エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

やりがいは大事だけど振り回されるな

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こんにちは手塚規雄です。

ITエンジニアに限ったことではないのですが、仕事には「やりがい」は必要だとは私も思います。でもそのやりがいだけに振り回されていませんか?このやりがいが今回のコラムの話題です。

 

やりがいは大事だとは思うし、必要なことです

私自身、プログラマーという仕事にやりがいを感じています。正しく言えば以前にも話したようにプログラミング大好きっ子というわけではありませんので、プログラマーという仕事よりものづくりの仕事全般と言い換えたほうが適切ですね。

企業や社会に必要なシステムを開発してそれが人の役に立っているというのはそれだけで単純に嬉しいことです。逆に人の役に立たない仕事、やっても無駄な仕事はどうしもやる気になりません。やる気にもならないし、強制されるとストレスが貯まります。だから自分が無駄な仕事と思う場合には不要と言うこともありますし、実際によく言って上司を困らせたことも数多くありました。

だからこそやりがいはやっぱり必要だと思っています。この前提があった上で次の話に続きます。

 

やりがいという便利な言葉に騙されていませんか?

就職活動、転職活動でも就職する際には何かとやりがいについての話がでてきます。さっきも話したようにやりがいは大事です。でも、そのやりがいの代償に「お金」と「時間」が奪われるほど大事なものなのでしょうか?

よく美談としてやりがいがあれば給料は少なくてもいい、やりがいがあるプロジェクトなら自分を犠牲にできるといった話があります。でも、それはやっぱりちょっと考えものです。もちろん本人が「人生」をかけるほどのやりがいであればそれは止めることはできません。むしろそれほどやりがいのある仕事と出会える人は少数だと思うし、ちょっと羨ましいぐらいです。でも人生をかけられない程度のやりがいであれば、お金と時間を代償にしないほうが賢明です。

もし上司、幹部が大きなやりがいのある仕事があるなら給料が少ない、残業が多いという条件を突きつけてきたら危険な事だと思ったほうがいいでしょう。「やりがい」という便利な言葉を利用してエンジニアを使い捨てているのが実情なのです。

 

やりがいは人によって違う。もちろん上司と部下でも違う。

私は仕事にやりがいを感じていますが、ITエンジニア全員が自分の仕事にやりがいを感じているわけではありません。自分自身はやりがいを感じていなくても、上司はものすごいやりがいを感じている可能性もあります。そのやりがいに対するギャップが仕事に対する意識、仕事に対する行動に差が出てきて上司と部下の人間関係がこじれている事もすくなくありません。

部下のほうがやりがいを感じている場合は別に問題ないというか、下克上してしまえばよいだけの話ですが、部下がやりがいを感じていない場合は違います。やりがいのギャップがないか確認するのも上司の大事な仕事だと思います。やりがいゼロだからといって怒ったりするのは筋違いな事もあれば正当な場合もあります。やりがいに対する問題は扱いが結構難しいです。

 

やりがいが感じられない仕事、職場、会社は辞めたほうがいい?

長期間やりがいを感じられないなら適性がないと思ってやめるのも1つの道だと思います。たとえば開発者としてはやりがいがあったけど、プロジェクトをまとめる立場になってやりがいを感じられないようになった人は適性がないのかもしれません。そういう人はけっこう多いです。

その場合、やりがいを犠牲に立場も給料も捨てることになるのですが、やりがいも立場も給料も得ている人がいないか調べてみるのも大事です。すべてを手にしている人がいれば、すべてを手に入れている可能性もあるということですから。

個人的にはやりがいがゼロでストレスが溜まるのであれば辞めたほうがいいでしょう。お金や立場も大事ですが、ストレスがたまるほどひどい状況であれば心身の健康を優先です。

個人的にはお金も立場も時間も大事ですが、心身の健康が優先ですね。最近は健康の大事さが見にしてみています。

 

 

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