システムエンジニアに必要なスキルは?
2009/06/25 19:15:00
こんにちは。コラムニストの高田です。梅雨に入り、しだいにジメジメした季節になりましたね。ただでさえ忙しいのに、季節までが不快に……。印刷した紙もわたしもヘナヘナになりそうです。
さてこのたび、セミナーを開催することになりました。セミナーのご紹介はコラムの最後にお知らせしますので、是非最後までお読みくださいね。
◇ ◇ ◇ ◇
●必要なスキルは何ですか?
エンジニアのみなさまにとって仕事をするうえで必要なスキルはなんですか?
必要なスキルといっても仕事の内容によって違うだろうし、会社での立場によっても違うだろうと思います。
わたしの過去を振り返ってみると年齢、経験、立場が変わるごとに、少しずつ必要なスキルが変化していったように思います。
新人エンジニアのころは、ひたすらプログラミング技術を磨いていました。速く、正確に、バグを少なくするために頑張っていました。
ある程度経験を積むと、設計書の書き方を勉強したり、拡張性の高いプログラムやオブジェクト指向を研究したりしていた記憶があります。チームの中で存在をアピールするため躍起になって本を読んでいました。
そして30歳を過ぎると、チームをまとめる力や、お客さまと打ち合わせる能力を求められるようになりました。自分の仕事ぶりがチームメンバーに影響を与えてしまう立場です。コミュニケーションの難しさを感じるようになりました。
その時々によって磨いていたスキルはさまざまですが、いまになって思えば、ソフトウェアに関する「技術的スキル」というのは経験を積めばそれなりに(わたしでも)身につくものだなと感じています。
一方、人と打合せをしたり、誰かに作業をお願いしたりといった「ヒューマンスキル」については、年齢と共に身につくとはかぎらないなと感じています。誰かが技術的なミスをしてもそれを指摘しやすいですが、人間的な欠点を指摘するのはちょっと気が引けてしまいますよね。
だからヒューマンスキルを意識するチャンスがなかなかないのではないでしょうか?
●システムエンジニアは「かっこいい」?
ところで、わたしたちシステムエンジニアの仕事は「3K」だとか「4K」だとか言われていますが、その原因はどこにあるのでしょうか?
システムエンジニアという仕事は本来モノづくりの仕事で、大変やりがいのある仕事だと思います。作り上げたシステムが稼働し、お客さまに利用されることで、わたしたちは喜びを見いだすことができるはずです。本当であれば「憧れの職業」であるべきではないでしょうか?
そんな立派な仕事のイメージを悪くさせている原因は、おそらくわたしたちシステムエンジニアが「かっこよく」見えないからではないでしょうか?
「仕事が楽しい」と言ったことや、ソフトウェア業界の明るい展望について熱く語ったことがあるかと、自らに問い合わせても、大きくYESとは言いづらいところです(笑)。「かっこよく」見えない原因を作った一人としてとても責任を感じています……。
●「不機嫌な開発現場」の理由
それではわたしたちが仕事を楽しいと感じることができない理由は何でしょうか?個人的な意見としては、決して長い残業時間や技術的な困難さではないと考えています。技術的なハードルの高さは、むしろ、やる気が高まる要因になる可能性があります。
わたしたちが嫌なのは
- 自分の意見を聞いてもらえない
- 失敗した人間が責められる
- 忙しくても助けてくれない
- 本音で語れない雰囲気
といったコミュニケーションや人間関係が原因なのではないでしょうか?
みなさまの経験でも思い当たることはございませんか?開発現場の「問題児」は技術的に低い人だったのでしょうか?
●これからのエンジニアに求められるスキル
わたしもかつて、自分自身が「問題児」だったことがあります。周りに迷惑をかけていたように思います。そして今もその可能性は否定できません。そしてわたし以外の誰もが、人間関係を簡単に悪くすることができてしまいます。
そんなことから、今のわたしにとって最も必要なスキルは「コミュニケーションスキル」なのです。コラムタイトルに「ハッピー・コミュニケーション」とつけているのもそんな想いがあるからです……。
さて、みなさまはどんなスキルを磨きますか?
◇ ◇ ◇ ◇
このコラムを書くきっかけになったのも、実は開発現場を楽しくしたい、そんな想いからでした。
職場の人間関係に役立てたいと思い「産業カウンセラー」の資格もとりました。そして今も「開発現場を楽しくする」ための険しい道のりを果敢に進んでいる最中です。
そんな経緯もありまして、このたびコミュニケーションスキルUPを目的としたセミナーを自ら開催することにしました。
セミナーのタイトルは
『SEのためのハッピーコミュニケーション術セミナー』
です。
わたしが開催するセミナーに集まるかな、と少々不安だったのですが、気がつけば予定していた定員もすぐに満員となりました。参加してくれるみなさまありがとうございます!
もしコラムをご覧のみなさまの中で「見学してみたい」と思う方は、ぜひわたしまでご連絡下さい。すでに定員に達しているので「受講者」としての参加はできません。それでも見る価値はあると思います。もちろんエンジニア以外の方も大歓迎です。マスコミの方も是非どうぞ。
<<セミナー開催情報>>
- 日時:2009年7月4日(土) 10時~16時(途中退席可)
- 場所:都内(詳細はお問合せ下さい)
- 連絡先:admin@setakada.com(高田まで)





高田善教
