ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

罪と罰(14) あるいは仕様書でいっぱいの海

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 宣言したとおり、それから数カ月の間、五十嵐さんはAチームの指揮をほとんど取らず、週に2回の定例ミーティングに顔を出すこともなくなっていった。その間、何をしていたのかというと、武田さんたち年長組を相手に奮闘していたのだ。

 私を含めたAチームのメンバーにしてみれば、会社に来て考えることは、<ハーモニー>の仕様であり、実装であり、テストケースだったのだが、Webシステム開発部にはそれ以外の業務も当然存在している。相変わらず新規開発案件はほとんどないものの、既存システムの機能追加や保守案件は、途切れることなく続いていて、それらは、武田さん、久保さん、村瀬さんの3人が手分けして対応してくれていた。というか、私はそう思い込んでいた。

 Aチームが本格的な実装モードに突入して、人間よりもモニタに向かって会話する割合が増えてきた頃、それに反比例するように、年長組はやたらと会議ばかりしていて、あまりキーボードを叩いている様子が見えなかった。それほど気になっていたわけではないが、ある日、ランチの席でふと思い出したので、カスミさんに様子を訊いてみた。

 「ああ、武田さんが中心になって、業務の割り振りとかをしてるわね」カスミさんは雑穀米の小さなおにぎりを食べながら答えた。「誰がどこの仕様書書くとか、どの部分の実装やるとか」

 「五十嵐さんは何やってるんですか?同席してるんですよね?」

 「してるけど、あまり口は挟まないわね。いえ、そういえば全く口を挟んだことはないわ。見てるだけ、って感じで。まあ、私は最初の2回ぐらいしか出席しなかったから、今はどうだかわからないけど」

 「ふーん」

 それはまた仕様書星人の武田さんらしい、と思ったものの、今さら口を挟むことでもないので、私は何も言わなかった。ただ、私が引き継いだ業務の中には、リリース速度を重視する顧客もいるので、あまり引き延ばさないでくれればいいな、とは思ったが。

 その2日後の夕方近く、電話が鳴った。いつも率先して取るカスミさんが受けて、少しやり取りした後、保留にしてから、私の顔を見た。

 「シノハラ製作所の川原田さんよ」

 「え、あたしに?」私は首を傾げた。「武田さんじゃなくて?」

 「武田さんは外出中だからじゃない?」

 「わかりました」私は受話器を取って肩に挟んだ。「あ、お世話になっております、箕輪です。どうもご無沙汰しております」

 『ああ、どうも。ご無沙汰です』

 川原田さんは、シノハラ製作所川崎技術センターの内装部品測定部のラインマネージャで、付き合いは2年ほどになる。測定データ履歴検索システムを受注したのが始まりで、いくつかの中~小規模システムを納品している。プロジェクトAが開始される前は、測定データ履歴検索システムにエビデンス画像情報とあいまい検索機能を追加する案件を私が担当していた。まだ画面構成を打ち合わせしている段階だったが、それまでの経緯も含めて、武田さんに引き継いである。

 「武田なら外出中でして......」

 『知ってるよ』川原田さんは少し険のある声で言った。『さっきまでここにいたから』

 「は?」

 私は少し首を伸ばしてホワイトボードを見た。武田さんの名前の横には、確かに「シノハラ」と書かれている。

 「あ、そうでしたか。たぶんもう少ししたら戻ってくると思いますので、戻り次第、折り返しお電話するよう伝えましょうか?」

 『いやいや、そういうことじゃなくて、箕輪さんにちょっとお願いがあって』

 「私にですか」

 何となくイヤな予感がした。川原田さんは、やたらに人を飲みに誘うという困ったクセさえなければ、物わかりのいいお客さんだ。ソフトウェア畑出身だからか、多少のバグには目をつぶってくれるし、あまり無茶な要求もしてこない。発注してくれるのは、納期がタイトなものばかりだが、それはどこでも同じ。私の記憶にある限り、声を荒げたことは一度もないはずだ。

 『言いにくいんだけどね』言葉とは裏腹に川原田さんの口調に躊躇いはなかった。『あの武田さん、担当変えてもらえないかな。できれば、また箕輪さんがいいんだけど』

 「え!」

 思わず声が大きくなった。カスミさんが気遣わしげな視線を向けてきたが、私はそちらを見るどころではなかった。

 「あの、何か武田が......その......失礼なことでも......」

 『ああ、いやいや、そういうことじゃないんだけどね。何て言うのかな、ちょっとうちの担当として合わない気がして』

 私はデスクの隅の方に置いてあったマグカップを引き寄せた。中に入っているのは、2時間ぐらい前に淹れて一口飲んだきり放置してあったレモンティーだ。すっかりぬるくなっていたが、私は構わず一口飲んで気持ちを落ち着けた。

 「あの、どういうことでしょうか?」

 『んーとね、今、CDSシステムの機能追加をお願いしているじゃない?箕輪さんが途中で見捨てたやつ』

 「......別に見捨てたわけではないんですが」

 『んー、まあ、それは冗談なんだけどね』川原田さんはようやく小さな笑い声を上げた。『武田さんに引き継いでもらったのはいいんだけど、まず仕様書を作るから、承認してください、って言ってきたんだよね』

 「仕様書ですか」

 『ぼくはさ、別に仕様書なんかいいから、とにかく画面作って欲しかったんだけどね。武田さんは、後から言った言わないってことになるとお互い困るからって』

 「......」

 『まあ、それならお願いしますって言ったらさ、その後、仕様書作るために4回も打ち合わせしたんだよ』

 思わず唸りたくなった。私は引き継ぎのとき、武田さんに「シノハラさんは、納品物に仕様書を要求してこないから、実装優先で行った方がいいですよ」と伝えておいたのだが、聞いていなかったのか、聞いていたのに無視したようだ。

 『しかもさ』話しているうちに、また怒りがこみ上げてきたらしく、川原田さんの口調は次第に険悪になっていった。『さっきも打ち合わせしてたんだけど、一度登録した画像の修正方法がどこにもないんだよね。で、どうやって修正するのか訊いたら、何て言ったと思う?』

 「......まさか、ブラウザ上で画像をダブルクリックして、ペイントで編集してください、とか......」

 『おお、よくわかったね、まさにそれと同じことを言ったよ。そんなことができないことぐらい、ぼくだってわかるんだけどねえ』

 私はどこかの穴に全身を埋めたくなった。武田さんは以前にも同じような設計をしたことがあったので、ひょっとしたら、と思ったのだが。当たって欲しくなかった予想だ。

 そのときは、リンクから開いたWordファイルを、編集して上書き保存したら、サーバ上のリンク先にそのまま反映されるものだとした仕様を書いていた。しかもお客さんが全くの素人だったので、その思い込みは工程の後の方になるまで修正されることがなく、客先でのデモのときに、はじめて明らかになったらしい。当時、実装を担当したのは木下だったが、最初は「なんで仕様書通りに作らないんだ!」と理不尽な怒りをぶつけられたそうだ。

 「すみません」

 『いやまあ、箕輪さんが謝ることじゃないんだけどさ』

 「たぶん、別のシステムと勘違いしたんだと思います。こっちで、きちんと意識合わせをしておきますので」

 『うーん、まあ、箕輪さんがそう言うなら。でも、箕輪さんが担当してくれるわけにはいかないの?』

 「すいません。もう私の手を離れてしまったことなので」

 『あー、冷たいなあ。長い付き合いだってのになあ』

 「川原田さん......」

 それから20分以上かけて、私は何とか川原田さんを説得し、武田さんと打ち合わせを続けてくれるようにお願いした。最後には、川原田さんも、渋々ではあるが納得してくれた。

 『まあ、こっちもいつもギリギリに発注して、スケジュールがきついのばかりなのも悪いけどさ』川原田さんは諦めたように言った。『それでも、もうちょっとスピーディに進めてくれるように、箕輪さんからも言っといてよ』

 「はい」私は思わず頭を下げた。「必ず伝えます」

 『じゃあ、あんまり時間を取らせても悪いから。また、飲みに行こうね』

 「はい、そのうち」

 言質を取られないように曖昧な答えを返して、私はようやく受話器を置くことができた。

 思わず深いため息をついて、カップに残った紅茶を飲み干したとき、五十嵐さんが近づいてくるのに気付いた。

 「どうした?何かトラブルみたいだったが」

 「いえ、そういうわけでもないですが」

 私は誤魔化したが、演技が下手すぎたのか、五十嵐さんはあっさり納得してはくれなかった。

 「ちょっと話を聞こうか」五十嵐さんは、私についてくるように合図してから、心配そうに見ていたカスミさんに言った。「進藤さん、武田の携帯にかけて、すぐに会社に戻ってくるように言ってくれ。戻ってきたらミーティングルーム2にいるから来るようにな」

 「わかりました」

 カスミさんは電話に手を伸ばしながら、私に向かって問いかけるように大きく目を見開いた。私は強張った笑いを返すと、五十嵐さんの後に続いた。

 「なるほど」五十嵐さんは空になった缶コーヒーを、器用にテーブルの上でくるくると回しながら頷いた。「話はわかったよ」

 私は五十嵐さんにおごってもらった紅茶のペットボトルを一口飲んだ。無糖のストレートティーだが、妙に苦く感じられる。

 「あの、武田さんには私が伝えておきますので......」そう言いかけた私の言葉を、五十嵐さんは静かに上げた片手で遮った。

 「君に少しSELCAイニシアティブの事を話しておこうか」

 「......はあ」

 「イニシアティブの理念は、前にも話したが、今のどうしようもないIT業界を根本から変えることだ。その方法はいろいろあるが、まず我々が考えたのは、個々のエンジニアの質を向上させていくことだった。プログラミングスキルから設計、要件定義スキルまでのあらゆる分野でな。言ってみれば細胞の1つ1つを強化することで、生命力そのもののビルドアップを行うわけだ。エンジニアにとっては切れるカードが増えるから自信も持てるし、転職のときも条件に反映させやすい。顧客にとっても良質なシステムが納入されるわけだから、まさにWIN-WINの関係なわけだな」

 私は頷いた。この会社で五十嵐さんがやっていることだ。これが単なる技術トレーニングの類いならだれてしまったかもしれないが、現実のプロダクトを作る、という目標があるので、能動的にスキルを身につける機会が与えられている。

 「この方法は確かに有効なんだが、我々はすぐに2つの大きな欠点に気付いた。何だと思う?」

 「そうですね」すぐに思いついたのは1つだけだったので、私はそれを口にした。「時間がかかるってことでしょうか」

 「そのとおり」

 五十嵐さんはにっこり笑って、私の答えを肯定した。こういうとき「さすが箕輪さんだね」などと余計なお世辞を言わないのが、この人のいいところだ。

 「そう、時間がかかりすぎるんだな。日本にSIerとかITベンダーは星の数ほどあるけど、我々の数はまだまだ充分とは言えないし、エンジニアがスキルを身につけるには時間がかかる。おまけにこの業界の流行はうつろいやすいしな。プログラミング言語を覚えるだけなら数週間でできるだろうが、教科書で学んだ知識をすぐに実践で生かせるもんじゃない。さらには業務知識も必要だし、コミュニケーションスキルも重要だ。我々は基本的に1年契約だが、本来なら数年かけてじっくり人材を育てていきたいところだ」

 「それは何か対策があるんですか?」

 「ないね」五十嵐さんはあっさり答えた。「勉強というのは時間がかかる。人間の学習方法に何か画期的なブレイクスルーでも起きない限り、それを早める方法はないんだな、残念ながら」

 「......もう1つの欠点って何ですか?」

 「うん。我々は、機会さえ与えれば、エンジニアは自分のスキルを向上させる労を惜しまないと考えていた。自分がそうだったからね。だから同じことを、コンサルの対象となるエンジニアに期待したんだが、そこで大きな間違いに気付いたんだな」

 五十嵐さんは言葉を切ると、失われた何かを探すような目で天井を見つめた。

 「それは変わることを拒否するエンジニアが、一定数以上いた、ということだ。奴らは目の前の仕事をこなす必要最小限のスキルを身につけたら、もうそれ以上は求めようとしない。そういう人間に何を教えてもムダってもんだわな。それが2つめの欠点だよ」

 どうして五十嵐さんがこんな話をしたのか、わかるような気がする。武田さんのことと無関係ではあるまい。果たして五十嵐さんはその名前を口にした。

 「武田がその典型的な例だ。あいつは前の会社で、仕様書作成ばっかりやってたらしい。別に仕様書の意義を否定するわけじゃないが、明らかに過剰な量の仕様書だ。まずいことに、その会社じゃあプログラミングスキルより、仕様書を書くことが評価されてたんだ。実装は下請けにやらせりゃいい、って考えでな。しかも、一度、セールスエンジニアとして営業職をやっていたからブランクがある。Webシステム開発部に来た時点で、勉強し直そうともしなかった。未だにVector使ってるし、ジェネリックも使い方がわからないんだからな」

 確かに武田さんは、どこかプログラミングを見下しているようなところがある。以前に、私がListインターフェースについて話したときに、「そんな些末な事はお前らが考えればいい。俺は興味がない」というような意味のことを言われた。

 「困ったことに、そういう人間は、組織の上の方に居座っていて、高い給料をもらいながら、自分の理解できるレベルに部下の方を合わせようとすることが多いんだな。そういう人間は、部下が自分以上の知識やスキルを得ることを嫌うこともあって、いろいろな理由をつけて、部下の学習意欲を邪魔しようとするんだ」

 「......」

 「だから我々は、そういう人間の上から命令を出せるような職位になることを、契約段階で明確に要求するんだ」

 「なるほど」私は大きくうなずいた。「そっちはそういう対策があるわけですね」

 「いや、これは対策にはならんよ。我々の契約が終わり、その会社を去ってしまえば、またそういう輩が勢力を取り戻すだろうからな。実際、イニシアティブとの契約が終わったわずか数週間後に、完全に元に戻ってしまった会社もある。我々のやったことはムダになるし、会社の方もムダな金を使ったことになる。そういうことが何度かあって、我々は思いきって方針を変えることにしたんだ」

 その手段とは何ですか、と訊こうとしたとき、ミーティングルームのドアが開いた。入ってきたのは武田さんだった。

 「お呼びですか?」

 「ああ、呼んだ。座ってくれ」

 武田さんは言われた通り、五十嵐さんの正面の椅子に腰を下ろした。私は席を外した方がいいような気がしていたし、武田さんも言外にそう匂わせていたので、退出しようと立ち上がりかけた。だが、五十嵐さんは、私の方を見もしないで言った。

 「箕輪さんもまだいてくれ」

 やむなく私は座り直した。

(続く)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(18)

コメント

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今回も楽しく読ませていただきました。武田さんの運命いかに?

user

武田さんの運命も気になりますが、箕輪さんの運命も大いに気になります。
五十嵐さんが方針を変えたという話ですが、五十嵐さんからの命令だけでなく、箕輪さんから年長組にアクションを起こさせる…ということでしょうか。

あああああぁぁぁぁぁ。。。あるある過ぎる。w

ぽんすけ

第1回の五十嵐氏は怪しいコンサルって印象だったのに、いい人っぽくなってる

どこかで聞いた話だと思って探した。「人形つかい (4)」だった。

p

やめさせるか降格させるか?

太郎冠者

>>目の前の仕事をこなす必要最小限のスキルを身につけたら、もうそれ以上は求めようとしない。

いますねーこういう人。
この手の人達はたぶん、自分達のことをエンジニアだとは思っていないのではないかと考えています。
目の前のタスクを消化して、お給料を貰うことにしか興味が無いんでしょう。
それが悪いことだとは言いませんが、一緒に仕事したくないタイプです。

リンク先のWordファイルを開いて上書き保存、
今なら、リンク先をSkyDrive辺りにしておけば出来る気がするw

dodeka

>>目の前の仕事をこなす必要最小限のスキルを身につけたら、もうそれ以上は求めようとしない。

今まで身につけたスキルで乗りきれたので感覚が麻痺してそのスキルを継続して使い続けることが最良の手段だと思ってしまっているのだと思います。
個人的には仕事環境が固定している方全員が危惧すべきことだと感じました。

私も少なからず思い当たることがあったので今回は読んで良かったです。

elseorand

>>目の前の仕事をこなす必要最小限のスキルを身につけたら、もうそれ以上は求めようとしない。

こういう手合いは結局、新技術や、よりよい方法による生産性の向上を実証しても、
「学習が大変」「誰でも出来るわけでは無い」と最初から逃げますからね。
大抵は、若い頃に継続的学習をしなかったがために、
技術の流れを失ってしまっていて、学習の再開すらできなくなっていますね。

そういう人は、最初からIT業界には行ってこられないようにしておく方が、
温情なんですけどね。

DumbObj

SharePointやSkyDrive使えば確実でしょうけど、ファイルスキーム(file://)でリンクして場合って、リモートに保存できないんでしたっけ?
ブラウザとかファイルサーバーのOSにも依存するのかもしれませんが、権限上の問題がなければ上書き保存できてた気がします。

技術の進歩とともに、前提となる制約も変化するので、それをキャッチアップするくらいには新しいことを学ばないと、必要とされなくなっちゃいますよね。

通りすがり

自分の言葉でいうところの「ぜんぜんやる気がない人」のことかな。
そういう人って結局、本人の気持ちが変わらないと動かないよなあ。
じゃあどうやってその人の気持ちを変えてもらうか。
それともその人にやめてもらうとか? その発想はなかったですが、
ぜひこの作品では第三の方法が見つかることを期待してます。
flash airの話は完全になくなっちゃいましたね(笑)

De

「それ以上」を求めると搾取だ社畜だと騒ぎだすところもありますな。

クマ

SkyDrive等で、って書かれている人もいますが、それをやると
・データ毎にフォルダ切ったりしてアクセス権を制御する面倒さ
・SkyDrive等のインストール作業・保守工数、サービス停止時の対応
・そもそも共有フォルダで良くね?
などで面倒が多い気がします。特にアクセス権あたり。
画面にダウンロード・アップロード画面つけるほうが労力含めて楽そうです。

匿名

武田氏、解雇まではいかなくても降格くらいはありそうですね。
新製品が開発できたとしても、ビジネスとして回り始めるのには
それなりの時間がかかるだろうし、短期間で収支を大幅に改善
しようと思ったらそういう荒療治も必要になりそうです。

DumbObj

フォルダ切ったり、アクセス権を制御したりという部分は、
共有フォルダを使う場合でも、SharePointを使う場合でも、
Webアプリ経由でしか読み書きできない場所を使う場合でも、
似通った作業が必要ではないですか?

自前で用意するとなれば、運用負荷は高くなると思いますが、
それ以上の価値が提供できるなら、悪くない選択肢だと思います。
自前で運用したくなければ、オンラインサービスもありますし。

共有フォルダは扱いやすく良い面もありますが、
誤ってファイルを削除したり、二重更新して差分が消えたり、
それを防ぐためにオレオレバージョニングがはびこったり、
悪い面もたくさんありますよね。

特に、Webアプリの中で、Wordファイルを上書き保存したいと思うくらいに、
業務に組み込まれてるファイルであれば、
単純なアップロード・ダウンロード機能だけでなく、排他制御や
場合によっては、バージョン管理も必要になったりするので、
そういう機能を一から作って、維持していくというのも、
それほど楽ではないかもしれません。

どういう選択肢がいいかは、個々の状況次第ですけどね。

ただ、リンクから開いたWordファイルを、
サーバ上のリンク先に上書き保存したいという要望があったときに、
Webアプリだからできないという前提で思考停止してしまって、
その要望の持つ意味を考えようとせず、様々な選択肢の実現可能性を検討することを怠るようになれば、
箕輪さんも、武田さん化する可能性が十分あるんじゃないかなと思いながら読みました。

ばぎ

できる人ばっかりなので、コメントししづらいけど
武田さん側の話も読んでみたいな。

今まで技術的な知識は持ち合わせていたけど
外的要因でうまく進まない物語が多かったので。
武田さんみたいな、内的要因で躓いている人の物語。

面白くなりそうもないか

前々から思っていたことだけど
武田さんの知識レベルが必要最低限すら
満たしていないように感じるのは気のせいだろうか・・・。
これまで仕事してきてるわけだし、スキルはあるんだろうけど
この部署にはそれが全くマッチしていないように感じる。
もっとこの人が活かせる部署に異動させてあげたほうが
互いに幸せになるような気がしてならない。

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