夫の転勤により正社員歴たった2年のCOBOLプログラマーが、ITコンサルタントになるまでの物語。

上流工程を経験したいと願う、プログラマーさんへ

»

 皆さま、こんにちは! 転勤族協会TKT48代表/ITコンサルタント/産業カウンセラーの「おくちゃん」こと 奥田美和です。

 

 気が付けば、2か月ご無沙汰しておりました。

 今は何をやっているかというと...

1.ミサワホームと、システム構築ならぬ、ホーム構築

2.ミュージカル de 熊谷PR企画

 

 1は、東京西部の巨大分譲地の一画にミサワホームと転妻で家を建てよう!というものです。

 IT業界と不動産業界って仕事の仕方が似ている!今は、要件定義と基本設計が終わり、外部設計(家の外壁は何色にするか)に入ったところです。詳しく知りたい方は、「ミサワホーム TKT48」で検索して下さいね。

 

 2は、最近、埼玉県熊谷市によく行くようになり、そこでボイストレーニングも始めたら音楽関係者の知人が増えてきたので、「音楽で地域活性化!」と閃きを口にしたら、なぜか「ミュージカルをやろう!」という話になりました。

 ♪ありの~ままの~ 自分になるの~

 TKT48代表、ようやく本家A○○48のように、歌う日が来る!?

 

■プログラミング 上流工程

 さて、本題です。

 TKT48メディアのアクセス解析をしていると、不思議なことに気が付きました。

 

 TKT48運営ブログで、毎日アクセス数No1になる記事があるのです。

 それが、この記事。 → 『「プログラマー(下流)→SE(上流)」は、もう古い』

 4年前に書いた記事なのに。

 

 最近、産業カウンセラー協会の「IT業界のメンタルヘルスとキャリア開発研究会」に参加して、私はずっとユーザー系 or 情シス系を歩んできたから「一般的なイメージのSE」とは違うのかも...と思っているところなので、今回のコラムもそれを前提条件として書きますね。

 

 「プログラミング 上流工程」と検索して私のブログにたどり着くエンジニアの方は、きっと記事中の例にあるように【下流工程(プログラミング)の経験しかない、上流工程(ユーザーとのやりとりや基本設計)の仕事は一度もない、自分の将来が見えない】と、自分のキャリアにモヤモヤしているのではないかな...と思います。

 

 上流工程の方が給料が高そう。スキルアップできそう。

 夢や憧れを抱いて、藁をも掴む思いで探してくれたのかもしれません。

 

 でもね、エンドユーザーの相手をしたりメンバーをまとめるのは、本当に大変なんです。

 元請けから聞いた情報を伝えてきた2次請けのSE(PM)の相手をする3次請けのSE(PM)さんは、もっと大変。

 

 何が大変かと言えば、「上流工程の一般的なイメージ=ドキュメント作成」などではなく、「上が言ってきたわがままをいかに跳ね除け、自分やメンバーのメンタルを死守するか」が大変なんです。

 名実共にSEになると、少なくとも上からの指示を聞き、それを噛み砕いてドキュメントを書き、プログラマーさんに指示を出さないといけないので、プログラマー時代のように「詳細設計書の機能通りにさえ作っていればOKで、後はいかに美しいソースが書けるかチャレンジ!」と自分の世界に没頭する...ということは難しくなります。

 

 さらに、同じ上流工程と言っても、元請け~3次請けのどこに入るか(4次請け以降は下流工程オンリーになりがちだと思われる)で、やれる(やらなくちゃいけない)範囲が変わってきます。

 元請けなら業務分析から入れるし、2次請けは運が良ければ(元請けが丸投げしたり、人が足りなくて元請け社内常駐になったりすれば)基本設計書作成から入れるでしょう。3次請けだと外部設計書~内部設計書作成から入れるかと思います。

 私は元請け案件の部隊にいたのでわからないことがあればエンドユーザーに直接聞けたのですが、2次請け案件の部隊はいちいち元請けのSEを通さなければいけなくて、結局受注が遅れた上に納期も遅れてプロジェクトは火を吹いていました。

 

 

 このように、会社および自分のポジションにより「縛り」が発生するSEに比べると...

 プログラマーの道を究めてスーパープログラマーになれば、設計書が無くてもプログラムが作れたりするし、要件定義の段階で「ちょっとプロトタイプ作成をお願い!」と元請けからお願いされたりするし、火消し案件ばかり選んで参画すれば単価も高いし、テレワークで海外にいても仕事ができるので、自分の好きなように仕事ができるのではないかと思います。

 

 ただ、業務システム開発がメインのIT業界の会社だと、新しい技術にチャレンジする機会が少ないように思うので、スーパープログラマーになるならWeb業界のベンチャー企業を目指した方がいいのではないでしょうか。

 周囲の女性起業家が「HPを作りたい~」と言っているので、フリーランスプログラマーとして独立して、WordPressでWebサイトが作れるようになれば、女性起業家相手に稼ぐこともできますしね。

 

■本日のまとめ:求めるのは、お金か?スキルか?キャリアか?

 上流工程の仕事をやるようになったからといって給料が上がる訳ではなく、「自分にしかできないこと」を磨いて、相手から高単価でご指名が入るようにする。

 キャバクラと一緒ですね(笑)

Comment(2)

コメント

キャリアコンサルタント高橋

お邪魔しますー。
キャリアコンサルタント高橋です。

奥田さんのコラムで私のコラムを引用していただいたみたいで、ありがとうございます(笑
奥田さんのコラムに返信をさせていただきましたので、よかったらご覧くださいね。

コメントを投稿する