ふつーのプログラマです。主に企業内Webシステムの要件定義から保守まで何でもやってる、ふつーのプログラマです。

罪と罰(12) 成果主義と絶対評価

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「......そういうわけで、すでにやってもらっているとは思いますが、自己評価の提出をお願いします」4月の最初の定例ミーティングで、中村課長は通達した。「えーと、9日の水曜日までに上長に提出してください。それから、今期の目標は来週14日の月曜日の朝までに決めて提出です」

 私を含めたAチーム全員にとっての上長は、武田副課長となる。職制上では、カスミさんと村瀬さん、それに久保主査も、私たちの上位資格等級になるが、評価権限を持っているのは副課長以上だ。

 新しい会計年度が始まると、私たちがまずやらなければならないのが、昨年度下期の自己評価だ。日本の多くのIT系企業と同様に、H&Gコンピューティングも成果主義を標榜していて、目標設定と評価を半期に一度、繰り返すことになる。その結果によって資格等級と基本給額が決定するので、一般社員にとっては重要な行事である。

 ただ重要ではあるが、真剣さが伴っているかと問われれば、誰もが != と答えるだろう。絶対評価と銘打ってはいても、その内情は相対評価でしかないからだ。

 半期毎に設定する目標は、5つ以内で設定する。1つでもいいし、5つ全部使っても構わない。たとえばある社員が「年内はずっとS市の給与計算システムの第3次開発の予定」と決まっていれば、目標には「S市給与計算システム第3次開発でトラブルを出さない」とか何とか書くわけだ。CS開発部や公事開発部は、だいたい開発期間の長い開発ばかりなので、このパターンが多いらしい。

 少しばかりチャレンジスピリットに富んでいるなら「データベーススペシャリスト試験に合格する」とか「DB2エキスパート試験に合格する」など、資格系を追加することもある。合格すれば目標達成率は100%になるが、落ちれば0%なので、自信がある場合でなければならないが。

 Webシステム開発部の場合、少し事情が異なる。継続的な開発案件が少なく、期間も短いことが多いので、4月や10月の時点では、全く予定が立ってない、ということがほとんどだ。Webシステム開発部に営業課がないこともあって、CS開発部や公事開発部の営業が、本来の営業活動のついでに拾ってきてくれる小さな案件を細々とやっているのだから。

 やむなく、私はいつも「HTML5+CSS3を勉強して、報告書を作成する」とか「全ての業務で納期を守る」とか、我ながら目標と呼ぶには恥ずかしすぎる文言で、目標管理シートを埋めていた。それとなく聞くと、他の人たちも同様の目標を立てているということだった。他にどうしようもないのだろう。例外はカスミさんぐらいだ。カスミさんは東雲工業さんのシステム全般のお守りをしているので、システム投資計画も教えてもらっていて、それを元に目標を立てていると話してくれたことがある。

 個人の立てる目標がまともに評価されるなら、私のように曖昧さ全開で達成条件も明確になっていない目標などは、即座に却下されるだろう。ところが、それらの目標が却下されたことは、これまで一度もなかったのだから、呆れるやら、安堵するやら、複雑な心境だ。入社した直後は、「何か言われるかな」と半ば覚悟して提出したのだが、あっさり承認が下りて拍子抜けしたものだ。

 目標設定がこの調子なので、評価の方も非常にアバウトだ。半期が終わると、まず最初の月の上旬中をめどに、半年前に設定した目標に対して、達成をA+、A、B+、B、C、D の6段階でつける。これらのポイントの基準は、たとえばB ならば「目標に対して満足すべき成果が得られた」のように、それぞれ決まってはいるのだが、大抵の社員はB以上をつける。CかDなら、確実に降格、減給となるのだから当たり前だ。逆にA以上は、昇格、昇給対象なのだから、A+かA をつける社員は圧倒的に多い。こんなご時世、給料が下がってもいい、などという奇特な人間は少数派だろう。

 評価面談は、その自己評価を目の前にして、上長と被評価者が行う。名目上は上長が、自己評価の理由を聞き、事実と異なっていれば、修正することになっている。CS開発部と公事開発部では、部下ができることを、上長ができない、ということがあまりないので、このプロセスは有効に働いているらしい。しかし、Webシステム開発部では、やはり事情が異なる。以前に五十嵐さんも指摘したことだが、純粋にスキルだけを比べてみれば、部下の方が圧倒的に上、ということがほとんどなのだ。

 武田副課長はJavaもPHPもほんの少ししかやったことがないし、そもそもWebアプリケーションの細かい仕組みもよくわかっていない。RDBについても、一昔前の知識で止まっている。システムのパフォーマンスが悪いと聞くと「ヒント入れてみたか?」などと言うぐらいだ。中村課長に至っては、そもそも技術的な面で指導力を発揮しようという意志が皆無で、管理業務に専念している。

 私以下、若手組のメンバーは全員が、程度の差こそあれ、JavaもPHPを使えるし、よほどの例外的な事情がある場合を除いて、自動で収集される統計情報に任せる方が楽だということを知っている。最近は減ってきた3バカトリオの議論にしても、おそらく武田さんが聞いても1割も理解できないに違いない。

 つまりWebシステム開発部の場合、Webアプリケーション構築技術を理解していない評価者が、その技術で仕事をしている被評価者を評価するという、矛盾だらけの制度になっているのだ。

 おそらく、その矛盾は、中村課長も武田さんも理解しているのだろう。それなのに、いや、それだからこそか、その制度に対して異を唱えようとはしない。当然だろう。そんな理由はどこにもない。

 だから評価面談はいつも5分ぐらいだ。私の場合、適当にAやA+をつけた理由を話す。具体的な話が2割、抽象的な内容が8割といったところだ。武田さんはうんうんとうなずいて、「問題なさそうだな。じゃ、これで出しとくから」と言い、お互いに「おつかれさま」を言い合って終わる。そのやり取りが、ほとんどテンプレートのようになっていた。

 私が去年の10月に設定した目標は1つ。「postgreSQLでストアドプロシージャを作成できるように勉強し業務に適用する」だった。そのとき担当していた在庫管理システムのDBがpostgreSQLだった、という以上の理由はない。ストアドも新たに一から勉強したというより、ポツポツと部分的に知っていた知識を、少し体系的にまとめただけのことだ。実際に3つほどのfunctionを作成し、システムに組み入れるまではやったから、私はそれほど後ろめたく思うこともなく、A+をつけて評価面談に臨んだ。

 「で、業務に適用したのか?」武田さんはいつになく不機嫌そうな顔で訊いた。

 「はい。ハヤシ発條さんの在庫管理システムで」

 「そうか」

 武田さんはうなずいた。私が、これで終わりだな、と思ったとき、思いがけなく語が継がれた。

 「エビデンスは?」

 「は?」

 「実際に適用したっていうエビデンスだよ」

 「えーと、今、ここにはないです」私はいぶかしく思いながら、愛想笑いを浮かべた。「ソースを見ればありますけど。でも......」

 笑顔と語尾の省略に、暗黙の了解を込めたつもりだった。お互い、忙しいんですから、こんな評価面談なんてさっさと終わらせましょうよ。

 武田さんの仏頂面は変わらなかった。

 「じゃ、印刷して持ってこい」

 「え、今ですか?」

 「当たり前だろう。今、評価面談をやってるんだぞ。それとも、別の日にリスケしたいのか?」

 「いえいえ。わかりました」私は慌てて立ち上がった。「すぐ、持ってきます」

 ミーティングルームから自席に戻ると、カスミさんが微笑んだ。

 「終わった?」

 「いや、それが」私はSubversion のリポジトリから、ハヤシ発條在庫管理システムを探しながら言った。「まだなんです」

 あのfunction名はなんだっけ。私は去年の秋から冬にかけて作成していたシステムの中を必死になって思い出そうとした。確か、stockHistoryなんとかだったような......。

 「木下」私は近くにいた3バカトリオの1人を呼んだ。「ハヤシ発條さんのシステムって、テストDB残ってたっけ?」

 「ハヤシ......いやあ、確か消しちゃったんじゃなかったでしたっけ?」

 「ダンプファイルはあるよね」

 「共有のどっかにあると思いますけど」そう言った後、木下は首を傾げた。「あ、いや、なかったかも。1年分、tarでまとめて、LTOに入れちゃったような」

 「ぐっ......そうだった。ありがと」

 私は自分がバックアップに使っている共有サーバから、ハヤシ発條社のフォルダを探した。それはすぐに見つかったが、サブフォルダがたくさんあって、どこに入っているのかすぐには思い出せない。たぶん、拡張子が.sql になっているファイルのどれかのはずだ。私は、*.sql で検索をかけ、ヒットした100以上のファイルから、それらしいファイルを片っ端から開いていった。

 3分ほど探した後、ようやく、create or replace function で始まるPL/pgSQLのファイルが見つかった。それを印刷しながら、今度はJavaのソースの中で、そのfunction を読んでいる部分を検索し、こちらも印刷する。

 「評価面談やってるんだよね?コードレビューじゃなくて」私の行動を不可解に感じたらしいカスミさんが、不思議そうに訊いた。「なんでソースがいるの?」

 それは私が訊きたい。

 プリンタが節電モードになっていたので、A4用紙が吐き出されるまで、少し待たされた。ようやく出力された3枚のプリントアウトをつかむと、私は大急ぎで武田さんが待つミーティングルームに飛んで帰った。

 「お待たせしました」

 私は軽く息を切らせながら、プリントアウトを武田さんの前に置いた。フォントサイズがやや大きく、長い行が折り返されていて見づらいが、この際、勘弁してもらおう。

 「このselect文で、selectStockHistory というfunction を呼んでます」私はソースの該当部分を指しながら説明した。「こっちがそのfunctionのソースです」

 「ふーん。なるほど」うなずいた武田さんは、しかし、まだ私を解放する気がないようだった。「で、実際の効果は?」

 「は?」

 「効果だよ」

 「効果......ですか?」

 「おいおい、何を言ってるんだ。このストアドを入れたことによって、何かいいことがあったのか、ってことだよ」

 「えーと、その......」私はまっ白になりかけた脳細胞を、何とか再起動させた。「select文を書くのが簡単になりました」

 「それだけか?」

 「パフォーマンスが良くなったと思います」

 言い終える前に、やばい、と感じたが、案の定、武田さんはそこに食いついてきた。

 「思います?実際に計測したわけじゃないのか?」

 一瞬、私は頭の中でいくつかの可能性を考えた。「計測しました」とウソを言えば、「じゃエビデンスを持ってこい」と返されるだろう。今から自席に戻って、適当な数値とグラフなんかをでっち上げる時間はあるだろうか?ないことはない。ヒマなときに少しずつ追加している社内用共通ライブラリの中に、メルセンヌ・ツイスタをJavaに移植した疑似乱数生成クラスがある。ユニットケースも作ってあるから、1000件ばかりの乱数を出すのは簡単だ。それをExcelに貼り付けて、グラフを生成して......いや、ダメだ。もし時間がかかって、武田さんが見に来たらでっち上げがばれてしまう。

 「すいません」私は観念した。「計測はしていません」

 「まあ、そうだろうとは思ったよ」武田さんは意地悪くニヤリと唇を歪めた。「これで、A+ってのは、盛り過ぎじゃないか?」

 「はい」私は頷くしかなかった。

 「まあ作ったことは作ったようだし、実務に適用もしたようだから、一応の成果があったことにはしとくか。でも、作ったメリットを証明するのを忘れたのは、画竜点睛を欠くってもんだな。ってことで、B+ってとこか」

 反駁の余地はなかった。私の評価は、B+ と決定した。

 「へええ」カスミさんは両方の瞳を大きく見開いた。「あらあら、何があったんだろうねえ」

 昼休みにお弁当を食べながら、カスミさんにその話をすると、私以上に驚いたようだった。

 「突然、評価制度の建前を厳格に守ることに決めたんですかね」

 「武田さんがあ?」カスミさんは小さく吹きだした。「ないない、それはないって」

 「ですよね」

 これまで、武田さんは私たち以上に、この評価制度について投げやりだったのだから。

 「やっぱり、あの人のことが原因なのかしらね」

 あの人、というのは、言うまでもなく五十嵐さんのことだ。これまで、Webシステム開発部のナンバー2として、いや、技術的なことならナンバー1として君臨してきた武田さんだが、五十嵐さんが来てからは、好き放題できなくなっている。対抗心を燃やしてのことならいいのだが、単に私がAチームだからという理由で嫌がらせをしているのなら、ちょっと憂鬱だ。

 「明日は私の面接があるんだけど、どうなのかしらね」カスミさんは少し心配そうな顔になったが、すぐに肩をすくめた。「まあでも、どうせ、評価はなるようにしかならないから」

 そう、評価については私もそれほど心配していない。成果主義の絶対評価といっても、社員全員の昇格・昇給を行うわけにはいかないから、昇格するのは全体の2割、降格が全体の2割、残りが現状維持、というように割合が決まっているのだ。つまり実質的には相対評価でしかない。また、昇格や降格は絶対に連続しないようになっている。誰だって降格が続けばやる気を失うだろうという理由からだろう。そのパーセンテージが就業規則に書いてあるわけではないが、何年も会社にいれば、だいたいのところは見えてくる。

 「午後はあいつらの面談なんですよね」私はちょうど食堂から戻ってきた3バカトリオとクミを見た。「たぶん、私以上に何もやってないと思うから、何言われるか心配ですよ」

 「心配なら付き添ってあげたら?お母さん」

 「やめてください」

 私の予感は的中した。守屋、木下、足立、クミの順で行われた評価面談が終わった後、4人は一様に不機嫌そうな顔をしていたのだ。

 15時になったとき、私はクミに声をかけた。

 「お茶にしようか。手伝って」

 「あ、はい」

 給湯室に入って、周囲に誰もいないことを確かめると、私はお茶とおやつの準備をしながらクミに訊いた。

 「面談、どうだった?」

 「なんかひどかったです」私に訊かれることを、半ば予想していたらしく、クミは落ち着いて答えた。「私の前回の目標は、CakePHPとSymfony2の比較をする、ってやつだったんですけど、なんでその2つを選んだんだとか、比較した結果のエビデンスはないのかとか、単にフレームワークをいじって遊んでいただけじゃないのかとか、いろいろ突っ込まれました」

 「で、結局、B+ になった?」

 「そうなんです。レイコさんもですか?」

 私はカップを並べながら頷いた。

 「あれ、絶対に嫌がらせですね、Aチームに対して」

 「うーん。やっぱりそう思う?」

 「それ以外ないじゃないですか」クミは憤慨しながら、雷おこしの袋を引き裂くように勢いよく開けた。「あんな人だとは思わなかったですよ」

 「まあね」

 「本人がいないとこで悪口言うのは嫌いなんで、これぐらいにしときますけど」そう言いながら、クミは雷おこしを適当につかんで、スクエアプレートに置いた。「ちょっと気分悪いです。武田さんだけ、おやつなしにしちゃダメですか?」

 「ダメよ」

 「ですよね」

 雷おこしにはやっぱり日本茶だよねえ、とか言いながら、私たちは大きな急須にお茶を淹れた。クミはまだ文句を言い足りなさそうな顔で手伝ってくれたが、時々視線がシンクの隅に置いてある雑巾に流れていた。きっと、武田さんの湯飲みに雑巾の絞り汁を入れたらどうなるか、などと考えているのだろう。私はクミがその誘惑を実行に移さないように、横目で監視しながらお茶の準備を進めた。

 新年度早々、Webシステム開発部には不協和音が流れている。願わくば、そのボリュームがあまり大きくならないでほしいものだ。

(続く)

 この物語はフィクションです。実在する団体名、個人とは一切関係ありません。また、特定の技術・製品の優位性などを主張するものではありません。

Comment(15)

コメント

mng

今回も待ち遠しくて朝から読ませて頂きました。
毎回、読みながら胸のあたりをギュッとねじられるような、言いようのない不安(と次回への期待!)を持たせて下さいますね^^

ba

嫌がらせと言うか「あるべき姿」に戻しただけなんですけどね。
これまで正論で相手を攻撃してきたのだから、同じく正論を打ち返されるのは覚悟しなきゃ。

ささいなミスを必要以上に責め立てる(現国会の様な)イヤンな職場にならないといいね。

BEL

JavaもPHPを使えるし
は誤字でしょうか。

Aチーム"だけ"にこの対応してるならやはり嫌がらせな気がします。

上長が部下より技術力が低いのは部分的にはあって問題ないと思いますけどね。
でなきゃ社長は全ての業務をこなせることになる。

役割が違うのであって、コミュニケーションが取れていて
部下からのアウトプットを元にチームの決定などをできていればよい。
ただ、細かい技術力を元に評価となるとやはり矛盾が生じることはある。

ba

>ba
全員に適用して「あるべき姿」に戻したようには読めませんけどね
フェアじゃない

T-plush

いつも楽しく読ませてもらってます。
毎回話が面白いし、感情移入しまくってるのかコメント欄が盛り上がるのも
別の意味で楽しいです。

S

↑↑
五十嵐さんは,今回出た武田さん他,上役に対して,同様か,もっと厳しい態度で評価していると思いますよ.

本来あるべき姿だし,自分も同様な評価を受けるのだから,問題はないのでは.

それに,もうすぐつぶれる部門なので,会社からの視線も厳しいはず.
そんな部門で評価A以上を付けたら,「理由は?」と聞かれるのは間違いないでしょう.

elseorand

組織もSRPを意識して貰いたでものです
組織のプログラミング能力の低い経営層は、
適切な組織分けが出来ていなかったり、
OCP無視して、拡張して肥大化をする。

既存部署に新しいことをやらせるより、
切り出して新部署にしないと、お互いに悪影響。
特に、旧が新を評価するのは歪そのもの。

abc

武田の打ってきたこの一手に、五十嵐はどう打ち返すかな。
五十嵐は「新規事業の参画者への嫌がらせ行為は、TPOを問わず処罰する」と警告してる以上、
五十嵐からのカウンターが無いとは考えにくいだろうけど……

Jairo

武田副課長の行動は、立場を利用した意趣返しでありパワハラでしょう。
喩えそれが本来あるべき姿であり、武田副課長が別のプレッシャーを受けてても、です。

匿名

今までが曖昧な人事評価をやってきていたのであれば、
むしろ五十嵐氏こそそこに突っ込みを入れていたと思いますけどね。

あとはこれが製品開発メンバー限定の嫌がらせなのか、
それとも他のメンバーにも同じように評価するのか?
前者であれば武田氏は処罰されて然るべきだろうし、
後者であれば武田氏を処罰しちゃったら五十嵐氏こそパワハラになってしまう。

まぁ、ここ数回の流れから言って前者の線が濃厚ですかね・・・。

Q

ありゃ、前回のコメントにヒントとかなんとか書いた俺はとっても
恥ずかしいことをしたんですね…
老害の側ってことですか。

まわりの人もそんなふうに思ってたのかなあ。
少し武田さんの気持ちがわかった。(苦笑)

a

まあ仕返しではあるものの、正論で攻めてるだけかわいいかわいい。
この程度の反撃は当然あるレベル。

今後ますます対立が深くなって、一線を超えてしまうんだろうなあ・・・

BA

明らかな不当はとがめられても、常識の範囲内で評価を操作するのは上司の裁量。
また、たとえこの行為が不当とされ注意を受けたとしても、次は不当と言われない範疇で可能な限りいやがらせをされるだけじゃないかな。

DumbObj

目標管理制度を厳格に運用すること自体は、"あるべき姿"だと思ってる方が多いんですね。

私は、"目標管理制度"自体が、チームを分断して、個人主義や部分最適化を助長する、
問題の多いレガシーなシステムだと思ってるので、
厳格に運用することが、この組織にとってあるべき姿だとは思えないです。


上司が部下より技術力が低いのは大きな問題じゃないでしょうけど、
部下の立てた目標を元に、それが達成できたかどうかのエビデンスまで求めないと、
上司が部下の仕事ぶりを評価ができないというのは、大きな問題ですよね。

"Postgresのストアドを勉強して業務に適用したら昇給10万円"みたいな契約でもあるなら、
そういうやり方になるのかもしれませんけど。


フッチーや、高杉女史などの話もありましたし、
リーベルGさんは、上流・下流の問題だけでなく、
こういう組織管理の問題についても強い意識を持ってるみたいですね。

個人投資家

CMMIなどプロセス改善を適用する場合はエビデンスを求められるので、目標管理制度を導入するのなら、エビデンスを意識してないとおかしいと思いますよ。
課長職ともなれば シビアに売り上げや業績や利益率の改善というエビデンスが求められますからね。
技術や経営指標だけでなく、「今期は鬱になるメンバを1人以下に抑える」というような健康管理面での目標だってあり得るし。

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