エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

ITエンジニアという人たちほど失敗を知る人はいない

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こんにちは、手塚規雄です。

先日、とある研修のアンケートにて失敗に関する質問があった。その質問内容から気がついた事が今回のコラムになります。

ITエンジニアは「人間は失敗する生き物」と知っている

アンケートの質問の内容は簡単に言うと「失敗した時に、間違いを人から指摘される事に抵抗はあるか?」という内容です。正確に言うと違うのですけど、簡単にいうとこんな感じです。

システム開発ではドキュメントを作成すればレビューがあります。そしてそのレビューでは多くの指摘があり、その指摘に対するドキュメントの修正があります。コーディングが終われば作った機能に対するテストがあります。テストすればテスト結果からバグがあることがわかります。ITエンジニア、間違いだらけです、失敗だらけです。完璧からはものすごく遠いです。そんな事が重々承知の上で、あんなアンケートの問を見てしまうと、抵抗なんてあるわけがないと思ってしまいました。

失敗する生き物と知っているからこそ、新しいチャレンジの失敗が怖くない?

ITエンジニアは「人は失敗する」と知っている。だから

・新しいチャレンジをして、失敗すること事もあるだろうけどやってみたい!

・新しいチャレンジをして、失敗することが目に見えているからやりたくない

こんな風に大きく2つの考えかたに分かれます。どっちが正しいとかはありません。私は前者タイプですが後者タイプの言い分もわかります。また、リスクが高い場合は後者タイプ全開の思考になって、やろうとも思いません。

「失敗=ダメ人間の烙印」や「失敗=人生の終わり」という重く考えている人もいれば、「失敗=恥ずかしい事、知られたくないこと」のようにチョットだけネガティブに考えている人もいます。チャレンジしたい派の私はITエンジニアの経験が活きています。失敗に対する考え方、対処の仕方、指摘される事、これらがまさにそうです。特に新しいことをやり始めた直後なんて失敗するのが前提だし、指摘されてどんどん成功に近づくことがわかっている。それをシステム開発での経験で知っているだけで有利な点だと思える様になってきました。

だからこそ「絶対に上手くいく」「絶対に成功する」という言葉の胡散臭さ

逆にチャレンジしたくない派として、慎重に物事を考えられます。たまーに聞く「絶対損しない案件or仕事」「上手くいく要素しか無い」という話。私もホイホイ乗って失敗したあとに気がつくのですが、仕様不良や要件時点での矛盾に気がつきます。そりゃ絶対に成功するどころか失敗しか見えない案件だと気が付きやすいのもITエンジニアの特徴なのかもしれません。私は考慮不足で失敗しているバカ者になります。

「失敗」というキーワード

失敗という言葉を聞くと何故かネガティブな印象を持ってしまいます。そりゃ失敗はしたくないし、やり直し、軌道修正による時間とお金の消費は手痛いダメージとして残ります。失敗するのを前提として話を進めるのはおかしな部分もあります。

でも失敗することは人間としてふつうのことで、恥じることもないし、ダメ人間という烙印でもないし、人生の終わりでもありません。私は失敗=話のネタと考えるようになってきました。人の失敗ネタはみんな簡単に耳を傾けてくれるメリットもあります。

失敗するのが普通、ネタとして提供できると思えるようになるとちょっとだけチャレンジすることに抵抗が減ってきますので、参考にしたい方はぜひやってみてください。

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