成長していく後輩の姿に幸せを感じるエンジニアのひとりごと。もっと熱くなろう!

僕の勉強法

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 今回は僕や会社の仲間達のスキルアップの方法を紹介したい。

■僕の勉強方法

 できるかぎり時間を有効活用しよう!

 ということで僕達の勉強方法を紹介する。

1. 誰よりも早く出勤

 僕の会社は8時30分から仕事がスタートするが、7時30分前に会社に行き、朝1時間、勉強やITニュースのチェックなどを行うようにしている。つねにアンテナはびんびんに。

2. お昼休みにリラックス

 定期購読している雑誌などを読みながらお弁当を食べる。食べ終わった後はYahoo! ニュースなどを一通りチェックし、リラックスして、また20分くらい自分の勉強にあてる。

3. 定時後に仲間と一緒に

 仲間と一緒に毎日2~3時間の勉強。みんなと一緒だと勉強も苦ではない!

4. 自宅で集中して勉強 

 自宅で勉強するときは試験を受ける場合などであるが、自宅は何よりも誘惑が多く危険な場所である。TV、インターネット、お酒などが大敵だ。本当に取りたい資格がある場合、僕はすべて断つようにしている。その分、合格後のビールは最高!!

5. 勉強しやすい環境で

 僕は福島県に住んでいるので、夏は朝、冬は夜に勉強するのが気温的にベストだと思っている。東北の冬の朝は寒くて勉強になりません(笑)。

 ここまで紹介したが、何事も継続するのが一番よいと思っている。不思議なことに僕の後輩はさらに勉強している人間もおり、それがあるから自分もできているのは間違いない。

 なによりも……

 「一番大事なのは勉強仲間をつくることなのである」

■自己満足してはいけません

 自分の勉強した知識を仕事ですべて生かすことは難しい。得意な技術を上司がちゃんと理解して配属や仕事を決めてくれればよいが、そうでないケースが多いのではないだろうか。本当に自分がやりたい仕事ができているエンジニアはとても幸せである。また、理想の仕事ができたとしても、学んだ知識のすべてを使うことはさらに少ないのではないか、とも思う。

 また、「本当はかなり詳しいんだぜ!」と自分なりに自信を持っていても、他の人がそう思ってくれなければ理想の仕事には就けないばかりか、せっかく学んだ知識がもったいない。IT技術の進化のスピードからすると、すぐに陳腐化してしてしまうこともある。

 過去の話ではあるが、僕も自信のあるスキルがあった。しかし周りからはあまり理解してもらえていなかったような気がする(自分ではそう感じていた)。その時の自分はそれで良かった。自分のスキルが向上するだけで嬉しかったのだ。しかし次第に自分の知識を発揮できないことに苛立ちを覚えたり、自分の知識が生かすこともなく陳腐化していったりするのに耐えられなくなってきた。

 僕は、学ぼうとする気持ちと努力から得られた知識には、お金では代えられない価値があり、努力した人はそれに見合った分、報われなければならないと思っている。

 そう……

 「知識は生かさなければ意味がないのだ」

■勉強会の開催

 僕はすべての解決策が「勉強会」にあると思っている。

 過去の話ではあるが、自分で企画し、有志を集めて定時後に勉強会を開催したことがある。「勉強したい!」「技術に飢えている!」という人が集まった勉強会で、自分の知識を思う存分教えることができた。今まで抱えていたストレスが一気に吹っ飛んだし、同じ技術を語り合える仲間もできたのだ。

 それ以後、2年間「勉強会」を毎週水曜と木曜に実施した。苦労もあったが、一番学ぶことができたのは何より自分自身なのは間違いない。他のコラムニストの方も書いているが、知識は自己満足せずにアウトプットすべきだというのは本当である。教えることで自分も高まり、教えられる人のスキルアップのためにもなるのだ。

 僕は今、第一線を退いている。なぜなら代わりに教えてくれる後輩ができたからだ。一緒に学んだ仲間や後輩たちが勉強会を開催するようになったこと、これは素晴らしいことである。

 「知識は仕事や人の役に立ってこそ学んだ価値と喜びがある」

 そしてまた、その気持ちに共感しやる気のある仲間がどんどん増えていく……。

 僕はこの「勉強会」の開催からとても多くのことを得ることができた。

 みなさんもぜひ実施して欲しい。

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