社内SEの実態を公開

空と草原と海

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突然、産業医から休職させられた私。いつまで休むかは誰も教えてくれません。仕事が忙しく疲れが取れないときは「プロジェクトが終わったら長期休暇取りたいな」なんて言っていたのに、いざ休職となると、何をしていいのかわからなくなります。ちょっとした定年後の自分を垣間見た気がします。

休職直後は疲れが一気に出たのか、原因不明の高熱が出て、膝が痛くて曲げられなくなりました。家でゆっくりテレビでも見て過ごそうと思っていたらご近所さんに
「今日はパパお休みなの?部屋の電気ついていたから」と言われる始末。
通常通りに朝起きて外出することに。疲れを取るためにスーパー銭湯めぐりをして、空いた時間で図書館で本を読んでいました。

しばらくして、これまたご近所さんから「最近ラフな格好ですね?」と言われたので、わざわざビジネスカジュアルな格好で出かけることに。休職すると近所の目が結構大変です。体調も回復してきて、ぶらぶら歩いていました。なんか無駄に時間が過ぎていく感じです。時間があればやりたかったことがもっとあったはずなのに。思い出せません。

休職中は定期的に産業医と上司の面談があります。唯一社会人であることを感じる瞬間です。昔見た映画の「インファナルアフェア」を思い出しました。産業医と上司が異動になったら復帰できないんじゃなかと......

産業医の面談(1回目)
「どうですか?」と言われても、どうもこうもないよ!って感じです。休職期間については一切言ってくれません。先が見えない不安、気分は落ち込み、何事にもイライラしていたと思います。初回の面談結果は「経過観察」。産業医の面談対策も真面目に考えないといけない、そう思い始めました。

産業医の面談(2回目)
食い気味に「毎朝決まった時間に起きて、外出し、体を動かしたり本を読んだりして過ごしています。体力も回復してきて、気力も充実しています。夜もよく眠れるようになりました!」嘘ではないのですが、かなり脚色はしています。仕事への意欲は高くはないのですが、早く仕事に復帰したい点をアピールしまくりました。
「そろそろ復帰時期を考えてみてもいいかもね」と言ってくれました。もうひと押しかなと。

産業医の面談(3回目)
前回同様の生活を送っていて、仕事の意欲も高まっているとアピールしているのですが、「また仕事の負荷が高くなってストレスを感じ始めたらどうしますか?」という質問にうまく答えられず「経過観察」となってしまいました。
自分の性格を見つめなおさないと壁は突破できないかも。


これまでの私は、困っている人をほっておけない、責任感が強い自分。その性格が好きでした。その性格に付け込まれて、仕事を振られまくり、責任を押し付けられ、手を貸してくれる人がいなく休職になったのは事実。同じ轍を踏まないためには、少し働き方を変える必要があると考えました。


困っている人をほっておけない→手助けするレベルを変えてアドバイスをする程度にとどめることにする

責任感が強い→一人で抱え込まず、チームで仕事をするように心がける


他人を変えることは出来ない、自分が変わる......それしか無いのだが......
自分の本質を変えることこそ難しいです。自分を偽り仕事を続けるのか。寂しさを感じました。

産業医の面談(4回目)
前回から2週間、生活はほとんど変えておらず、復帰した後の自分をイメージし、考えた結果を伝えたところ、
「わかりました。そうですね、周りの人に頼ることは大事です。復帰時期の調整を始めましょう」。ようやく出口が見えてきました。

このあと2週間ほど調整時期が入り、3ヶ月後にようやく復職、社会復帰することが出来ました。溜まっていた有給休暇の消化で済んだので助かりました。

休職期間を振り返ると、焦りと不安で結局は何もできませんでした。
ただ、何もしない時間を過ごせた、とも言えます。

普通の公園で空を見上げ、普段気にしなかった雲の形をまじまじ見たり......
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無造作に生い茂る草の生え方を観察し、虫の鳴き声に耳を澄ませたり......
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海に沈む夕日を見て、空と海の間の色合いを見ながら、波の音を聞いていたり......
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いつも何かに追われて余裕がありませんでしたが、身近な自然をちょっとだけ堪能でき、少し心が安らぎました。

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