俺より強いヤツに会いに行くのは、10年早いのかもしれない。

【Round 2】  『負け続けて』分かる意味

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 どうも皆さん、おはこんばんにちわ。
2回目のコラム記事ですね。案外考えてみたら色んなネタが転がってますね。
あー、書くの楽しいー。

◆???「そういうコラムサイトじゃねえからこれ!」

 っていう反応が来ると思ってたんですが、ありませんでした。一安心。

 さて、今日のコラム記事タイトルは"『負け続けて』分かる意味" という事なのですが、これを聞いて少しでもピンッと来る方は私とぜひ3rdでオンライン or オフライン対戦しましょう。
 ゲーム周辺機器販売大手である Mad Catz社専属プロ格闘ゲーマーとして所属している 梅原大吾氏の書籍 勝ち続ける意思力 という本のタイトルを、自分の現状に当てはめてみて、逆の意味にしてちょっともじってみました。

 現在、様々な国と地域で様々なスポンサー企業によって競技制の高いゲーム(通称:e-Sports)大会が開催されています。その中にも勿論、格ゲーも部類しています。
 先日にはゲーム会社 株式会社カプコン が主催の『ウルトラストリートファイターⅣ(以下、ウルⅣ)』タイトル賞金制全国大会 『超百鬼秋杯』が開かれ、 清涼飲料水販売会社 Red Bull社 所属のレッドブル・アスリート(Red Bull社がスポンサーの専属アスリート)の ボンちゃん選手が優勝しました。
 そんなボンちゃん選手の決勝での対戦相手は、現在ロレントというキャラクターで、ウルⅣのアーケード筐体に於いてキャラ別・全国総合共に1位になったこともある全一(アーケードゲーム界における『全国一位』の略)現役社会人プレイヤー ネモ選手。私もリアルタイムでネット生放送配信を見ていましたが、お互いスーパープレーの嵐で自宅で興奮していました。 ちなみに、この大会優勝賞金は100万円でした。すごいですね。ですが、これはe-Sports全体の規模でみると安い額の賞金です。世の中にはまだ上をいく賞金額もあるんですよ。
 話を戻しましょう。皆さんは『負け』ということにどう思いますか? 多分連想されるのは、自分は他人よりも劣っていることを証明された、と思う事でしょう。 確かにそうかもしれませんが、それだけですか? もっと思いつくものがあるんじゃないんですか?
 そこで、勝負に負けたからこそ分かる『考え方』を一緒に見つけていきましょう。

◆なぜ、『負ける』のか。

 今まで、『ストリートファイターⅢ -3rd strike-』(以下『3rd』という)で5連勝した記憶よりも、30~50連敗する記憶の方が強く残ります。 ちょっと前までは、3rdをやっていて30戦やって5勝できたらスゴク良い方の私は、いつも負けてばかりで負けるという事に対してそれ相応に気がめいってしまいます。 その時、常に思うのは『自分に才能なんてないんだ・・・』と思うまでに、自分で自分を追い詰めていました。 そして、負け続けることによって連敗した対戦相手から「まだ初心者かよ・・・」、 「確反(※補足説明) も出せねぇのかよ」と冷たい目で見られてるのでは、と重く思いつめてしまうときもあります。
 ITの世界でもそう。自分の知識や技術力を他人に打ち負かされることは、皆さんにも常日頃あることだと思います。 私みたいな新人なんかは常にそうでしょう。ですがそれは『新人だから・・・』という自分自身への要らない慰めによって、自らの胸の奥底にある"なにか"を、もみ消して忘れてしまうことでしょう。 人間はすぐに嫌なことを優先的に忘れようとする生き物です。ですが本能が赴くままに行動して良いのでしょうか?

 私自身は格ゲーで、どんなに接戦しようが、どんなに内容が良い立ち回りをしても、その試合で自分が『負けた』のならそれは『負け』だと認めるようにしています。 私自身、負けず嫌いな性格であるが故というのもありますが、それは絶対に認めるようにしています。 よく接戦で負けると「試合の内容は良かった」ということを聞きますが、だからそれを理由にし、妥協してしまうのは非情に勿体ない気がします。

 会社でもそうです。
 「会社の部下が自分よりも良い技術力を持っている」、「同僚の出世が自分よりも早い」と愚痴を吐く気持ちもわかります。吐いていいと思います。 ですが、愚痴を吐くだけで終わらず、その負けた経験はきっと、勝った時の経験よりもより多くの情報量が得られるはずです。 会社での負けは=失敗ではありません。ですので出来る範囲で思いっきり負けを認めていいと私は思います。 言い方が悪いかもしれませんが、"FXで有り金全部溶かした"とか"周りの作業進捗や評価に大きな影響を与えるレベルのミスをした"というのでは無く、 他人よりもある部分に於いて、自分が1つ『劣っている』と思ったのであれば、それはあなたの『負け』です。素直に認めていきましょう。
 大きな差を負けと認めるのは、今まで培ってきた経験やそれぞれの環境の差もありますので、それは仕方ないと思いますが、 自分で認められる範囲で認めていきましょう。 負けを自分の中で負けと認めるのは、とても大変なことです。ですが、そこで挫けるか、それとも懲りずに挑み続けるかで今後の動向は大きく変わることでしょう。

◆結果より、過程。

 先ほど著者として挙げたプロ格闘ゲーマー 梅原大吾氏は、 この記事内で『負け』についての捉え方に対して、こう仰っていました。

「負けたままでいたことはありません。勝つための条件を整えるために負ける必要があるから、負けが続く日々を受け入れるのです。」

 補足を言うと、梅原氏は『勝つまで負けた相手に何度も挑み続けて、自分に足りない要素を補って勝ちをもぎ取っていく』そうです。

 1997年『ヴァンパイヤセイバー』、1998年『東京ゲームショウ』で開催された『ストリートファイターZERO3(以下、「ストZERO3」)』それぞれの全国大会で優勝し、 その後、ストZERO3の世界王者にまで上り詰め、2010年には"日本人初のプロ格闘ゲーマー"になり、格闘ゲームの頂点に君臨する彼は、まるで才能の塊であるかのように見えますが、 そんな梅原氏でいえど、常に対戦で勝ち続けるというのは絶対的に無理なことで、連敗し続けるときもあるそうです。

 『負け』というのは自分の行動おいて、何かしらの『敗因』によって成り立ちます。 敗因を理解し、次の勝負の『勝因』に変えられるまでの"過程"として、負けを認め、自らを分析し、原因の意味を的確に捉える事が大切だと私は思います。 何も考えずに負けることは簡単です。そして、何かを得るために負けを認めることは、とても勇気のいることです。 ですが『勝利』(ここでの『勝利』と区別するための意味は各々によって違いますが)を得たいと考えるのであれば、自ずと今、皆さんが持っていられる固定概念や負の概念も、少しずつ捉え方も変わっていくのではないでしょうか。

Comment(2)

コメント

fuga

3rd(・∀・)イイ!
昔はかなりハマったw

でもアラサーになった今ではもう最新の格ゲーについていけない(´・ω・`)

くれあ

>>fugaさん

3rdいいですよね!!
自分はまだ20代なのですが、最新のストリートファイターシリーズにハマらず、3rdにハマってしまった人間なので、変わり者扱いされますw

知識程度なら最新の格ゲーは分かりますが、更新速度も異様なスピードでバージョンアップされるので、ついていくので必死です…

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