ハッカソン等のIT創発イベントを企画するための基礎知識

第01回 進化するビジネスコンテスト

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 先日、x-Techをテーマとしたビジネスコンテストの最終プレゼンが開催されました。コンテストの参加者は主催者とのビジネス獲得を目指して本気で準備をしてきています。テレビの取材も来ています。
 わたしは主催者の企画を支援していたので、当日は裏方をするだけなのですが、発表者の緊張が伝わります。

ITビジネスコンテストとは

 優秀な起業アイデアに賞金を出すだけでなく、ITの分野で主催者と参加者との協業を視野に入れたコンテストは日本では2015年ごろから本格化しました。当初は海外の「ハッカソン」や「ピッチイベント」の刺激を受けた銀行が開催していましたが、やがて他の金融機関や金融以外の業界にも普及しました。
 テーマに基づいてアイデアを出品し、アイデアの魅力と熱意をプレゼンテーションします。ITのコンテストの場合はデモアプリを作成して審査員と聴衆の前で動かし、実現可能性があることをアピールします。

独自性が重要

 これから開催を検討される企業の方が気になること━それは先行している企業の単なる後追いになっていないかということです。

 一般にITシステムの構築を企画するときは「初物を掴まないか」ということが話題になります。使っている人が少ない製品、技術を採用するのはリスクがあることとされています。
 一方、コンテストの企画は経営戦略、商品企画、広報関係の知見のある方が担当されることが多く、いわゆるIT部門の方とは逆の発想をなさるようです。

進化するコンテスト

 開催・募集要項、あるいは開催当日の様子はWebで事例を調べることができます。たしかに、これらを真似するだけではいけません。主催者側も参加者側も経験を積み、コンテストは進化しています。
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 当初は、有名企業がハッカソンをやると宣伝しただけで話題になり、参加者が興味を持ってくれました。しかし、今は過去に開催されたイベントとの違いを世間が気にしています。ここでは1〜2年の推移を比較してみましたが、これから企画するのであればまた新たな進化をする必要があるでしょう。
 その具体的な進化の内容は今後のコンサルティングのネタとしてとっておくこととします(いや、考え中です)。
 これまで付き合いのない外部の方と新たなアイデアについて共有するのは初物を掴む思いでしょうが、これまでのやり方だけでは創発が難しいと考える企業にとっては可能性がある企画です。
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