テストエンジニア時代の悲喜こもごもが今のわたしを作った

「JaSST'11 Tokyo」運営のお手伝いに行ってきました

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 こんにちは、第3バイオリンです。

 この冬、生まれてはじめてインフルエンザにかかってしまいました。流行りものにはうといたちで、すっかり油断して予防接種も受けていなかったので、1週間寝込むことになってしまいました。大勢の方にご迷惑とご心配をおかけして、わたし自身も高熱にうなされて、外出もままならずにつらい思いをしました。皆さんも、どうかお気をつけください。

 さて、1月25~26日に、東京でソフトウェアテストのカンファレンス「JaSST’11 Tokyo」が開催されました。今回、わたしは運営のお手伝いとして参加してきました。

 前回のコラムで、新潟でもJaSSTを開催する旨を告知したと思います。実はわたしが実行委員長でして。今回、「JaSST’11 Tokyo」のお手伝いをすることで運営のノウハウを学ぶ、という意味もあり、行ってきました。

■初めてのイベント運営

 わたしが受け持ったのは、セッションが行われる会場の受付と、会場内のお客様の誘導でした。

 それほど難しいことではない……と思っていたのですが、実際にやってみると、なかなか思い通りにいかないものでした。例えば、お客様を誘導するときに、つい手招きをしてしまって他の実行委員の方に「失礼だ」と注意されたり、お客様を前方の席に誘導するときに自分だけさっさと歩いてしまい、振り返ったらお客様が後ろの方の席に座ってしまっていたり。

 「自分がお客様だったらどう思うか、どうしてほしいか」。当たり前のことですが、実際に行動に移すのは意外と難しいということを、頭ではなく体で実感してきました。

 実際に運営に携わることで、いろいろと気付くことができました。さらに、東京の実行委員の方や、他の地域からお手伝いに駆けつけた実行委員の方のお話をたくさん聞くことができたのが、大きな収穫でした。

 実際に実行委員長を経験された方が「最初に実行委員長に任命されたときは驚いたし、大変だったけど、3年くらいやれば『やってよかった』と思えるようになるから」とおっしゃる言葉には説得力がありました。

■LTで「JaSST’11 Niigata」を宣伝しました

 運営のお手伝いばかりで、セッションにはまったく参加できなかったのかというとそうではなく、仕事の合間にいくつかのセッションに参加しました。そのうちの1つ、25日に実施されたライトニングトークス(以下、LT)のセッションで「JaSST’11 Niigata」の宣伝をしてきました。

 セッション開始直後、受付の業務が忙しくてすぐに会場に行くことができず、スタッフに無線で呼び出されてしまったのはここだけの話です。

 LTでは、「JaSST’11 Niigata」開催のきっかけや、当日のプログラムについて説明し、新潟をテストの力で熱く盛り上げたいという私の思いのたけをぶつけてきました。

 他の発表者のLTも、個性あふれる楽しいものでした。また、ワークショップで一般参加者の方もLTを作ってみたり、最後には司会者とドラ娘さんが歌って踊ったり、とても楽しいセッションでした。

 来年あたりに、新潟でもLTセッションをやってみたいと思ったのは、また別の話です。

 それにしても、去年「JaSST’10 Hokkaido」に参加したときに、「JaSSTでLTをしたい」とコラムに書きましたが、思っていたよりも早く実現してしまいました。

 そういえば、「いつか新潟で勉強会かコミュニティを立ち上げたい」とコラムに書いたこともありましたが、これも少し形が違うとはいえ、実現しつつあります。去年コラムに書いたことがどんどん実現していって、嬉しさと同時に、少し怖くもなりました。やはり「エンジニアライフ、恐るべし」です。

■次は新潟へ

 2日間にわたって開催された「JaSST’11 Tokyo」は無事に終了しました。最後に、東京の実行委員長の長谷川 聡さんが「次は新潟にバトンを渡したい」とおっしゃってくださいました。

 この2日間で、「JaSST'11 Niigata」開催について多くの方から応援、支援のメッセージをいただけたのは本当に嬉しいことでした。会場に設置された掲示板にも「JaSST’11 Niigata」の宣伝を書き込んだところ、たくさんの応援メッセージをいただくことができました。実行委員の皆さん、参加者の皆さん、本当にありがとうございました。

  「JaSST’11 Tokyo」で、テストを愛する人たちからバトンを受け取ることができました。次は新潟を盛り上げます。

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