社内SEの実態を公開

いつか会社を去るとき

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いつかは会社を去る時が来ます。サラリーマンであれば定年を迎える時、自ら退職を申し入れたとき、あるいはその他。様々です。

私はこれまでお世話になった方々を見送ってきました。

新人の頃から大変お世話になった方。70歳近くまで仕事していましたが、最後は半ば追い出される形での退職でした。出世はできませんでしたが、会社にとってなくてはならない存在で、周りからも慕われて、頼られていました。当時は......
それが諸刃の剣となり、属人化していると指摘され、後継者を誰にするかで揉め、本人も頑なになってしまいました。関係悪化です。

「○○さんの業務の一部をシステム化してほしい」
そう依頼が来たときは腹が立ちました。お世話になった人を追い出す片棒を担がされることになるなんて。

最終日、社内の関係者に挨拶に回っていました。合わせる顔がなく、どうしようか悩んでいました。ドアの外に出て行ったとき、「このままだと後悔する」そう思って急いで飛び出して、エレベーターを待っているところで
「最後色々ありましたが、本当にお世話になりました」
と挨拶することが出来ました。
「システム頼むね」と笑顔で会社を去っていきました。寂しさと虚しさを感じました。

出世できないと、サラリーマンの最後は少し悲しいものです。本人はすっきりしているのかもしれませんが。仮に出世したとしても、偉くなりすぎると部下に慕われることも少なくなり、上に気を遣い、プライベートを犠牲にサラリーマン生活した挙句、形式ばった退職セレモニー。それも寂しい感じがします。

女性事務職の退職は感動的です。事務職に出世の概念はありません。一般職のアシスタントとして業務をこなし、新入社員には業務を教える。その新入社員も課長、部長と昇進して行きますが、事務職はずっと同じ。かつて仕事を教えた人が上司になることもザラです。結婚して、出産し育児休暇を経て復職。時短勤務で子供を育て、60歳までほぼ同じような業務を行っていく。理不尽と思うこともあったでしょう。仕事を辞めたいと思うこともあったでしょう。それでもずっと同じ立場で働いて定年を迎える。様々な立場の人に感謝され惜しまれて会社を去っていきます。退職した後も飲み会に誘われて近況を報告しあったり。退職後も楽しそうです。

サラリーマン人生の幸せって何なのでしょうか。自分はどんなサラリーマンの最後を迎えるのか。

いつか技術に追いつけなくなるのかな.....
.私の古臭いカビの生えた経験なんて役に立たなくなるのかな......
他の部署に異動になったらやっていけるのか......
そんな不安を常に抱えています。

いつか会社を去るとき。前向きでいられる様にしたいものです。

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