エンジニアでいかに稼ぐか?学校や会社では知ることができなった体験、経験を綴ります

【70】エンジニアとして自信をなくしたこと、ありますか?

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こんにちは、手塚規雄です。

エンジニアを何年もやっていると自信がついた仕事もあれば、逆に自信をなくしてしまった仕事もあると思います。自信をつけた後は何をやってもたいてい上手くいくのですが、自信喪失後はそもそもモチベーションがあがりません。でも人間はずっと自信をなくしたままの状態にはならず、いつのまにか復活している事が大半です。もちろん明確な出来事がある場合もありますが、そのケースは想像よりはずっと少ない。

自信をなくした後から復活するまでに無意識にやっていた事は何か?それは案外変わらないと思ったので、それをコラムにしました

 

自信を無くしてしまう原因は何か?

・ミスをして多くの人に迷惑をかけた

・実力の違いを思い知らされる人に出会った、事件にあった

・みんなが必死に頑張っている時に役に立たなかった

こんな風に自信を無くしてしまう原因はもっとあると思いますが、主にこの3種類に分類されます。またこの原因はエンジニアに限らずどの業種、どの業界にいても変わりません。ただしIT業界はロジック相手の仕事だけにミス、実力や貢献度がわかりやすい形になってしまいます。だからこそ厳しい現実が突きつけられてしまう事が多く自信をなくしてしまう人も多いです。IT業界はそんな世界。もちろん他業界でも数字という具体的なわかってしまう仕事も同じように大変なのは知っているつもりです。

ただ自信をすっかりなくしてしまうのはどうしてか?その理由を考えたことはありますか?私は自分自身が認識している自分と実際出たギャップが大きすぎる場合に自信をなくしてしまうと考えています。

 

自分自身の評価と現実とのギャップ

まず、まず知ってもらいたいのは自分自身への評価についてです。自分自身の評価というものは誰もが無意識に「必ず」やっている事です。もちろん自分自身の評価は意識的にしている人もいますが、ほとんどの場合は無意識にやっています。そのため仮に意識的に評価しても、無意識での評価とは大きく離れている場合もあります。普段から意識的に自己評価している人ほどそのギャップは縮まります。要は訓練すれば意識的に行った評価と無意識の評価の差は埋まるということです。

自信をなくす原因にミスや実力の違いをあげました。もちろんただのミスをしたり、他人との実力の違いをただ知っただけでは自信をなくしません。自信をなくしてしまう瞬間は、自分自身の評価から離れたミスや、他人の実力を見て自分の本当の実力がずっと下だった場合に陥ります。言いかえると信じたくない自分の本当の実力を知ってしまった瞬間でもあります。

 

自信喪失は自分を知る良いタイミング

本当の自分の実力は自分が考えているよりずっと下だった。残念ながらその現実はどうしてもかわりません。ただそれは自分の評価と比べて低かったわけです。実際に実力が低いという事ではありません。だから自分の評価している実力と本当の自分の実力は別モノです。

逆に考えれば自分の事をしっかり見直す良いタイミングとも言えます。客観的に自分を見ることで、自分の強みや弱み、得意なこと不得意なこと、自分が周りからどんな風に評価されているか?など多くの情報が得られます。自信を無くしてしまったその日にこれをやれというのは酷ですが、後日にやってみてください。できれば1週間以内がいいでしょう。1ヶ月以上経つと忘れてしまうので。

 

無くした自信を取り戻すために無意識にやっている事

1:自信を無くした事を忘れる(ただし出来事そのものを忘れるわけではない)

2:自己評価と実際の実力のギャップを埋めるための努力をする

3:自己評価と実際の実力のギャップが埋まった事を確認する

この3ステップを行っています。

1つ目ですが、人間は自分に都合の悪い事は忘れることができる便利な生物です。たまーに思い出して恥ずかしくなる黒歴史になるかもしれませんが、自信をなくした事はさっぱり忘れてしまいます。

2つ目と3つ目はセットです。自信を本当に取り戻すことができるのは無意識の評価と現実とのギャップを埋めたと感じた時に自信を取り戻します。これまた「無意識」に行います。ギャップを埋めるために実力向上の努力をする人もいれば、他人からの好評価を維持するための努力をする人もいます。もちろん両方行っている人もいれば、何もせず出来事すら完全に忘れてしまいギャップを埋める人もいます。

これが無意識にやっている事です。表面に現れる行動に違いはあれど、行動原理は実は一緒なのは面白い話です。

 

もう気が付いていると思いますが

今回のコラム、なんでこんな話をしたのかというと、エンジニアとしての自信が崩された出来事があったからです。今回のケースは本当の実力を知った事とホンモノの実力との違いが大き過ぎた事です。面白いぐらいに自信を無くしたのですが、そのホンモノがいる世界には多くのホンモノがいらっしゃるので、引き続き自信を無くしながらもホンモノに少しでも追いつけるように努力しています。

Comment(1)

コメント

> 自分自身の評価というものは誰もが無意識に「必ず」やっている事です。
私の知らない概念のようなので質問なのですが、無意識の評価とはいったいなんでしょう?
自己評価とは意識的に行うものだと思っているので、そもそも意識的評価と無意識的評価のギャップが生まれること自体を不思議に思います。
心理学とかでは常識的なことだったりします?

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