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ストレスチェックと産業医

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睡眠導入剤の効きも悪くなり、神経過敏になっていた頃の話です。明らかに負荷の高い仕事が立て込んでいて、周りのヘルプが無く、逆に周りのフォローもしなくてはならず、辛い日々を過ごしていました。増えるのは責任、仕事、薬。
そんな時、ストレスチェックが実施されました。結果は「産業医面談」


ストレスと、不眠、過労気味なので、しょうがないかなとは思っていましたが。今まで何度も上司には負荷が高くて、人手が足りないことを訴えてはのらりくらりかわされていたので、ちょっとは気が変わるかな......そのくらいにしか思っていませんでした。


1週間後、仕事の合間にこっそり産業医との面談をしに行きました。そこでいきなり言われた言葉は、
「ドクターストップ!」

は?何を言ってるんだ?この人は?
と呆然としていて言葉がなかなか出てきませんでした。

「もう十分働いたから、少し休みましょう。あとは他の人に任せて。」

この状況で休めるわけもなく、他のメンバーも私以上に必死で仕事していて無理だ、と言いましたが聞いてもらえません。次の打ち合わせもあるので、曖昧に返事をして仕事に戻りました。

1時間くらい打ち合わせをして、席でメールに返信をし始めたところ、

「ちょっといいかな......」

と上司に会議室に来るように言われました。
扉を開けると人事担当もいます。

産業医からの連絡は早く、即刻休職させろと言われたとの事です。この忙しい時に無理に決まってるでしょ!と言っても聞いてもらえません。何度も何度も人手が足りないと上司に訴えたのに、何もしてくれなかった。それなのに、産業医に一言言われただけで、人員補強ではなく、私に休職させるなんて納得いかない。怒りと、申し訳なさ、自分の不甲斐なさで涙が出てきました。あと少しだけ、きりが良いところまで、他の人に引き継げるまで、と言っても答えはNO。何を言っても聞いてもらえません。パソコンを取り上げられ、メールのアカウントをロックされ、仕事から完全に締め出されました。それで私の積み重ねてきたキャリアは終わりです。

別に出世したいとか、評価されたいと思って仕事していた訳ではないです。ただ、いいシステムを作って人の役に立ちたい、関係者が不幸にならないようにうまく調整しよう、そう思っていただけなのに。


休職させられて1週間後、いつも睡眠導入剤を処方してもらっている精神科からの診断書がきて「うつ病」と書かれていました。最初に精神科に行ってから3年ほど経過していました......


先日「産業医と結託してリストラ」という記事をみて実体験を伝えようと思ったのが今回のコラムのきっかけです。私の場合、産業医は善意で判断してくれたと思います。今でも腹が立ちますが!このコラムを書いて忘れようと思います。

もし産業医が会社と結託して悪意の判断をされたと思うとぞっとします。なぜなら産業医の診断結果を覆すのは大変難しいからです。産業医との面談は最終手段にしておいた方が無難です。そこまで行く前に転職する選択肢を選んだ方が良いかもしれません。一度休職してしまうと、転職にも不利ですし、休職期間満了で復職が認められない場合は退職になってしまいます。復職後はとても居心地が悪く、すんなり仕事に復帰とはいきません。

Comment(2)

コメント

リハビリ中

記事を読んで「あれ?私の事?」と感じました。

私の場合は、2度の休職をしてしまったので、最後の復職に全てを賭けるつもりでいましたが、薬で睡眠と日中の活動のON/OFFを行うことで、一般的な生活を送れるようになったのですが、産業医の一言「薬が多い。減薬の数値目標を持って来い」という対応でした。
複数の薬を処方してもらって日常を取り戻した身としては、あまりにも過酷とも言える要求でした。そして、結果として人事もそのつもりで事は進んでいましたね。

当然、復職に向けた最後の処方箋は、その要求を跳ね返すまでには至らず、人事からは退職の一点張りで、心身ともに深い傷を負って、結局、退職を余儀なくされました。

退職後の現在も、未だ引きずって、投薬治療中です。まあ、そう考えると、その産業医の一言はあながち間違ってはいないのかな、とも思いつつ、「一言」に完全に人生を狂わされた、悶々とした感情が、未だ心奥底にあるのは事実ですね。

もし、政府が言う「働き方改革」とかいうことで、こういう人間も幅広く受け入れてくれる社会でなければ、政府の言うことは単なる戯言としか言いようが無いかと思います。(求職活動しても、病気のせいで結局全部ダメ)

まあ、体調が良くなれば、こういうネガティブな考えも変わるのかな、とも思いつつ、リハビリをしつつ、復職したいな、と考えています。

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