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情シスあるある 障害対応編

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苦労して迎えた稼働初日。その日からトラブル対応を延々としていくことになります。規模や業種、業態にもよりますが、ひどいシステムとなると数年トラブルが収まらないこともあります。定常化する暫定対応。再現待ちステータスの山。開発当初の人はおらず、担当者は異動して一抜けしようと画策しています。

情シスあるある 障害対応編
1.基本何もできない。ユーザとベンダーの伝言ゲーム役
2.障害の切り分けができない
3.影響範囲がわからないので暫定対応の指示ができない
4.システム全体像が把握できていないので恒久対応がイメージできない
5.「仕様通りなのですが、想定外のデータが」というと不具合だろ、となる
6.瑕疵と思っているから仕様変更となり費用が発生することに納得できずに騒ぎ立てる
7.障害で影響を受けた利用者に対して謝罪しない
8.社内にはベンダーの責任にしている
9.小規模の不具合や些細なミスでも再発防止策とか言い出す
10.障害の原因が人的なものだと「人を変えろ」と言う

根本がわからない情シス担当者が企画して、次の担当にバトンタッチすれば、稼働後も薄っぺらい仕事しかできません。そこから何人かにバトンタッチして、システムが老朽化、ブラックボックス化しても、自分の時には責任を負いたくないから立案を避けます。どうしようもなくなった時に企画した人も、実行段階で異動......。企画の内容を見ると根本が分かっていない。この負のスパイラル。元情シスのキャリアは人に言いたくない黒歴史となってしまいます。

最初は「情シスの闇」というタイトルでドラフト書いていましたが、もっと軽めに「情シスあるある」にしてみました。「こんな情シスありえない!最低!」と思った方も居れば、「ありがちだ......」と過去の苦い記憶と共に思われた方もいたのでは。

経済産業省の平成29年度の統計データを見ると
・1社当たりのIT要員は45.4人で前年度から3.1%減少
・IT要員の内、社内雇用者が 20.9 人(前年度比▲12.1%)、外部要員が 24.5 人(前年度
比+6.2%)
・IT要員の確保・育成の取り組みを行っていない企業は製造業42.7%、非製造業59.2%
・49.5%の企業が「CIOまたはIT担当役員がいない」
・IT担当役員のIT関連業務の経験を見ると、「経験がない」を回答した企業の割合が最も多く31.9%。「5年未満」が18.7%。 「キャリアを通じてIT関連業務」は7.8%。
(参考)http://www.meti.go.jp/statistics/zyo/zyouhou/result-2/h29jyojitsu.html

実際に経済産業省のまとめた資料とグラフを見ると、私がこれまでに記載した「あるある」は良い線ついているのではないかと勝手に思っています。

この統計結果をどう見るか、人によって異なるかもしれません。情シス一筋で頑張ってもCIOになれない、一般企業のCIOはITの経験があまりない人が人事異動でやってくる。私は自分の経験に照らし合わせると、そう思ってしまいます。出世は期待していませんが、いい気がしないです。

そこで腐って諦めて、自分も第三者的な傍観者になってしまうと何も変わりません。10年後、20年後、自分の居なくなった100年後、日本のIT産業とそれに関わる人達が幸せになれる様に微力ながら改善活動を続けていきたいと思います。

これで「情シスあるある」は終了です。次回からは、日常の運用やユーザー対応など些細な事を書く予定です。お付き合い頂きありがとうございました!

Comment(2)

コメント

Mc

1.基本何もできない。

全てはここに詰まってますねw

できないけど、出来ないなりにどうにか頑張ってみる、という人が担当であればだいぶ話は変わりますが・・・

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