働では？」といった訴えがあった。いわゆる過労死ではないかと

　その先輩は、その2名の上司だったので、かなり厳しく事情聴取を受けたのだが、結局、携帯電話のメールから「仕事の悩みではなく、恋愛について悩んでいた」と分かり、職場の技術者に対する疑いは晴れた。

　が、さすがに気は重かった。

■傾向と対策

　話は横道に逸れるが、わたしの子供も霊感は強いほうだ。

　ある時、１階で飼っている犬とわたしが遊んでいたときに、階段のほうを向いて子供が「お父さん？」と言っていたので、顔を出すとトンでもなく驚いた様子で「今2階に上がっていくお父さんの足音がした」と。

　わたしは1階で犬と遊んでいたことを告げると、目は口ほどにものを言うではないが子供は「生涯で一番マジな目」でビックリしていました。

　その目は、本文中で「8月14日です 13Fのトイレの真ん中の個室で」と告げたときの部長の目そのものでした。

　部長は「そう言えば、8月14日になる前に、毎年お祓いしてもらっていたんだけれど、今年はもう7年たったのでお祓いはやらないということにしたのだが、出てきたか？」とブラックジョークを飛ばす余裕があったが。

　さらに、職場の特定を恐れずに書くと、わたしはその職場に4年間お世話になったのだが、コラム本文中のエピソードはすべて1つの職場で起こったことです。

　ご冥福をお祈りします。

次回予告：エンジニアライフ担当者さま、お世話になっております。