エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

他人のためになることより、まずは自分を優先

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こんにちは、手塚規雄です。

「自分と他人、どっちが大切ですか?」

こんな風に質問すると自分と回答する人がほとんどです。でも現実には自分より他人を大事にしている人がけっこういます。そんな話をコラムにしました。

自分のわがままより他人からの評判が大事になっていませんか?

昔、「いい人ほどブラック企業を辞めない理由」というコラムを書きましたが、その内容と似ている部分があります。こちらのコラムではいい人だからこそ、自分がお世話になっている上司や先輩、自分を頼りにしている部下や後輩に迷惑がかかるから会社を辞めにくい。そんな話をしました。これも自分より他人の立場を考えて、他人がもしくは他人と自分の両方が幸せになる方法を考えてしまい、会社を辞めないケースです。人間としては素晴らしい人かもしれませんが、自分を大切にできていない気がします。

このケースとは違い、他人から「いい人」という評判を得ることが自分にとって良いことであるという価値観を持った人がいます。その人は無意識にそう思っているので自分ではなかなか気がついてくれません。やっている行動は同じでも行動原理は自分主体で自分が大事だと思っています。自分にとって良い人生とは他人から「いい人」認定されることなので、どんどん自分の周りの人に喜ばれることをやって、人に尽くしていくタイプです。この人も人間として素晴らしいのですが、ちょっと気をつけてみていると周りの人に搾取されている、または優しさが相手の負担になってしまうケースまであります。余力がある場合はいいのですが、自分が限界に近い状態でも自分より他人を優先してしまうので、自分自身が倒れてしまうような人なのです。

自分より周りの人を大切にするのは美徳ですけど

自分自身のためだけの人生もどうかと思いますけど、自分より他人を優先しすぎてしまう人生も私は間違っていると思っています。人助けは素晴らしい事ですけど、自分自身がピンチの時にも他人を助けるのはちょっとおかしいです。子供の時から、学校でもテレビでも漫画でも、何でもかんでも他人を助けることは大事と教わってきているので、その価値観を変えるのは難しいかもしれません。

ただ、他人を助ける時の前提条件として

・時間的に余力がある

・資金的に余力がある

・能力的に余力がある

・相手に役立つことが自分にできる

これらが揃っていないと逆に足手まといになってしまい、「小さな親切大きなお世話」になってしまいます。助けられる側に立つとわかりますが、もしブラック企業に勤務している心身ともにボロボロになっている友人に助けは求めないし、自分を助けようとしても逆に止めると思います。「それ以前に自分自身をなんとかしろ!」と言いたくなってしまうと思います。つまりはそういうことです。

他人を助ける前に自分に余力があるか?を一瞬でいいから考えよう

他人にとって良いことをしよう、他人を助けようと思う前に自分に余力があるかをちゃんと考えましょう。もし、親友から「お金を貸してくれ!」と頼まれた時、助けたいと思っていても貯金がなければ「ごめん、無理」と泣く泣く断ると思います。お金に関してだけならシビアに考えられても、他のことになるとついつい無理してでも助けようとしてしまいます。でも、それはやっぱり助けられたほうとしても負担になってしまいます。

だからこそ、誰かを助けたいと思っているなら「能力」と「余力」の両方を持つことを目指すことが大事なことになってきます。

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