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AI(人工知能)・機械学習の基礎。y=ax+bの続き。

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サーチマン佐藤です。
こんにちは。

先々月、東京では、
築地から豊洲に市場が移転した。

この問題に関して、
かつて、私は、

「築地は守る、豊洲は生かす」
という小池都知事の政策を、
「失敗プロジェクトの典型」と批判した。

だいたい、我々の仕事で考えても、
「新システムは作るが、レガシーも残す」
とか言った時点で、相当怪しいでしょ(笑)


そんな批判に対して、
一部の方からは、逆の批判を受けた。

要するに、
「お前は、小池都知事の
夢のプランを理解してない」と。

それから1年半。

「どうなった?」と思い、
批判された人に対して、
私は、直接メールを送ってみた。

しかし、全く返信なし。

メールアドレス自体は使えるので、
たぶん読んでいると思うのですが、
全く音沙汰がない。

私は、批判されたことを怒ってるわけでなく、
「今、どう思っているのか?」
聞いてみたいだけなんですけどね。

是非、意見を交わしましょう。
お待ちしています。


さて、本題へ。

前回の記事では、
「機械学習」の最も基礎的なアルゴリズムは、
「単回帰分析」と言いました。

そのアンケート結果から、見てみましょう。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【質問】「単回帰分析」では、
「y = ax + b」という式を使います。

aとbが与えらえた時、

アナタは、xy座標で、
この式の直線を描くことができますか?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【回答結果】
・できる
762票(72.5%)

・意味がわからない
136票(12.9%)

・あいまい
129票(12.3%)

・そのほか
24票(2.3%)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

予想していた通り、
「できる」という声が多かったのですが、

でも、少なくない人が、
「あいまい」「意味がわからない」とも
答えている。

例えば、こんなお便り。

【読者から】
======================
意味がわからないです。
文系出身を言い訳にしてしまいますが
全く分かりません...。
======================

う~ん。

「y = ax + b」は、
中学の方程式で習うので、
文系・理系関係ないし、

結論から言うと、
本当に分からないとなると、
機械学習の原理を知るのは、無理です。
(ごめんね)


でも、「分からない」のは、たぶん、
方程式に拒絶反応しているだけで、

分かると思いますので、
以下の説明を聞いてくださいね。


例えば、こんな問題です。

水槽に、水が3リットル溜まっている。
そこに、毎分2リットルの水を足した。

さて、1分後の水槽は?

答えは、5リットルですよね。

じゃあ、2分後と3分後は?
答えは、7リットルと9リットル。

できますよね。


ところで、アナタは、
答えを求める時に、
どんな計算をしましたか?

おそらく、
2分後は、
7 = 2*2 + 3

3分後は、
9 = 2*3 + 3

と計算したはずです。

つまり、yを水槽の量(リットル)、
xを時間(分)とすると、

y = 2x + 3

という式で解いている。

===================
「y = ax + b」で、
aが2、bが3と与えられている。
===================

グラフにすると、こんな感じになる。

グラフを見れば一目瞭然だし、

式を使えば、何分後の水量を、
正確に当てることができる。

OKですね。


さて、問題は、ここからです。


現実の社会では、
似たような状況がある。

例えば、コンビニの
「冷やし中華」の売れ行き。

「冷やし中華」は、
気温が暑くなると売れる、
典型的な昇温商品で、

そのデータをグラフにしてみると、
このようになった。
(もちろん、私が勝手に作ったデータね)

さて、そこで問題だ。

アナタが、
コンビニの店長のつもりで、
考えて欲しいのですが、

明日の予想最高気温は、31度。
その時、「冷やし中華」は何個売れるのか?

どのくらい、
仕入れればいいのか?

仕入れすぎても駄目、
足りなくても駄目。

最適な仕入れ数が、
利益を最大にする。

どうするのか?と。


まあ、直感的には、
適当な直線を引けばいいよね。
こんな感じで。

その直線を使って、
31度なら35個くらいかって感じかな。

でもね、その適当な直線って、
どうやって引けばいいのでしょうか?

人によっては、
もっと斜めだろうし、
もっと平らな人もいる。

どうやったら、
適当な直線が引けるのか?


それを数学的に解いたのが、
「機械学習」の
「単回帰分析」です。


言い換えればね、
直線は、aとbが与えられれば、
「y = ax + b」で描ける。

しかし、冷やし中華の世界では、
aもbもなくて、

最初にあるのは、データだけです

ここから、どうやって、
最適なaとbを求めるのか?
とも言える。

さて、どうするのか?

・・・・・という話の流れになりますが、
ここで、アンケートしておきましょうかね。

ここまでの話の流れ、
理解できますか?

ひとつ、クリックしてくださいね。

(クリック受付は終了しました)

理解できる

ほぼ理解できる

あまり理解できない

全く意味不明

そのほか

その結果をみて、
また次の話を考えてみますね。

ではでは、
またお会いしましょう。

ありがとうございました。


●追伸
プログラム設計は、
コツを掴めば、機械的にできます。

(受講しなくても)↓読んでみてくださいね。
https://www.searchman.info/moushi/jj_shopping.html

この講習は、今週で締め切り予定です。



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