@IT自分戦略研究所 編集部が、エンジニアライフのおすすめコラムをピックアップします。

SEはプログラミングができる、はずなのだが……

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 本音が語れるエンジニア参加型メディア「@IT自分戦略研究所 エンジニアライフ」。日々、ITエンジニアの「生の声」を公開している。

 ここでは、編集部がおすすめするコラムを紹介する。「プログラマ」と「SE」の区別への疑問、勉強会参加へのハードルを下げる方法と実践、特定労働者派遣の良いところについて、それぞれのコラムニストが熱く語ってくれた。

プログラマとSEの区別って本当に必要なのか

 地方で働くAhf氏による『地方からの戯言』。「プログラマ/SE」の区分、上下関係への疑問を提示する。

 世間では「プログラマが育つとSEになる」という。そうであるなら、SEはプログラマの仕事ができてしかるべきはずだ。しかし、現実を見ると、多くの場合はそうではない。なぜ、このようなことが起こるのか。

 Ahf氏は、まず「プログラマ」と「SE」の区分について指摘する。プログラマは実装を行い、SEは設計を行う。このような認識が一般的であるため、「SEはプログラマよりも偉い」という“間違った”上下意識を生み出していると、Ahf氏は指摘する。また、いまのSEがかつてプログラマだった頃に比べて、現在のプログラマが把握しなければならない領域は増えている。しかし現実には、プログラミングの努力をしないのに「SEはプログラマより偉い」と思っているSEが多い。そのため、ますます歪みは悪化してしまうのだ。

 この問題の解決手段は2つ考えられる。まず、SEが一層努力して「SEはプログラマよりもできる」存在であることを示すこと。もう1つは、プログラマとSEの優越をなくすことである。

あまり技術に自信がないわたしが「勉強会」にできること

 情熱派ギャルエンジニア 森姫氏による『恋愛感情で仕事はできるか?』。勉強会について情熱的に考えた結果が「行動」だった。

 社外の勉強会に参加するのはなかなか勇気がいる。知らない人だらけの中にポツンと1人。しかも、あまり技術に自信があるわけではない。そんな人間が勉強会に単身で乗り込むなんて、あまりにも無謀なのではないか。しかし、森姫氏は参加した。「行かなければ、自分の壁は越えられない」と森姫氏は語る。

 こんな自分が、勉強会のためにできることは何だろうか? 森姫氏は考えた。たどりついた答えは「勉強会を盛り上げるために、まずは自分の体験談を語る」というものだった。「こんな自分でも、勉強会に参加できるんだぜ☆」ということを語って、勉強会参加へのハードルを下げよう。森姫氏は、動画で経験談を語ることにしたという。

特定労働者派遣の魅力を語る

 特定労働者派遣として働くちょりぽん氏による『特定労働者派遣で働くということ』。特定労働者派遣の「良いところ」について紹介しよう。

 特定労働者派遣に対する世間の風当たりは強い。中には、「人身売買」「奴隷制度」などと酷評する人もいる。しかし、ちょりぽん氏は「わたしにとっては、悪い面よりも良い面の方が多い」と主張する。特定労働者派遣の魅力とは、一体どんなものだろうか。

 まず、「気分転換になる」ところ。案件ごとに勤務場所が変わるため、転職をしなくてもいろいろな職場に行くことができる。そして、「格上エンジニアと人脈を作れる」ところ。会社の枠を越えた人脈作りは、人生の財産になる。会社の看板を背負っているため「プロ意識」が養われるし、自分の絶対評価を知ることもできる。向上心の強いエンジニアに、特定労働者派遣はうってつけの働き方なのである。

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