『天気晴朗ナレド 波高シ』の海をエンジニアとして、泳ぎ切るためのコラム

逃げるは恥だ、と思っているのは本人だけ

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仕事に追われて、齷齪(あくせく)しているエンジニアの共通点を3つ挙げるならば、

  • 責任感が強め
  • 助けを求めてしまう=自分が出来ないために迷惑をかけると思っている
  • 空気を読む達人

であると思う。そういうメンバーに限って、こちらから「誰かに、この仕事の一部を振ろうか?」と助け船を出しても、「周りのメンバーも忙しいし、私のせいで他のメンバーに迷惑をかける訳にはいきません。お気持ちだけ頂いておきます。ペコリ」と柔らな拒絶反応。こういう反応の若者が、最近増えているように思います。決して偏見を持たれると困るのですが、第一子にこのタイプが多い様な気がします。世の中、例外もありますが・・・。

第一子は、一般的に養父母の期待を受けて成長する環境になりがちで、一挙一動、養父母の目を気にしながら、なるべく期待に応えて、両親を喜ばせたい願望、いや義務感と、先達がいない為、助けを求める経験が少ないのではないかと。その点、末っ子はお兄ちゃん、お姉ちゃんの行動をつぶさに観察し、学習するため、考えるより先に行動してしまう傾向が強く、「出来なかったら助けてもらう事」も選択肢の一つとして認知しているのではないでしょうか。

第一子が劣っているとか、そういう事ではないデスヨ。ただ、助けを求める事に慣れていないだけです。(私は、第一子に恨みなんて、これっぽっちもありません。小さいころお年玉を騙し取られ事や、兄の写真の枚数に比べてと自分の写真の枚数が圧倒的に少ないのを、お前は拾われた子供だと苛められた事、諸々なイジメなんて、ちっとも気にしてませんとも。むしろ、メンタルを鍛えて頂いたと・・・感謝さえ・・・しております・・・くっ)

あ、すみません、過去のトラウマが・・・

木こりのジレンマの例え=「木こりは木を切る生産性に着眼している、他の要因(斧の刃こぼれ)のために仕事効率が低下しはじめるが、生産性の指標にきがとられて、木こりは、第三者の他の要因を解決する提案(斧の刃を研ぎ直す)を拒絶してしまうという例え話」でもあるように、突き進むだけでなく一度、立ち止まって自分の状況を確認することが大事だと思います。

だって「正しい」という漢字は『一』度、『止』まると書くではないですか。

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